* b e a u t i f u l - 7 *

2000.5.5〜2001.3.26

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2000/9/30 (Sat)
 携帯情報端末を冷やかしたあと、昨日裾上げしてもらったやつを受け取りに行った。途中で靴も見つかった。それでひとまず良しとして、本屋で立ち読みした。最近歩きづめでランナーズハイならぬウォーカーズハイという感じだ。体が高揚していてどこまでも歩いていけそうな気がする。それでもそのうち自転車を手に入れなくては。帰りは銭湯を見つけにかかった。なにしろ1週間近く風呂に入っていない。垢もたまり放題だ。目当ての銭湯へと地図を頼りにしながら場所を特定していく。途中何度も迷いながらやっと見つけた。いったん部屋に戻って出直した。自分の部屋からはごく単純な道筋で行くことができた。わかってみれば簡単なものだ。
2000/9/29 (Fri)
 押し入れの掃除をした。ゴキブリを見たことがないのでよくわからないが、卵がたくさんあるらしい。夏が過ぎていてよかったようだ。ほうきで念入りに掃いてから、化学ぞうきんでひたすら拭いてまわった。殺虫スプレーをかけて完了とする。これで防虫・防カビシートを敷けばたぶん大丈夫だろう。
 基本的に服は必要に迫られたときしか買わないので、手持ちのものはかなり年季が入っている。今までジーンズとジャージで過ごしてきたので、何かあるとすぐスーツということになってしまう。それではかなりきびしくなってきたので中間の服を上下1着ずつ買いに行った。8年近く愛用した革靴も引っ越し前に捨ててきたので新しいものが必要だ。そういえば、蛇口につける浄水器のようなものも買わなくては。水はそのまま飲まない方がいいというし、このままではうがいすらできない。気休め程度にも安心は必要だ。
2000/9/28 (Thu)
 午後から必要なものを買い足し手続きを済ませつつ、付近を歩き回って道を覚えることにした。途中コンビニで自分が住んでいる区の地図を買った。これが役立った。今まで後輩の家族に何度説明されてもいまいちぴんとこなかったことがようやくわかった気がする。こんなことなら素直に最初から買っておくべきだった。歩きづめでさすがに疲れた。やはり自転車がほしい。
 夕方に去年からネット上でいろいろお世話になっている人に会った。その人の友人があるベンチャー企業の取締役をやっているので、紹介してもらう予定だったのだ。しかし先方の都合がつかなくなったので延期になった。そのことをメールを送ってくれたのだが、ちょうどエラーでメールチェックができなかった。せっかくなのでその人と食事がてら話をした。実際に会うのは初めてだが、特に違和感を感じることもなく和やかに話は進んだ。途中でH"が鳴った。後輩の母親が心配して電話をかけてきたらしい。必死でチャットや出会い系ではなく、相手は身元もしっかりしていることを強調するがあまり効果は上がらず。まあ当然といえば当然の反応ではある。昨日上京したばかりの世間知らずの若者が、ネットで知り合ったという人に仕事を紹介してもらうとなれば、うさんくさく思うのも無理はない。
2000/9/
 14日から27日までの日記は気づかずに削除してしまいました。「激動の日々」を「空白の日々」にしてしまい、脱力感に打ちのめされております。
2000/9/13 (Wed)
 また寝るのが遅くなってしまった。ひさしぶりに掛け布団をかけたら遅くまで眠ってしまい、起きたときにはバイトの時間が近くなっていた。しょうがないのでメールをチェックして、引っ越し屋にパックの申込と業者に明け渡し日の相談の電話だけした。バイト先に行くと、作りかけのシフト表がカウンターに置いてあった。どうやら自分は21日の(正確には22日だが)棚卸しが最後らしい。よし。ちょうどその辺で考えていたところだった。その後は先のことばかり考えてしまい、興奮してたまらなくなった。それとはまったく関係ないが、ゲームは旅に似ていると思った。どちらも攻略本とセットになっている点において。
2000/9/12 (Tue)
 頭が働かない。やはり眠いときはちゃんと寝なきゃだめだな。いつもそう思うが結局起きている。しかし最近乱れている食生活だけは立て直そう。尿に甘酸っぱいにおいがするようになったのだ。物の本によると、薬を飲んだわけでもないのにそんなにおいがするときは、糖尿病の疑いがあるらしい。それはまずい。うちは父親が糖尿病だ。昨日も母親が食事制限にしたがわないとこぼすのを聞いて、糖尿病は「ぜいたく病」だからと返したばかりだ。若くしてかかるのは、いや一生糖尿は避けたい。ガンなどとは違ってそれほど深刻なものではないが、一生治らないだけに哀愁を誘う。とりあえず夜たまに物を食い過ぎるところと、しょっちゅう黒糖飴をなめるのをやめることからはじめよう。
2000/9/11 (Mon)
 実家に本の整理をしに行った。小屋から運び出した段ボール箱をひとつひとつ開けてみる。見事に湿っていた。こりゃあだめだ。目的の1冊を取りだし軽く整理して、あとは予定どおりブックオフに送りつけることにした。大部分は値段が付かないだろうが捨てるよりはましだ。本当はいけないが今回はしょうがない。一段落して遅い昼食をとる。寝ていないので非常に眠い。父親が今夜は泊まってゆっくり休んでいけと言う。それはできない。また今度だ。合間を縫って母親にアパートの契約書にサインしてもらった。父親はしきりに今日が最後ではないことを確認し、盆や正月には帰ってこいと言う。新しい住所と電話番号を伝えるのは次回にするつもりだったが、母親に求められたので一応メモしておいた。次また来るんだからそのときでいいだろと父親が言う。だから言ったのに。運送屋が来て段ボールを持っていった。買い取り専用の着払いの伝票を渡す。戻ってから買い取り依頼書を入れ忘れたことに気づいた。やっぱりつめが甘い。
 用が済んだので帰ることにした。母親が金をくれた。父親が問い、せっかくなので無心することにした。実は資金が足りなかったのだ。今から下ろしにいくから先に行ってくれと言う。ありがたい。もう喜んで次回泊まっていくよ。現金で申し訳ないが非常に助かった。来たかいがあった。帰りに立ち読みをしてジャージを買った。ファッションにはあまり興味がなく、特に行くこともなかったおしゃれビルにヴィレッジ・ヴァンガードができるらしい。そりゃあびっくりだ。できればここをたつ前にのぞいてみたいが、間に合わないだろうな。それにしても外はすごい雨だ。傘が役に立たない。
2000/9/9 (Sat)
 予報どおり雨が降っている。これからさらに強くなりそうだ。最近考え事にふけることが多い。ひとつひとつ答えを当てはめていくとひどく安心できるような気がする。ただでさえ状況が錯綜している中で見極めなければならない。早く引っ越しを終わらせたい。それにしてもまさか今月になって実家でスイカを食うとは思わなかった。もらい物のばかでかい縞なしのスイカだった。甘くてうまかったが誰もめんどくさがって食べようとはしない。残りはどうなるのだろう。今日は重陽か。
2000/9/8 (Fri)
 今日は昼から実家に行く予定だったが、夜にずれ込んでしまった。寝る前にふと思い立ち、大学時代の先輩に電話をかけてみた。家族を起こさないように外に出て話す。夜中ということもあるのだろうが、その人の言葉には疲れがにじんでいて弱々しかった。東京行きの報告をしつつ、近況を聞く。今は試験の結果待ちということだが、あまりうまくいっていないようだった。自分が最近考えたことを思いつくままに話していく形になった。早くいい結果が帰ってきてほしいと思う。自分の話で勇気づけられたというその人の言葉は重苦しい。軽々しく励ますことはできないと思いながら、ありきたりな励ましの言葉で締めた。自分には受け止めるだけの力はなく、わかったふりもしたくなかった。しかし誰かの存在をまるごと受け止められると思う方が傲慢なのかもしれない。
2000/9/7 (Thu)
 早く手続き関係を済ませたくていろいろと動き回った。気がつけばサイトを開設してから一年がたっている。当時はあまり利用することのなかったネットも、今ではすっかりそちらの方に生活がシフトしてしまっている。長らく日記しか更新していないような状態だが、落ち着いたらそのうち、とは言わないようにしている。
2000/9/6 (Wed)
 戻ってきた。やはり高速バスでは眠れずやたらに眠い。こちらでも雨がぱらついている。本降りにならなければいいが。いったん部屋に戻って荷物をおき、実家に向かう。用を済ませたあと、銭湯に行った。今の時期に出ることにしてよかったと思いますよ、という後輩の父親の言葉を思い出す。若者が東京に出てきてなんとかなるのは25歳までということらしい。昔から上京を考えていた自分にしてみれば、この決断は遅すぎた気もするが状況が整うにはそれだけの時間が必要だったのかもしれない。考えようによっては、地元に戻ってからの軋轢は早めに決断させるためのサインだったともとれる。これからのことを考えると、都合のいいことばかり頭に浮かんでしまう。不安でしかたがないのだろう。
2000/9/5 (Tue)
 今日はひたすら雨が降っていた。後輩につきあってもらっていろいろ用事を済ませた。みどりの窓口で帰りのバスの座席指定を受け、銀行で口座をつくった。昼飯に立ち寄ったラーメン屋は、確かに値段も手頃で量もそこそこ、けっこううまい。いったん家に戻り、荷物をおいて休憩した。せっかく持ってきたPowerbook一式も、ただ持ってきただけに終わりそうだ。関連機器を買おうと思ったがむだになりそうなのでやめた。新宿に向かうバスに乗った。バスは料金固定で前払い方式ということなので楽だ。途中で眠くなりうとうとしていた。後輩が後ろの常識知らずな高校生に怒鳴る。エルタワーの職安は広い。検索用の端末がたくさんあった。比べる方がまちがっているが、地元とは大違いだ。三省堂で後輩と別れる。地図を買おうと思ったが、あまり意味がないような気がしてやめた。住んでいればそのうち覚えるだろう。ごちゃごちゃ考えずに実際に暮らしてみる。まずはそれからか。
2000/9/4 (Mon)
 まだ朝の6時前、高速バスが池袋三越裏に着いた。バスの中ではちっとも眠れなかったのでやたらに眠い。こんな時間についてもすることがない。とりあえず新宿に向かった。まだ6時だっていうのに、なんでこんなにホームに人がいるんだ。つい田舎者な感想を持ってしまった。しかしすることがないぞ。本でも読むか? 人の流れを見ていてもむなしいものがある。21世紀まであと119日か。

 上の文章は新宿駅西口で、暇に飽かしてメモ帳に書いたものだ。このあと地下鉄で中野へ移動して、7時頃電話をかけた。彼は昨日親戚の家から帰ってきたばかりで相当疲れているらしい。昨日おとといは非常に暑かったそうだが、今日はかなり涼しい。10時頃彼の母親に付き添われて知り合いの業者から部屋探しをはじめた。地元でもマイペースで有名だった自分は、東京のテンポについていけていないところが多々あり心配されることしきり。まわりの人間をいらいらさせながらも、なんとか格安の物件を引き当て押さえてもらう。実は最低限の資金しか用意していなかった自分もほっと一息。相変わらずの詰めの甘さを恥じる。夜は神楽坂にある後輩の兄の部屋に泊まった。彼の説明でやっと位置関係がつかめた気がする。
2000/9/3 (Sun)
 話し合いはスムースにいった。時間を浪費しまくった2400とのデータ交換トラブルもようやく解決した。2400をハードディスクとして認識させ、ひたすら移動と整理を繰り返した。何が悪かったのかわからないが、ギリギリで解決できたのでよし。しかしいつもギリギリだな。バッグに2400を詰めて、そろそろ行く時間だ。
2000/9/2 (Sat)
 新しいzipのドライバのインストーラを圧縮・分割してフロッピーで移動させてインストールしてみた。新しいSCSIケーブルも買った。しかしどうもうまくいかない。1回だけ認識されたが、今度はメディアが認識されなかった。今日は告白の日だ。店長に今月でやめることを伝え、あとのことを話し合っておく。うまくいけばいいが。
2000/9/1 (Fri)
 予定を立ててもその通りに進むことはまずない。今日も実家に本の整理に行く予定だった。しかしPowerbook2400cをいじっていたらそれどころではなくなってしまった。CD-ROMドライブがないのは痛い。zipを使おうにもピン数が違う。パソコンショップの店員に聞いて、SCSI変換アダプタなるものを買ってきた。zipに付属していたケーブルを使ったのにちっとも認識してくれない。なぜだ。ドライバが悪いのか。それともケーブルの問題か。

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