* b e a u t i f u l - 7 *

2000.5.5〜2001.3.26

diary index
←previous Next→

2000/10/31(Tue)
 編集プロダクションのようなところでアルバイトからはじめることになった。ありがたい。せっかくのチャンス、しっかり食いついて有効に生かさなければ。最近やけになっていたとはいえ、どぶに捨てるほどまだ人生投げていない。今まで最低限の常識的なこともできない人が何人も来てやめていったという話をされた。そのときは驚いたが考えてみれば、自分も同じようなミスをする可能性が十分にある。気をつけないと。夜に後輩の母親から電話があった。昨日の今日だ。自分としてはもう少したってからと思っていたのだが、それは違うらしい。これからはそういうところも考慮に入れないとなあ。
 我慢中だったCDを買った。B'zの「RING」に、スガシカオの「AFFAIR」とニューアルバム「4FLUSHER」だ。アルバムに収録されているのにわざわざシングルも一緒に買ったからなのか、店の親父さんにスガシカオが好きならポスターあげるよと言われた。もちろんありがたく頂いた。そのポスターを部屋に貼り、配置換えをした。四畳半にしてはかなり広くなったと思う。
2000/10/30(Mon)
 地元の銀行口座の残金が増えていた。ネットで明細を確認すると先月のバイト料だった。そうか。すっかり忘れていた。これで買い取り代金の振り込みまでもたせられる。助かった。せっかくなので金の流れを整理して大まかな見通しを立てた。ついでにまだあと一日あるが今月の支出合計を出してみた。最初の月だからしょうがないが、使いすぎだ。食費が2倍になってしまったのも痛い。まあ来月からだな。
 電車の中、すぐ近くで着信音が鳴っていた。誰も出ないと思っていたら自分だった。どうもこっちに来たときにお世話になった後輩の実家かららしい。うーんどうもかけづらくて電話してなかったんだよなあ。駅に着いてからかけ直してみると、やはりというかなんというか申し訳ない気持ちでいっぱいになった。これでは出来の悪い息子状態だ。正直に事情を話すと、派遣会社を勧められ担当者を紹介されてしまった。今まで避けてきたがやはりそうするしかないんだろうか。部屋に戻ってメールチェックすると天の助けともいえるメールが来ていた。
2000/10/29(Sun)
 北国育ちで寒さには慣れているはずだが、最近かなり寒くなってきた。来月に入ったらすぐにでもストーブを出しそうな勢いだ。昼頃父親から電話があってびっくりした。今はまだ本当のことは言えないのでごまかしておいたが気が重い。自然に言葉少なになってしまった。郵便局に金を振り込んでおいたとのこと。助かった。素直には喜べないがありがたく使わせてもらうことにする。
 というわけで夕方早速下ろしに行った。帰りにいつもどおり立ち読みしたのだが、たまたま手に取った本に蒙がひらかれた思いがした。今の自分にちょうどぴったりの内容だった。目当ての雑誌を買って外に出、今までの失敗に思いをめぐらせ納得した。袋にはチラシが入っていた。捨てる前に目を通すと、裏が契約社員とバイトの募集になっていた。一瞬かなり引かれるものがあったが踏みとどまった。ここに来る前も本屋でバイトしていたのだ。ここでまた本屋で働いてしまったら来た意味がない。それでも一応チラシは取ってある。

 また「なるには適職占い」をやってみた。結果は自分の志向がかなり反映されていた。今度も極端だ。結局は自分次第なのだが。

性格:かなりクールな芸術家タイプ
恋愛&結婚:異性というより人間として愛するタイプ
お仕事:組織、企業にはまったく向かない芸術家タイプ
特にむいている職種:作家、画家、彫刻家、作詞家、作曲家、翻訳家、応用研究者、学者、伝統工芸や芸能関係、音楽関係、フラワーアレンジメント、シェフ、料理研究家、コンピュータのソフト開発など
完全な攻めのタイプ。守るものが少ないので攻められても強いタイプです。

1.性格
『かなりクールな芸術家タイプ』
 自分の主義、主張をしっかりもったクールなタイプ。考え方はポジティヴでいつもクリエイティヴですが、白黒決着を付けないと気が済まないので、結果として周囲に対する配慮が欠ける傾向があります。自分の好みがはっきりとしていて、その分野の仕事なら絶対の自信をもっています。言いたいこともはっきり言うので、周囲はあなたを認めざるを得ません。そのため、組織のなかでは同僚や部下、後輩からは孤立する傾向があります。人間関係ではどうしても自分の好みと論理優先になりがちで、それが通る環境では大成功をおさめますが、人情がからむ世界ではあなたの個性が活かせません。はっきりいって、会社勤めにはまったく向きません。日本人、特に女性にはたいへん少ないタイプで、たとえばピアニストなど、幼い頃から自分の進む道を決めている人が多いようです。社会に出るとわりと目立つタイプですが、周囲から何と言われようともあなたは気にもしないでしょう。孤立を恐れませんが、いつもがんばり過ぎる傾向がありますから、時には親や親しい友人に弱音を吐いてもいいんですよ。(以下略)
2000/10/28(Sat)
 たまたまsalidaなるにはネットというところで、「なるには適職占い」なるものを見つけたのでやってみた。結果は以下の通りだ。

性格:あきらめムードいっぱいタイプ
恋愛&結婚:どんな人間かよくわからないので恋にも出会えないタイプ
お仕事:どんな仕事でも中途半端で終わるタイプ
特にむいている職種:フリーターの仕事
守りでも攻めでもないタイプ。つかみどころがありません。

1.性格
『あきらめムードいっぱいタイプ』
 あなたのテンション(緊張度)はかなり低い状態です。おそらく、これは本当のあなたではないでしょう。きっと、失恋中か仕事上のトラブル、あるいは非常にイヤなことがあったばかりではありませんか? そうならば、1週間以上時間をおいて、もう一度このチェックをしてみてください。きっと別の診断結果が得られるはずです。もし、そうでなければ、あなたはあきらめムードでいっぱいですね。社会的な常識や道徳はそこそこもっていますが、周囲の人には無関心で、物事に論理性は少なく、創造力も慎重さもありません。このままでは時給で働くフリーターくらいしか、仕事もないでしょう。もう一度、自分を見つめ直してください。現在、投げやりになっているとしたら、回復するまでゆっくり休んでみましょう。思い切って旅に出るのもいいでしょう。これからの長い人生のなかの1ヵ月や2ヵ月、ゆっくり休んでみたってバチは当たりません。心とカラダをしっかり休めて、もう一度社会に復帰してください。 (以下略)

少々むかついたが、ある意味今までのどんな占いよりも当たっているかもしれない。
2000/10/27(Fri)
 帰りに定食屋に寄った。腹はいっぱいになった。刹那主義的な衝動が駆けめぐったが、身をまかせてもむなしくなるのでやめた。誰かに電話しようと思った。涙が出そうなのでやめた。思いつめることだけは一人前で、えり好みが激しすぎる。本でも読んで落ち着こう。そういえば最近楽しみのために本を読んでいない。立ち読みはいつもしているが。なんだかんだ言ってももう週末で月末だ。そろそろ他のことを考えた方がいいのかもしれない。まずりんごを食べてからだ。遠回りばかりしている気がする。
2000/10/26(Thu)
 電話をかけてMacの査定結果を聞いた。少し安めにはなっていたが、合計してみるとほぼ予想通りだった。これで当分なんとかなると思ったのもつかの間、振り込みは約2週間後になるという。買い取り申込者が多く、月末になってしまったのでいかんともしがたいらしい。遅い。遅すぎるよ。何も買わずに個人売買で得た金で食いつなぐしかないか。早く仕事決めないと。こちらもいかんともしがたい。一方だけよくてもどうにもならない。レスポンスがなくては。送ったばかりだからしかたないが。
 中年おやじの猫なで声ほど気持ち悪いものはない。真夜中に電話しないでほしいものだ。せめてもっと声を抑えてほしい。人のことは言えないのだが。猫もうなってないでこのアパートのネズミを捕ってくれ。押し入れのネズミが出入りしていそうなところをふさいだ。外出して戻ってくると、流しの下がくさい。部屋に尿や糞と思われるものが残っていた。ゴキブリが一匹うごめいていた。すぐ取って捨てた。空気の出入りが悪くなったせいか? あちらを立てればこちらが立たずだな。むずかしいところだ。家賃は非常に安い。明日でもう、一月がたつか。
2000/10/25(Wed)
 個人売買の物品を送り履歴書を買い足した。思いついてメールを整理する。またわからなくなってきた。今は行動あるのみだと思う。考えるにしても肝心のことが抜け落ちている。ひさしぶりに遠くへ出歩かない日だった。銭湯に行く途中、ふと道路の端に土がはみ出ていないことに気づいた。やはり星は見えない。今さら何をといわれるかもしれないが、軽いショックを受けて土をさがしてしまった。まだスイッチが切り替わっていないのだろうか。まだかなり引きずっているんだろう。それにしても今さらだ。
2000/10/24(Tue)
 編集・制作スタッフの募集をしているところに面接に行った。途中迷ったが番地を頼りにして、なんとか間に合った。履歴書を渡すと漢字のテストを受けることになった。希望者が多いので、面接は書類選考を通ってからだという。未経験でも丁寧に指導しますとかあったからなあ。漢字の方は一問をのぞけばたぶん完璧だ。問題はコピーを取られた履歴書の方だ。電話が来ればいいが難しいところだな。やっぱりすぐ次に当たった方がいいんだろうか。アパートに戻る途中、「あーきのゆーひーに♪」と口ずさむ親子とすれ違った。つい口ずさみそうになり、気恥ずかしくなってしまった。そういえばそういう季節だった。帰ったら髪を切りに行こう。
2000/10/23(Mon)
 ひたすら雨が降っていた。夕方、少しでも生活の足しにしようと秋葉原へモバイルギアを売りに行った。すぐ隣に座った高校生カップルのあまりのいちゃつきように切れそうになりぐっとこらえた。ぶち切れても何もいいことはない。逆にむなしくなるだけだ。以前たまたまたどり着いた店で売ろうと思っていたが、見つけられなかったのでソフマップで売った。半額だった。まあそんなもんだろう。あとはMacの査定を頼んだ店から早く連絡が来ればいいのだが。
 駅通りの交差点で乗用車がタクシーに追突する瞬間を見てしまった。よりによってタクシーとは。客は乗っていたんだろうか。信号が変わると、皆そんなことはかまわずに駅へと向かった。切符を買った瞬間、楽器の音が聞こえて振り返った。背の高い外国人がギターを弾きはじめるところだった。階段を上る間、頭の中でジェフ・ベックの「哀しみの恋人たち」のメロディーが鳴り響いていた。
2000/10/22(Sun)
 情報は知っているだけでは意味がない。活用してこそはじめて意味をなす。集めるだけ集めてとっちかしてしまった人のために「捨てる技術」があるのだろう。ただ捨てるばかりでは能がない、と情報を活用するためのマニュアルが書店の棚をにぎわせている。こうしたマニュアルは読んでもあまり役に立たない。本人にその気がなければ意味がない。できる人は読まずとも自然にやっていることが多い。
 ドコモはポケットボードが当たって以来、ひたすら似たような製品を出し続けている。よっぽどiモードで儲かっているのだろう。少しぐらいわけてほしいものだ。もっとも何もせずに金が手に入るはずもないが。松屋でセット(並)を食べた。みそ汁をすすり、生野菜をかみ砕いていると、ひさしぶりにまともな食事をしたような気がした。逃避ついでにまたむなしいことを書いてしまった。そのうち上がってくるだろう。
2000/10/21(Sat)
 いっそ自分が「思い立ったらまっしぐら」の人であったらと思う。よそ見ばかりしていつも金の勘定をしている気がする。少しでも楽をして楽しい方へ進もうとしている。それ自体は悪いことではない。むしろ正しいことだと思う。それでも喪失感は強く、ひたむきな人を見るとむなしくなってくる。今さら後悔してもしかたがない。今からはじめればいいことだ。すべてを捨ててシンプルになりたいと思うこの頃。つけを踏み倒すことができれば、いいのだが。
2000/10/20(Fri)
 デザイン事務所に電話した。マネージャーの人を通して直接社長が電話に出てくれた。しかもかなり気を遣ってくれた。結局先方の期待に添えず、デザインよりも編集の方に考え直したらどうかとなった。まったくその通りだ。デザインの仕事は自分と方向が違うと知りながら、何もせずにただあこがれていただけだった。まったく無謀きわまりない。何もしていない分だけ、芽が出ないのに演劇や執筆に固執する連中よりたちが悪い(他意はないのでお気を悪くされぬよう)。おかげでふっきれた。昔の情熱もにわかに復活したので方向も定まった。移り気な自分のこと、その状態がいつまで続くかは謎だが。
 それよりも語るべき中身がないのはかなり問題だ。ただでさえあふれていないのに枯渇寸前となっては意味がない。楽しみを忘れては出てくるものも出てこない。行動範囲もすでに固定という感じだ。気持ちに遊びを入れないとそのうちすることがなくなってしまうよ。むだに時間を使いすぎだ。昔からやることは決まっているのに脇道で迷ってばかりいる。やっぱり気づくのが遅いよ。

追記:無理にやろうとしている時点でなんか違う。最近「〜しなければ」が多すぎる。何をするにも迷ってばかりなので迅速な決断を望む。せめて買い物ぐらいは。とりあえず前のアパートの敷金返還問題が片づいて助かった。そろそろ鍋の季節だ。早く決まってほしい。
2000/10/19(Thu)
 結局完徹したのでやたらに眠い。発送も終わりひたすらiBookをいじっていたが今度はかなり楽しめそうだ。もっともそうでなくては浮かばれない。職安へ行ったあとは、眠気とたたかいながら立ち読みしていた。途中いつも読んでいる雑誌に、これは!と思ったデザイン事務所の求人があった。他の本をやめてその雑誌を買った。帰りに証明写真を撮ってもらった。実はまだ履歴書を書いていない。夕食をすませて本を読んでいたら眠気に負けてしまった。気がつくと体が非常にだるい。それでもやり忘れていたことをすませてまた寝た。これからの季節、早くふとんを買わないと死んでしまいそうだ。
2000/10/18(Wed)
 他にもいろいろ考えたが、結局買い取りをしている店に売ることにした。Mac雑誌の広告から、他より買い取り価格が高そうなところに電話した。買い取り上限価格を聞くと、比較的妥当だったので手続きをお願いする。むだなところで手回しがいい自分は、明日の午前中に業者に発送を手配したので今日はまたしても徹夜だ。業者が来るまでに3機種初期化して梱包を終了させなければ。最近バックアップを取っていないのでまずはそこからだ。
 その前にと、買い物に出かけた。いろいろ用事を済ませて戻ってくるといやな感じがした。部屋を注意深く見回してみるとネズミが通った形跡がある。最近やっとおさまったと思ったらまたか。今回は特に被害はなかったがもう来ないでほしいものだ。部屋に戻ると床を見つめる生活は楽しいものではない。寒くなってきたので助かったというところだろうか。
2000/10/17(Tue)
 先行きを案じてゆううつな気持ちになりながら、職安に行って紹介状の交付を受けた。行く前からゆううつになってもしかたがないのだがどうも受け身になってしまう。どうでもいいという気になってしまうが、それでは意味がない。コンビニでバイトするならどこでもできる。
 USBのマウスやハブなどiBook関連商品を買った。ふと現実逃避しているんだろうなと思った。買い物に精を出すことで他のことから目をそらしていると。まあでもそれならそれでよし。自分の場合、考えるだけで前に進んでいないところがある。目の前の小さなことや損得に目を奪われて、大局を見逃しがちだ。沈んだ気持ちでは何もできないので気分転換が必要だ。初心はすでに見失っている。そういえば引っ越してから3週間がたった。早いものだ。
2000/10/16(Mon)
 ソフトなどを買いに秋葉原へ行った。ソフトは買わずにiBookを買った。メモリを増設してもらい、USBのフロッピーディスクドライブも買った。iMacDVを買ったばかりでまったくもって馬鹿としかいいようがないが、持ち運べるMacがほしかったのだ。それならPowerbook2400cがあるといわれればその通りなのだが、2400は売るつもりなのでもういいのだ。iBookは重い、でかいといってきたが、普段は持ち歩かないので問題はない。身勝手な自分で申し訳ない。色はひとつ前のブルーベリーにした。店員に前の機種ですけどいいですか、と確認されたがこれがいいのだ。本当はDVD-ROMドライブがついていればインディゴにしたのだがしょうがない。グラファイト熱はもうさめているし、キーライムは難しいところだ。どちらも白さがまぶしい。FirewireやAVポートは自分の使い方では必要ない。
 というわけで旧iBookだ。タンジェリンもいいが今はブルーベリー。以前iBookがほしいと書いてから、紆余曲折を経てやっとここまでたどり着いた。その間にかなり借金がかさんでしまったが。とりあえず他のMacは売ることにしよう。これで部屋もすっきりだ。シンプル・イズ・ベスト。たぶん明日は自分って一体、とゆううつな気分になっているだろう。帰りに何回も持ち替えて、またしても筋力のなさを思い知ってしまった。
2000/10/15(Sun)
 新聞勧誘員が来た。疑問が解決した。10月に入ってからなぜか朝日新聞が届くようになったのだ。どうやら前の住人が今月から取る予約をしていたらしい。もらうものだけもらってドロン、というのはよくあることだから気にしていないと言っていた。当然のごとく購読を勧められたが、状況を話して断った。取るつもりもないのに予約はしたくない。景品とセットで購読させるのは法律違反だと聞いたような気がしたが、どちらにしてもビール券はいらない。青森県から来たということで、この辺東北出身の人が多いからという話になった。その過程で出た「この国の人だよね?」と言う言葉が少し引っかかる。それをどうこういっても始まらないのだが。かなり遅くに起きてしまったせいか、無為に時間を過ごしてしまった。ふさぎの虫にとりつかれもしたが、堅実路線が刷り込まれているのでそのうち上がってきた。それにしてもマイペースが過ぎる。人より2テンポは確実に遅れている。なんだかんだと言っても行動しなければ始まらない。生活に倦んでいる場合ではない。
2000/10/14(Sat)
 PerformaからiMacに移し替えるデータを圧縮してzipに入れた。サイズがでかすぎたからかもしれないが、これがやたらと時間がかかった。その後iMacのセットアップも終わり、データの移動もなんとか無事にすんだ。使っていて思うのはやはり静かで速いということだ。いかに前のマシンの処理がつらかったのかということが実感できた。ネットには手持ちのターミナルアダプタ(TA)がUSBに対応していないので、TAのアナログポートに内蔵モデム経由でISDN回線につないでいる。通信速度はだいたい33〜36Kbpsなのだが、以前64Kbpsでつないでいたときよりもメールやページの読み込みが早い。しかしアナログモデム経由だけに認証にやたら時間がかかる。愛用しているメーラーなどで自動接続できないのがつらいところだ。初めてアナログモデムでつないだのだが、途中から特有の耳障りな音がしなくなった。あれはそういうものなのだろうか。CD-ROMの読み込みがうるさい。最初はトレイ式ではなく、正面の口にそのまま入れればいいということに感動したが音はかなり耳障りだ。まあ24倍速だし(それまでは4倍速だった)、まわりが静かなだけによけい気になるのだろう。途中で電源ボタンを押して買い物に行った。すぐ画面が暗くなったので終了するのも早いなと思ったら、これは勘違いで実はスリープに入っただけだった。以前とは違い、電源ボタンで終了することはできないようだ。今これをApple Pro Keyboardにカバーをつけて打っているが、非常に打ちづらい。思考が中断されるし、母音の超過が激しい。とりあえず打つときだけはカバーをはずすことにしよう。すぐになじんでしまったので少々物足りない気はする。
2000/10/13(Fri)
 ついにiMacを買ってしまった。午後から新宿に出かけ、エルタワーにある職安で一通り調べてみた。そこで再び計画の見直しを迫られてしまった自分は、帰りにふと窓から見えたT-ZONEに寄ってみた。自分としては売り場を少しうろついて帰るつもりだった。しかしどこからかスガシカオの曲が聞こえてきたことで状況は一変した。出所を確かめてみると、iMacDV+のRubyから流れている。音がいいなあと思ったらiSub(Harman Kardon社がiMacDV専用につくった透明なスピーカー)につないであった。なるほど、どおりで重低音が利いているわけだ。スガシカオの映像を見ているうちに、ああiMacもいいかもしれないなあと思い始めた。
 今までiMacを避けてきたのは、それまでそろえたものがむだになってしまうためだ。すべてを新しく買い換えるのがいやだったのだが、今は使い方もかなり限定されている。どうせカードで買うのだからたいして変わりはないという気になった。冷静に考えなくてもそれが非常にやばいことはわかるが、こういうものは冷静に考えて買うものではない。とりあえず上の階に行きいろいろ調べることにした。閉店間際にようやく決心がついたので、先にzip250を買ってからiMacDVを買った。色はIndigoだ。なぜDVDドライブつきのiMacDV+ではなかったかというと、単純な勘違いである。新しいラインナップのiMacDVにはついていないことを忘れていたのだ。しかし特に問題はない。DVDが再生できれば自分の物欲にさらに加速がつく可能性もある。これでよし。すぐ使いたかったのでタクシーで帰ることにした。送料と待つ時間を考えればたいして変わりはない。玄関から2階の自分の部屋に運んでみて、筋力の衰えを痛感してしまった。もともとある方ではなかったが、これでは情けなさすぎる。とりあえず飯だ。あとのことはそれから考えよう。
2000/10/12(Thu)
 昨日銭湯に行ったあとは非常に眠くて途中で寝てしまった。目がさめるとまだ暗くてつけっぱなしだったMacの電源を落とし、目覚まし時計をセットしてまた寝た。その後目覚ましを止めてしばらく横になっていた。気がつくと遅刻しそうな時間になっていた。あわてて準備して走った。ちょうど閉まる寸前に間に合い、ぎりぎりで乗り換えた。席が空いたので座り、ふと目を閉じた。次に目を開けると目的の駅に停車したところだった。まったく油断大敵だ。その日もトラブルが続き、マシントラブルにも見舞われた。基本的なことを忘れていることがあるので注意が必要だ。やはり自分は地道な作業というやつが好きなのかもしれないと思った。
 帰ろうとすると社長が呼んでいるらしい。用件が想像できて顔がこわばってしまった。話を聞くと予想通り契約を更新しないということだった。確かに今の状態ではあまり役に立っているとは言い難い。先方としても今は教育に時間をそそいでいる余裕はない。まあしょうがないだろう。むしろ感謝してもいいくらいだと思う。まともに行けば経験が足りないということで門前払いになりそうなところを、わずかな間とはいえ雇ってもらったのだ。おかげでいい経験ができたと思う。途中目が痛くなってしまったが、折良く臨時収入が入って助かったということで良しとする。乗り換え途中に、もう買うことはないかもしれないと思い、初出勤の日の帰りに寄った店でパンを買った。明日から新しい仕事を探さなければな。そして細々とした用事を片づけよう。
2000/10/11(Wed)
 まだまだ課題はあるが、やっと慣れてきた感じがする。それはおくとして、最近ネズミが気になってしかたがない。食い荒らすのはもちろんだが、頼むからゴキブリの卵をばらまかないでほしい。流しの下から出入りしていたネズミは捕獲したが、まだ押し入れに隠れている。早めに段ボール箱を整理して捨てなければ。部屋にいるとわずかな物音も気になってしまうよ。
2000/10/10(Tue)
 がんばらなければ、と思った。がんばるという言葉は好きではないが、そんなことを気にしている場合ではない。今のままでは切られてしまう。追いつくためには、かなりの努力が必要だ。10のうち12、13を返すことができればいいが、はじめからそれができるなら在学中からばりばりやっているだろう。今は半分以下のような気がする。なんとしても向上しなければ。駅にどこぞの大学の弓道部と思われる集団がいた。大会でもあったのだろうか。そういえば自分も弓道部だった。だからどうというわけではないが。
2000/10/9 (Mon)
 朝からひどい大雨だ。9月分の日記をバックアップもとらずにただ削除していたことに気づいた。だめだ。ひどいよ。自分が何したっていうんだ。ネズミか?! と、やけになっても始まらないので、これで厄が落ちたということにしておく。
 がしかしせっかく以前買ったモバイルギアが、手持ちのPCカードモデムに対応していないっぽいのは痛い。Powerbook2400cはPerforma5420につないでも認識されない。zipドライブも認識してくれない。どちらも以前一度認識したっきりだ。CD-ROMドライブはなかなか見つからないし、PCカードスロットは修理が必要かもしれない。モバイルギアはいいとしても、最近かなり2400の存在価値が揺らいでいる。帯に短し、たすきに長し。単なるワープロなら他がある。せっかく性能強化してあるのに、このままでは宝の持ち腐れだ。なんとか次善の策を考えなくては。
2000/10/8 (Sun)
 荷物の整理が終わった。実家に冷蔵庫を送ったはずなので電話してみたが届いていないという。スペースがないと思って持ってこなかったが、やはり敷き布団は必要だ。というわけで今非常に後悔している。中途半端にケチるとあとで泣きを見る。しょうがないのでねずみ取りを買いにいった。絡めて動けなくするやつだ。結局2匹捕獲に成功した。そのまま外のゴミ箱に捨てた。かなり残酷な気がしたが、まあしょうがない。これで終わりだといいがまだいるだろうなあ。また買ってこなくては。3連休の中日のせいか、夜のコンビニは大盛況だ。せっかくの連休なのに特に何することもない自分にむなしさを覚え、ひさしぶりにせつなくなってしまった。明日、明日だ。
2000/10/7 (Sat)
 相当眠かったのか、起きたら夕方になっていた。最近食生活が乱れまくっている。きちんとつくらなければと思うのだが、ついめんどくさくなってしまう。早く荷物整理の仕上げをしなければ。最近天井でネズミの動き回る音がうるさい。その鳴き声とあいまってかなり不気味だ。そう思っていたら、押し入れをネズミが動き回るのが一瞬見えた。古いアパートだから抜け道はいくらでもあるだろう。彼らが悪さをしないことを切に願う。黙ってみてもいられないので何か対策を講じようか。いや、講じるしかないか。
2000/10/6 (Fri)
 眠い目をこすりながら電車に乗り込んだ。人々がわき目もふらず一斉に駅の階段を上っていく様子は笑えた。あまり人のことは言えないが、背中の大群が空虚に見えた。異世界に迷い込んだ感じもする。鍵が開くのを待っていると、他の人たちの会話で明日から3連休だということを思い出した。カレンダーどおりの生活はひさしぶりなのですっかり忘れていた。今日は昨日と違う仕事が割り振られた。それはかなり自分の志向に合っていたのだが、逆に自分の力不足を思い知らされてしまった。早く慣れてよりいっそうの力をつけなければ非常にまずい。帰りは行ける人で飲みに行くことになった。仕事中は気にならなかったが、こうしてみると大学のときの先輩や同輩にそっくりな人がけっこういた。店が終わり外に出ると、かなりの人が終電で帰ることになった。自分は特に気にしないのでそのまま残ってカラオケに行った。約1年半ぶりだがやはり自分はうまくないと歌っていて思った。それにしてもどこでも必ずひとりはうまい人がいる。あやかりたいものだ。
2000/10/5 (Thu)
 というわけでほとんど寝ずに初出勤を迎えてしまったわけだが、初日から遅刻してしまった。会社は五反田にあり近くのコンビニまではすぐわかった。しかし似たようなビルが建ち並び、どのビルに入っているのかわからなかった。近くの人に聞いても知らないようなので、電話帳をさがしにかかったのだがこれもまた見つからない。ふと104を思い出し公衆電話からかけて電話番号を聞きだした。本来なら緊張してドアをくぐるはずだったが、とてもそれどころではなかった。説明と自己紹介が終わったあと、机とマシンを割り当てられ仕事が始まった。それからは勝手が違うWindows、初めてのimode、慣れない電話応対などと格闘することになった。部屋に戻ると、財布に名刺が入っていたことを思い出して一気に力が抜けた。まったくあせってはどうしようもない。明日こそは平常心で行きたい。
2000/10/4 (Wed)
 引き続き荷物整理その他に没頭した。明日から仕事なので今日でだいたいのところは終わらせることにした。そのはずだったが結局終わらず、完徹してしまった。それでもだいたい片づいたので良しとする。
2000/10/3 (Tue)
 ひたすら荷物の整理を続けていた。使いやすく有効な配置に頭を悩ませなかなか進まない。試行錯誤の連続だ。以前書いた仕事紹介の件がこの日に移動したので、待ち合わせ場所に向かった。詳細は省くが、結局その紹介された人のところでバイトからはじめることになった。帰りの電車に乗ると、一組のカップルが乗り込んできた。ふたりが発する濃厚な雰囲気にやられぎみだったが、どうやら韓国人のようだった。そういえばそんな感じもするが、見分けがつかない。ささやきあう様子を見て、「シュリ」を連想してしまった自分が救いようのない馬鹿に思えた。
2000/10/2 (Mon)
 新しい銀行の方の住所変更をした。市役所に行って転入届を出してきた。あやうく忘れるところだった。国保の届け出もして保険証の受け取りを待っていると、英語の他にハングルが併記されていることに気づいた。確かに韓国人が多い。そばで遊んでいた子供が何言っているのかわからなかったのはそのせいか。その後は衝動に駆られてパンを買い、なんとなくサボテンを買った。そして予定どおり秋葉原へ行った。着いてから下調べぐらいしとけばよかったかと思ったが、どうしようもないので適当に歩いた。気がついたら駅周辺をまんべんなくまわっていた。やはり5420は売れないなと思った。中途半端な値段で売るくらいならこのまま愛用している方がいい。途中で半額処分のLibrettoにひかれたが、買っても後悔しそうなのでやめた。
 結局買ったのはMobile Gear II MC/R330だ。たまたまのぞいたところで群を抜いて安く売られていたので、閉店間際に駆けつけた。もともと自分が買える価格帯にあるのはこれか同じシリーズのR430か、つい最近出たSigmarionしかなかったのだ。SigmarionはドコモのP-in Comp@ctしか使えない。R430はカラーでポストペットが付いているがどちらも特に必要ない。ひそかにポケットボードのDDI版も検討していたが、用途がかなり限定されそうでやめにした。というわけではじめから、モノクロのR330ぐらいしかなかったのだ。これはキータッチはそこそこ気に入っていたが、色があまりよくないので渋っていた。どうもこの2日間はこの決断をするためにあったような気がする。Macとの連携はLANを組むのが面倒なのでメールで送ることにした。あとは手持ちのPCカードモデムがちゃんと使えることを願うばかりだ。帰りに牛めしを食べた。余裕ないのに散財するなとか、さっさと荷物片づけろよ、という陰の声が聞こえる。そう、本当は今日一日で荷物の片づけをやってしまう予定だったのだ。まったく、しっかりしてくれ。
2000/10/1 (Sun)
 携帯情報端末をさがしている。といっても電子手帳やザウルスではない。今話題のPalmOS系マシンでもない。なぜさがしているのかというと、手持ちのPowerbook2400のPCカードスロットが使えなかったからだ。ショップに持ち込んでみてもらえばいいのだが、めんどくさくなった。2400は部屋が片づいたら、Performa5420につなぐことにする。2400はG3化してあるので、そちらから立ち上げれば今より快適に使えるかもしれない。問題は買ってしまったPCカードモデムだ。これを有効に使いたい。そして当初2400が果たすはずだったモバイルツールとしての役割を他に求めたい。
 というわけでさがしている。ターゲットはWindowsCE機にしぼった。WorkPadやVisorなどのPalmOS系マシンやPocketPCはポケットに入るサイズで、スタイラスを使ってのペン入力が基本だ。オプションで外付けのキーボードもあるが、どうせならはじめからキーボードが使いたい。PSION(サイオン)というものもある。こちらもかなり小さく、もともと英語版しかないのでキーボードもすっきりしている。日本語ソフトはちゃんとあり、Macとの連携も問題ない。しかしおそらくH"は使えない。というわけでH"とPCカードモデムの組み合わせが使えて、長文入力に耐え価格も安いWindowsCE機をさがしていた。最初WindowsCE FANなどをみてカシオペアA-60にしようかと思ったが、中古屋にしか現物がおいてなさそうなのでやめた。明日秋葉原にも行ってみることにする。それにしても夜の新宿はあまり下手なところは歩きたくないと思った。

←previous Next→
diary index