* b e a u t i f u l - 7 *

2000.5.5〜2001.3.26

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2000/5/31 (Wed)
 銭湯に行った。脱衣所で体をふいているとじいさんが入ってきた。テーブルをさわって確かめてから風呂道具をおいた。人の足下を見つめている。自分の足の裏も見ている。気がついたらモップをかけていていた。木のベンチにバスタオルを敷いて座り着替えをはじめた。帰り道、今度は上着をなくした。たぶん道路にでも落としたのだろう。あのシャツはかなり気に入っていたというのに。なぜ気づかなかったのだろう。洗濯物を干しているときに気づくなんて遅すぎる。銭湯までの道をさがして歩いた。やはりない。警告は受け取ったよ。もう大丈夫、のはず。
2000/5/30 (Tue)
 招待券をもらったので映画館に行った。少し悩んで、「アメリカン・ビューティー」を観ることにした。気に入った。まさに今の自分にぴったりな内容の映画だった。ありがちで下世話な話がセンス良くまとめられており、かなり楽しめた。幕が閉じて照明が切り替わってから立ち去る。家に帰るまでが遠足なのだ。そこを勘違いしてもらっては困る。静かな余韻と解放感にひたり、いつものように立ち読みのはしごをする。そしていつものように、といきたいところだが、そうはいかなかった。
 またやられた。鍵をかけたつもりだったが、ポケットの中に鍵はなかった。あまりのショックに実家に殴り込みたくなったが、気を落ち着けてバスに乗る。歩く気力はない。今回ばかりは、ネタができたからよしとすませる気にもなれない。もう自転車を買う余裕はない。バスの中で、降ってわいた不幸に涙が出そうになる。他の人が見たらそんなことで、と笑うだろう。自分にとってはどこか遠くの国の戦争で、人が死ぬよりも重要なことだ。こんなたとえは不謹慎かもしれないが、平凡な人間の感覚とはそういうものだ。
 被害届を出しに交番に行った。防弾チョッキらしきものを来た警官がふたりいた。おっさんが自分の散漫な話から、要点を抜き出し被害届を埋めていく。割と話したがりなのだ。自分の話を聞いてくれそうな人に対しては。途中で職業欄に「アルバイト」と書くのはおかしい、ということになる。「アルバイト」というのは職業を表す言葉ではないと言うおっさん。ほかに言いようがないと言う若い人。「パートタイマー」という言葉を提案してみる自分。わけがわからなくなり、結局「アルバイト」に。
 そうしている間も呼び出しがかかったり、落とし物を女子高生が親と取りに来たりした。交番を出る。見つかるかどうかは望み薄だが、気は晴れたかもしれない。スーパーで買い物をした。最近本当に暑くなってきた。明日は自転車屋に行こう。うまく借りられるといいが。
2000/5/29 (Mon)
 ふと思った。「他人から見た自分」というのは声のようなものかもしれない。自分がどんな声なのかを知ることはできない。自分が聞いている声と他人が聞いている声は違う。テープにとって聞けば少しはわかるかもしれないが、それすら録音のしかたによっては違うものになってしまう。歌はあまりうまくなく、カラオケでは音をはずさなくてすむような曲を選んでいた。自分の声はどのように聞こえているのだろうか。音痴だとはあまり思っていないが、まわりの声はそう言っている。音痴を開き直れるほどの度胸はない。
2000/5/28 (Sun)
 誕生日。その言葉には甘くせつない響きがある。こんなたわけたことを書いてしまうのは、自分が「誕生日」というものに対して過大な幻想を持っているから。というわけで長々と報われない誕生日の記憶を書くつもりだった。しかし今さらそんなことを書いて哀れみを請うのもどうかと思うし、自分でもうざったくなるのでやめた。とりあえずこれだけ書いておく。明日は誕生日。この意味をくみ取ってほしい(政治家風)。
2000/5/27 (Sat)
 どうも最近メールサーバーの調子が悪いのかメールがかなり遅れて送られてきたり、同じメールが送られてくる。無料アドレスで、しかも転送しているからしょうがないのかもしれないが、なんとかならんもんかな。違うメールとくっついていたものもあったぞ。
 さっき日記をアップしようとしたら「もうスペースがありません」というメッセージが英語で出てきた。なぜだ。まだ十分余裕があるはず。勘弁してくれ。もう「そんなことはどうでもいい ただもう一度会いたいんだ♪」って感じだ。ほんとにどうしてるんだろうなあ。やっぱりいいよ。というわけで昨日B'zの「May」を買った。今リピートしている。

(補足)
 しょうがないので読み返してみたら、日付がずれていることに気づいた。修正してアップすると今度はうまくいった。まったくよくできてるもんだ。これを気づかせたかったのね。
2000/5/26 (Fri)
 ひさしぶりに寝ずに朝を迎えてしまったので、銭湯に行くことにした。その前に銀行のATMで残高を調べてみる。早速おろして家賃その他を払う。郵便局で「水道料金は通帳からも引き落としできますよ」と言われて、残高がないんで、と答えてしまったのははずかしかった。
 昼過ぎにNTTに電話した。この前の料金明細の衝撃が大きすぎたので、詳しいことが知りたかった。結局出向いて通話明細を見せてもらえることになった。一般の窓口とは別の建物になっていて、関係ない事務所のようなところだった。中に入るとしきりが高い。当然か。見えちゃ困るんだし。書類に記入して免許証のコピーを取られた。待っていて眠くなる。
 先に来月請求分ができたらしい。見ると予想の範囲内で前よりかなりまし。助かった。それにしても接続回数が多い。細切れの接続時間がもったいない。気をつけないと。そうこうしているうちに問題の今月請求分が来た。枚数が倍だ。おばさんにつなぎすぎと言われた。いくら度重なるサイトの引っ越しなどがあったとはいえ、1日でこの回数はしゃれにならない。麻痺してたんだろうな。お礼を言い、紙はもらって帰った。今きゅうりをばりぼりいわせながら書いている。このきゅうりはうまい。本当に回数を減らさないと。つなぐなら一気にすませる。
2000/5/25 (Thu)
 今日明日と連休だ。うれしい。しかし連休だと気がゆるんで、ついむだなことをしがちだ。今日はまさにそんな日だった。ふと思い立ってトップページをリニューアルすることにした。いろいろいじくってイメージが固まり、タグを組みはじめた。だがどうもしっくりこない。せっかくなのでスタイルシートを導入することにした。いろいろ問題もあるがそろそろいいだろう。ほぼ満足のいく仕上がりとなったので、調子に乗ってダイナミックHTMLとJavaScriptの合わせ技に挑戦してみた。これも悪戦苦闘の結果なんとか思い通りの効果が得られた。IE5の方は完璧なのでネスケ(CommunicatorではなくNavigatorの方。バージョン4.04)で確認してみることにした。表示してみるとレイアウトの崩れはない。だがなぜかかなりしょぼい。しかもスクリプトエラーが出る。いくらブラウザ間で見え方が違うといっても、この差はなんとかしてほしいものだ。まあネスケも最新バージョンならもっとましになっているのかもしれないが。といってもネスケが嫌いなわけではない。ただ朝の光を浴びて自分は一体何を、といつものように少し悲しくなっただけだ。
2000/5/24 (Wed)
 最近るるぶの「函館道南」編が売れている。小中学生やその親が買っていくのをよく見かける。修学旅行の下調べにでも使うのだろうか。しかし中学の修学旅行は東京2泊→日光だったはず(自分のときは校長が東京→日光→会津に変えた)。函館に行くのは小学生のときだ。洞爺湖から南下していくのである。小・中と自由行動なんてほとんどなかったような気がする。まあ勝手に修学旅行に使うと思っているだけだが。
 そういえば以前、函館の人は逆に青森市に来ると聞いたことがある。当時は青森に行くくらいだったら函館の方が絶対いいと思っていた。今は青森もまた良しといえるが、なにせ県民のくせにねぶたも見たことがないのでよくわからない。まあ自分の場合は住んでいる町さえろくにわかっていないのだが。
2000/5/23 (Tue)
 ひさしぶりに夢を見た。いつものように変で、妙にリアルだった。至るところに過去への愛着と現在の不安が映し出されていた。展開は相変わらず意味不明だった。
 途中3回ぐらい目が覚めて時計を見た気がする。1回目はいつもの時間。2回目はかなり時間が巻き戻っていたので、さっきのは夢だと思うことにした。3回目は驚くほど時間がたっていた。とすると2回目が夢だったのか? 体がだるい。ここも掃除して空気を入れ換えよう。
2000/5/22 (Mon)
 緑が目にしみる。メールを毎日チェックしないと落ち着かなくて、旅先にもノートパソコンやその他の情報端末を持ち込む人がよくいる。一方でネットから手を引いてサイトを閉鎖する人もいる。どちらの気持ちもよくわかる。流されっぱなしで折り合いがつかなくなっている。同じところをぐるぐる回っている気がするよ。
2000/5/21 (Sun)
 おっさんが昨日発売の「Friday」に、小渕元総理の病床の写真が載っていると言う。テレビでやっていたらしい。さがしてみると売り切れていた。おっさんは「じゃあしょうがないな」と言って「Focus」を買った。同じことを考えた人がたぶん他にもたくさんいたんだろう。そんなに見たいのか。
 たまたま休憩室にあったので、ためしに読んでみた。管が痛々しい写真が載っていた。青木官房長官の発言が嘘であることを証明するためにあえてのせたようだ。あの発言が嘘であるどころか、実際は面会さえもしておらず、本当の病状を知らないためにあんなことが言えたのだという。もういいかげんどうでもよくなっているのだが、だからこそやりたい放題なのかもしれない。新政権の支持理由も「なんとなく」が多いそうだし、メディアに左右されがちな自分たちとしては、これからますます情報の選別能力が問われてくる。偏った情報と偏見で身動きがとれなくなってしまうよ。もうどっぷりつかっている気もするが。
2000/5/20 (Sat)
 DDIと契約してかれこれ2年以上同じPHSを使っている。当時住んでいた大学の寮には公衆電話しかなく、電話回線を引くことができなかった。用がなければ電話をかけることはないが、データ通信をするために必要だった。寮ではDDIが一番感度がよかった。パンフレットや代理店で検討した結果、京セラの銀色のフリップタイプのものを買った。一緒にデスクトップ用のアダプタも買った。
 去年の夏にINSネット64 ライトを導入しISDNにしてからは、ほとんど使っていないが解約する気はない。携帯に乗り換える気もない。今の機種で十分だ。H"(エッジ)に替える可能性はあるが。
 DDIポケットから送られてくるリーフレットを読むと、生き残りに必死だということが伝わってくる。去年の今頃、大リニューアルしていろいろ新しいサービスや企画をはじめたときは特にそう思った。その頃はPHSがかつての勢いを失い、携帯電話に押されてすっかり影が薄くなっていた。今回また新しいリーフレットに変わり、ネット過渡期をにらんだものになっていた。これからもひそかに期待している。
2000/5/19 (Fri)
 最近フリーソフトで毎日バイオリズムを見ている。ほんの確認程度だが、見ていて感情リズムの影響が大きいことがわかった。他の身体リズムや知性リズムなどは、上がっても下がってもそれほど変わらない気がする。しかし感情リズムの場合、高調期のときは気分がいいし低調期にはよく落ち込むのだ。今は低調期のまっただ中で明日がピークとなっている。明日はちょうど休みだ。助かった。大げさだがそう思ってしまう。まあ単に自分に自信がないだけかもしれない。バイオリズムについてはいろいろ誤解していることもあるだろうから、一度国際バイオリズム協会のサイトでものぞいて確かめてみようか。
2000/5/18 (Thu)
 いろいろあって日記をCGIを使わないものにした。新しいファイルをつくってリンクの変更をしたのだが、どうもうまくいかない。どうしても not found となってしまう。ローカルでリンクチェックをしていないことにふと気づいて試してみた。ファイルが見つからないという。おかしい。そんなはずはない。ソースを見つめていると、あることに思い当たった。辞書を引いてみる。やっぱり。なんのことはない、単純なスペルミスだった。diary が dairy になっていたのだ。たったそれだけのことに気づかなかった自分がはずかしい。やはりあせりと油断は禁物だ。ちなみに dairy だと「酪農所」となる。
2000/5/17 (Wed)
 いわゆる「ボーイズラブ」というジャンルがある。これを買っていく女の人は、気のせいか独特のオーラを発しているような気がする。もちろんやせている人や小柄な人もいるのだが、太っている人や大柄な人が多いような気がする。男の常としてこういうものは受けつけないが、このジャンルの肝はシチュエーションや、からみなのだろうか。登場人物はやっぱり、いたいけな少年やかっこいい青年でないとだめなのだろうか。ある種の精神性(純粋さとか)を求めている人もいるかもしれない。
 野郎の場合は、美少女ものや陵辱ものがある。バイト先ではエニックスのノベライズやジャンプJブックスなどと一緒におかれているので、教育上よろしくないんじゃないかと思ったりもする。こちらは買いに来る人のほとんどが予想通りだ。自分としてはこちらのジャンルも受けつけない。美少女ものは「守ってあげたくなるかわいさ」、陵辱ものは「肉欲」を前面に押し出したデザイン(全体的に血をイメージさせる)となっている気がする。やっぱり肝はシチュエーションとからみなんだろう。うまい具合に? 「お約束」も炸裂しているに違いない。
 長々と書いてきたが、要は「それっておもしろいの?」ということが言いたかっただけであり、他に特に言いたいことはない。自分がいいと思っているものに、「それのどこがいいの?」と言われると嫌な気持ちにもなるだろうが、あまり気にしないでほしい。
2000/5/16 (Tue)
 最近思うのは結局自分が求めているのは変化ではなく、安定なのかもしれなくて。いったんリズムができるとそのままずるずるといってしまう。それを安定と呼ぶかどうかはわからないが、行動や発想が限定されたり、変化をいとうようになるのは悲しいこと。怠惰な生活。いいかげん行動をともなわせないと。夢見てるだけで終わってしまう。先は長くても、今やらなければ間に合わないこともある。何もわからないけれど。
2000/5/15 (Mon)
 メールマガジンを申し込むと、たいてい配信先から新着情報のメールマガジンも自動的に送られてくる。これがまたうざったい。見ないで捨てるのもあれなので、一応ざっと目は通している。まあまぐまぐは許そう。ウィークリーまぐまぐのコラムにはいつも笑わせてもらっている。しかしmelma! はいただけない。melma! flyerの誌名の羅列を見ていると、よくもまあこんなに発信したい人がいるもんだとうんざりしてくる。いちいちチェックしている人はいるのだろうか。そうはいってもついつい申し込んでしまうもので、今自分が読んでいるメールマガジンの数は全部ひっくるめると50を超えていそうだ。ちなみにその8〜9割はまぐまぐ経由だったりする。
2000/5/14 (Sun)
 突然だが、ホームページでMIDIを流すのは嫌いだ。やるつもりはないし、やってほしくない。別にMIDI自体は嫌いではない。しかし他のサイトに行って妙に読み込みに時間がかかると、ああMIDI読み込んでいるのかとうんざりしてしまう。

 というわけで、ささやかな提案。
 ・なるべくトップページでは鳴らさない
 ・訪問者がon,offを選べるようにする
 ・もちろんサイズは小さいものを
 ・できればデザインにも気を配ってほしい

 決めるのはその人の勝手だし、自分がえらそうにとやかく言うことではないのだが。けんかを売るつもりはない。まあ許せるところとそうでないところがあるということで。何もあなたの全人格を否定するつもりはありません。
2000/5/13 (Sat)
 NTTの請求書が来た。なんだこの金額は。いつもの倍だ。ちょっとこの金額はしゃれにならん。金が足りん。ああついにクレジットカードの封印をとくときが来てしまったか。今までなんとか持たせてきたというのに。
 東京や大阪だけでなく、早くこの北のはての地方都市にも料金定額サービスを導入してくれ。いろいろな人が述べているが、通話料・通信料が基本料金・プロバイダ料金込みで、1万円以内ですむようになればもっと発展する。今の迷走ぎみの状態とは比べものにならなくなるだろう。話題のe-ビジネス(そろそろ違う名前考えようよ)だって進めやすくなる。シェアウェアやシェアサイトも課金がやりやすくなるはず。雑誌の料金節約チップスにお世話になるほどライトユーザー(ここでは「あまり長時間使わない人」の意)ではなく、かといって専用線引く余裕なんてさらさらない人たちは大歓迎だ。昼でも夜でも接続時間を気にすることもなく、仕事もはかどるかもしれない。
というわけでいろいろ難しいこともおありでしょうが、早いうちにお願いしますよ。電話料金が最後の壁ですから。
2000/5/12 (Fri)
 米を炊こうと炊飯器のふたを開けたら、ごはんが入っていた。そういえば昨日時間がなくて明日食べようと......。待てよ。昨日はそうめんをゆでたはずだ。ということはおとといのやつか。不覚。まだ十分食えそうだったので、おかゆにする。早く風邪を鎮めないと。このままでは頭の働きが鈍すぎる。
2000/5/11 (Thu)
 今までなんとか持ちこたえてきたが、このところせきがひどくなった。頭もかなり痛い。鼻も詰まっている。ティッシュで鼻をかむにもいにしえのテクニックを使うようになってしまった。いにしえのテクニックとは、中学のときなどによくやっていた、せこくて少し情けないティッシュの使い方だ。日本ではティッシュは普通2枚重ねになっている。それを1枚1枚離して10組入りのポケットティッシュを倍使おうというわけだ。何回も鼻をかんでいるとすぐになくなる。以前大学の先輩に、おまえって人のティッシュだと遠慮なく使うのな、と言われたことがある。それは誤解だ。人のティッシュだからではなく、箱ティッシュだからだ。箱ティッシュには遠慮は無用だ。まあでも一番の問題はすぐに寝ないことか。
2000/5/10 (Wed)
 昨日は初夏の陽気で少しだけ夏が感じられた。このまま続いてほしかったがあいにく今日は曇り空だ。昨日の空気を味わっていると、去年の今頃汗水垂らして働いていたことを思い出した。あの頃のことは強烈に覚えている。今さら思い出してもしょうがないが、思い出さずにはいられない。今日は新しいバイトの人が来る。さてどうなることやら。
2000/5/8 (Mon)
 幸運量保存の法則というものが自分の中にある。簡単に説明すると、人が一生のうちに使える幸運の量は限られている。だからいいことが続けばバランスを取って悪いことが起こるし、悪いことが続けばそのうちいいことがあるというものだ。
 ことわざにも苦あれば楽あり、楽あれば苦ありという。要するにそうでも思わなければやってられないのである。仏教では「苦界」という言葉もある。この世の苦しみの大きさを海にたとえた「苦海」から出た言葉らしい。いつまでも悩みはつきない。悩んでみても始まらないこともまた事実。
 結局 No pains, no gains.(苦しみなくては得るものなし→まかぬ種は生えぬ)なのか。
2000/5/7 (Sun)
 パソコンを立ち上げていないと、時間はこんなにもゆっくり流れるのかと思い驚く。しかし今の自分にとってMacはなくてはならないものだ。ふと人間関係の難しさに思いをはせてみた。
 もともと人づきあいは得意ではないが、嫌いではまったくないし、孤独を気取るつもりもない。しかしそれが、あらかじめ自分を拒絶するようなオーラを放っている人なら話は別だ。押しに弱く、劣等感が強いたちなので腰が引けてしまう。前の職場での失敗に懲りて、もともとおとなしいのにも関わらず、さらにおとなしくしていたため状況は悪化の一途をたどる。ろくに仕事もできずふがいない自分に業を煮やし、いないものとして扱いはじめる。それに気づいた自分はさらに腰が引ける。話すことがないとしゃべらないので、他の人とも特につきあいはない。まさに悪循環。堂々めぐり。原因が自分にあるのがいかんともしがたいところだ。しかも解決を放棄している。割り切っていても、こう毎日続くと疲れる。向こうはもっと疲れているだろう。「同じ轍を踏まないためにも、店長には(新しいバイトを)しっかり選んでもらわなくては」その通りだ。願わくは親しみやすい人であってほしい。
2000/5/6 (Sat)
 頭が痛い。手を当ててみると昨日ほど熱くはない。少しは下がったかもしれない。体温計なんてものはない。薬もない。買う気もない。あるのは近くのコンビニで買った「エスエスブロンのど飴 ニッキ」だけだ。金もないので安静にしておさまるのを待とう。あと10日は休みなしなのだし。頼む。悪化しないでくれ。
2000/5/5 (Fri)
 最近風邪ぎみで体が非常にだるい。昨日まで降り続いた雨であたりが暗く寒く、なおさら気分が重い。しまったはずのストーブを出してしまった。午後からやっと晴れてきたが、連日の雨で桜も散りかけている。桜には「はかない」という言葉がよく似合う。どことなく人の一生を思わせるところもある。よく桜の樹の下には死体が埋まっているという。実際にはそんなわけはないが、だからあれほど美しく咲き誇るのだといわれれば、なるほどという気もする。この雌伏の期間にいろいろ吸収しておきたい。やがて花開くときのために。

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