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2001.3.27〜4.28

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2001/4/29(Sun)
 LYRICXというサイトがある。ここでは洋楽のみだが歌詞を検索することができる。最近気になっている Destiny's Child の「Survivor」の歌詞を見てみた。実はそれまで「Survival」と曲名を勘違いしていたのだが、歌詞がわかってその力強さに圧倒されてしまった。ラジオで曲を聴いただけなので、Destiny's Child (通称デスチャ)がどういうグループなのかわかっていない。今でこそ人気絶頂のアイドルグループで苦労知らずと思われがちだけど、メンバーはみんな苦労して這い上がってきたんですよ、と誰かが熱く語っていた。やっぱりそうなんだろうなあ。
2001/4/28(Sat)
 さんざん自意識過剰なことを書いてきたが、もう終わりにしようと思う。といっても書いてしまうのは間違いないので、せめてむやみに自分を卑下したり、進んで悔いることのないようにしたい。わざわざ不運を呼び込むこともない。小難しく考えることはない。願うだけでは何も変わらないが、信じるくらいいいだろう。当然だが、まず自分がしっかりしないことには何事も立ちゆかない。ああもう金太郎飴状態だ。
2001/4/27(Fri)
 ゴールデンウィーク突入というが自分にはどうでもいい。それより残りの給料が早く入ってほしい。先を考えてまたいつもの悩みが頭をもたげてきた。こうわかっているのにわざわざ悩むのは、悩みにかまけて現実から目をそらしたいからなんじゃないかという気がしてきた。理想ばかり高くてモラトリアムを引きずっている。ラジオから流れてきた「天体観測」に涙した。先をはかなむより今を大事に、といきたいところだ。今を生きていない。
2001/4/26(Thu)
 電車の中、となりに小学生か中学生かわからないが、女の子が座っている。つけまつげなのかもしれないが、やたらにまつげが長い。まつげとうすい化粧のせいで変な色気がある。耳にはピアス、首にはネッカチーフ(といわないかもしれないが)、手にはペンを持ち何かに線を引いている。カバンからスヌーピーの手帳を出した。まあそんなことはどうでもいい。この電車は羽田空港行きだ。地図を見て初めて23区内にあることを知った。成田空港のように千葉県にあるものとばかり今まで思っていた。大学のときの寮の後輩が、面接のために札幌から飛行機でやってくるのだ。ひさしぶりで饒舌になってしまった。
2001/4/22(Sun)
 朝はいつも走ってしまう。今日も余裕を持って出たつもりが電車に乗ろうとした瞬間、大変な忘れ物に気づいて結局走るはめになってしまった。今まで走らないとギアが切り替わらないのだと納得させてきた。本当はただ余裕ぶっこいているだけだ。さらに今さら気づいたが、「余裕ぶっこいている」状態というのは思考停止状態と変わりがない。早く終わったので帰りに立ち読みしながら、どうにもならないことを悩んでしまった。相変わらず進歩がない。一見バカっぽく見えるが、「I SCREAM」の女の子の方がよっぽど賢い。ともかく、いいかげん自分の頭で考えなきゃだめだ。くだらないことを悩んでいる場合ではない。いつも人の指示を心待ちにしている。今はまだ、大目に見てくれたり合わせたりしてくれているが、このままでは救いようのない人間になってしまう。ただでさえ特に取り柄というものがないのだから、少しぐらい頭を使わなければいつまでたっても今以下だ。いつもならこうやって書いてもすぐ忘れてしまう。時間のむだをくり返す。そろそろ悪循環を断ち切らないと。書ける人は人に書き方を問わずとも、勝手に書いている。できる人は声高に叫ばず、黙ってやっている。毎日の積み重ねで自然にできている。本当ならそれが当然なのだが。
2001/4/21(Sat)
 他の本を読みに行ったはずが、ついいつものように占いの本を読みふけってしまい閉店時間がきてしまった。今回の占いはなかなか的を射ていて思い当たることが多々あった。最近考えていることとも一致して、後押ししてくれた気がした。なんだかはずかしいが、そうやっていつも占い本に癒されている。帰りは変ににやけてしまった。ひとり悦に入っているだけだが、たまには肯定も必要だろう。本に肯定される自分というのも情けないが、そうでもなけりゃこんなに占い本は氾濫しないだろう。と、勝手に決めつけてみた。
2001/4/20(Fri)
 最近、以前から漠然と思っていたことを再認識することが多い。これを書くときも改めて自分が論理的な思考が苦手なことを思い知らされた。なぜここの文章が変に堅苦しいというか理屈っぽくなるのかもわかった。だからといって自分のことだからそれが実際に生かせるかどうかはわからない。とりあえず楽しく生きるには、自分にとって重要なのは何かということを常に意識して、自分のブランドを確立するのが一番だと思った。蛇足を付け加える。自殺について。気を悪くする人がいたら申し訳ない。自殺を考えたとしても実行に移すことはありえない。いかなる事情があっても。別に生きていればそのうちいいことがある、などと言うつもりはない。ほっといてもいつかは死ぬのだから、わざわざ自ら命を絶つのは本当にもったいない。ただそれだけ。
2001/4/16(Mon)
 ささいなことが先を大きく左右することがある。あるいはささいなことを大きく考えすぎているだけなのか。最近あきらめたはずのあることを未練がましく思い出す。あの電話があと一日早くかかってきたなら今頃は。そんなことを考えてもしかたがないのはわかっている。そんなことを考えなくてもすむように行動してきたはずだった。今は「もしも」があったとしても、同じ結果になるのはわかっている。この状態でやみくもに動いてもうまくいかないこともわかっている。それでも頭から離れない。それでも求めてしまう。結局いつもと同じだ。車内は涼しいはずなのに体が熱い。隣の女の人が誰かにメールを打っている。フリップを閉じた。本に集中しよう。

 とある人に常時接続(というかフレッツISDN)を勧められ、その気になりつつある。光ファイバーを使ったFTTHが本格的に開始されるまで待とうかと思っていたが、仮に提供区域内に入ったとしても、アパートなどではCATVのようにアパート全体で契約する必要があるらしい。アナログ回線のADSLは利用しているのがINSネット64・ライトなので、電話の権利を買うか新しくADSL専用(電話線と共用しないタイプ2)の回線をひかなければならない。よって常時接続するなら、速度は一番遅いがフレッツISDNが手っ取り早い。以前は必要ないと思っていたが、時間を気にしてこまめに切断しなくてすむのがいい。セキュリティの方はルータを使っているので、個人用の Firewall ソフトを入れてさらにフィルタリングかければなんとかなる。いってしまうか? 他にもくだらないことをいろいろ調べていたら、最初の悩みはどうでもよくなってしまった。いいのか悪いのか。単純だ。
2001/4/15(Sun)
 みがくしかないのか。
2001/4/14(Sat)
 ひさしぶりに自分のもう一つのルーツを思い知らされた。認めるしかないか。公表はできないが。この際それでもいい。おかげで目的がはっきりしたからよし。いいのかそれで、という声も聞こえるがそれでいく。あまり人の目は気にしないようにしよう。
2001/4/13(Fri)
 マイラインについて。四区分のうち、市外(県内)と国際通話はかけないのでどうでもいい。とりあえず市内/国際をKDDIにして、市外/県外をフュージョンにすることにした。使い分けるのは面倒なので、マイラインプラスだ。それで決まりだったが大事なことに気づいた。市内をKDDI固定にすると、ネット接続による電話代はKDDIから請求されることになる。当然ながら現在利用中のNTT割引サービス(i・アイプラン&タイムプラス)は適用されない。しょうがない。NTT東日本でいくしかないか。
2001/4/12(Thu)
 言葉通りにしか受け取らないので、人の言葉を真に受けやすく信じやすい。しかも昔から滑舌がよくないのでからかわれることもしばしばだ。勝手にからかわせておけばいいのだが、信じやすいのは少々問題だ。頭を使うことをめんどくさがっていると、さしてよくもない頭がよけいさびついてしまう。もっと賢くならなければな、と思う。むしろ遅すぎたぐらいだ。
2001/4/10(Tue)
 講談社アフタヌーン編集部から「マンガに関するアンケート」なるものが送られてきた。たぶん以前アンケートのはがきを送ったことがあるからだろう。中身は本誌や他誌のイメージ調査が多くを占めていた。アンケートを埋め終わって思ったのは、自分ってやはりマニアックというかマイナー志向なんだなと思った。こう書くと誰かに今頃気づいたかとか言われそうだが。
2001/4/9(Mon)
 替えたばかりのメールアドレスに謎のメールが送られてきた。題名も差出人もなし。しかも.exeファイルの添付書類つき。どう考えてもウイルスなのですぐ削除した。せっかく新しくしたのにな。まあMacだからまだいいけどさ。
2001/4/8(Sun)
 最近本当に暖かくなった。部屋にいると暑ささえ感じる。外へ出ると気持ちは早くも夏へと飛んでしまう。空気のにおいがそうさせる。それはさておき、その前にいろいろやっておかなければならないことがある。自分でもよくわかっていないのだが。
 夜はうどんをゆでて食べた。裸電球の威力にはおそろしいものがある。スイッチをひねった途端に、せまくるしくこきたない台所が味のある空間に変わり、鍋の中のうどんがとてもおいしそうに見えた。しかも暖かさも提供してくれるので、コンロの火と相まって暑い。だがこれが部屋の照明だったりすると、入ってしまいそうでそれもまたつらい。四畳半の壁が黄ばんだ部屋では、はまりすぎている。
2001/4/7(Sat)
 実家から電話がかかってきて呆然。なんとか誤解は解いたが、実家に戻ってくるか、寮があるところで働くことを勧められてしまった。
2001/4/6(Fri)
 ひさしぶりに本を売りに行った。コーヒー代ぐらいにはなるだろうと思ったが、コーヒー代にしかならなかった。帰りに喫茶店に寄った。新中野の駅の近くのあるベローチェは店内も広く、照明が醸し出す雰囲気がいいのでかなり気に入っている。もっとも150円で長居ができるということもあるが。隣のテーブルでばあさんがふたり、手話でやりとりしていた。片方が早口で何かまくし立てていて、もう片方がおもむろにうなずいている。早口でまくし立てていると思ったのは、手の勢いがあまりにも激しくて圧倒されてしまったせいだ。こういうとき手話がわかればおもしろいかもしれないと、不謹慎ながら思った。ついで暗号にも使えそうだとも思った。途中からうざったくなってしまったが。こんな自分で申し訳ない。
2001/4/4(Wed)
 仕事帰りに買った7年ぶりの藤崎竜短編集の帯に「藤崎竜は短編の方が凄いのです!!」とあった。すごいかどうかは知らないが、自分としては短編の方が好きだ。とりあえず高校卒業間近に読んだ表題作の「DRAMATIC IRONY」が気に入っていた。最近コンビニへ行くとつい甘いものを買ってしまう。
 今日は途中から目白に移動した。いかにも大学の入学式帰りという女の人ばかりで、スーツ姿が少しまぶしかった。帰りの電車に髪をお嬢様結いにしてミッション系っぽい学校の制服に身を包んだ女の子が母親同伴で立っていた。後ろからは二次会で教授を焼肉屋に連れて行ったという女子学生の話が聞こえてくる。そんなことはどうでもいいのだが、これからますます出会いが減るのだなと思うと悲しくなってくる。こんなときも昨日の後悔がよみがえってくる。そんなことを書いていると爆風スランプの「ランナー」が流れてきた。なにやってるんだか。
2001/4/3(Tue)
 落ち着いてきたせいか、またも無い物ねだりが再発しはじめている。今さらどうしようもないが、10代のうちにもう少し考えておけばよかった。あの頃はひたすら趣味に走っていて何も考えていなかった。激動の世の中だったが、自分のまわりは平和そのものだった。せっかくだからいろいろやって、少しぐらい過ちも犯しておけばよかったかもしれない。何も知らず無難に過ごしてしまったことが悔やまれる。まあ今だからそう思うのかもしれない。
 とある占いで自分はいつも楽しいことを追い求めていて、面倒なことはできるだけ避けたいタイプと出た。直感を頼りにしていて人の目を気にするらしい。うまくいっているうちはいいが、読みをはずしたときがこわい。まったくその通りだ。四の五の言わずに最終的な目標に向かって励めばいいのだが、どうも今の楽しさを求めてしまう。自分からレールをはずれたくせになんとか安全な道を見つけようとしている。結局いつまで経っても堂々巡りだ。
 このところコンビニ弁当が続いたので、食料をいろいろ買い込んだ。J-WAVEに刷り込まれたのか、今まで系統が違うと思っていたm-floが気に入り「EXPO EXPO」を帰りに買ってしまった。どうも文にすると深刻そうになっていけない。
2001/4/2(Mon)
 時期柄か、引っ越しのトラックが多い。巣鴨の介護施設からお年寄りのみなさんが車椅子を押されて散歩に出かけた。幼子をかごに乗せた若奥様が自転車でわきを通り過ぎていく。風に舞い散る桜の花びら。行く手には名も知らぬ赤い花が咲き誇っている。味わい深い光景だ。特に我が身の行く末を考えるなら。近くに学校らしき建物がある。どうして学校の近くには桜の木があるのか。甘酸っぱいような花の香りは、春の気配を強く匂わせている。そういえば昔、花の蜜を飲んだ気がする。懐かしさとともに新しいことをはじめなければという気持ちが身を包んだ。そんな思いとは裏腹にさえない仕事ぶり。しっかりしろ自分。いつものように通り過ぎた新宿駅西口。案内表示がいつの間にか変わっていた。どうでもいいが、やられた気分だ。アパートの近くを通り過ぎた街頭販売車が、U2の「終わりなき旅」を流していた。まったく「I STILL HAVEN'T FOUND WHAT I'M LOOKING FOR」だよ。
2001/4/1(Sun)
 なんとか一段落ついた気はする。まだいろいろたまってはいるが。ところで電車の中で以前テレビに出たナンバーワンホストの零士にそっくりな人がとなりに座った。いかにもホストっぽい服装だった。疲れた様子でやたらと顔に手をやっていた。だからどうだというわけではないが、似ているなあとついちらちら見てしまった。そういえば本屋で知りあいの女の子を見かけたときも、似ているなあとじろじろ見ていたら、向こうが気づいて声をかけてきた。「どうして声かけないの?」「いや、似てるけど人違いだったらいやだなあと思って」「本人だって(爆笑)」自分はそういう人だ。

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