b l u e s y - f o g h o r n

2001.4.28〜2003.8.31

diary index
←previous Next→

2001/8/31(Fri)
 南Q太の『夢の温度』の3巻を読み直した。ささやかな幸せをかみしめる。買ってよかったな。やはり買い戻そうかな、1〜2巻。ブックオフのポイントで。明日から9月。来月末でもう1年か。最近、規律正しい生活こそが一番の節約なんじゃないかと思う。
2001/8/28(Tue)
 ここに書こうと思って朝の電車の中、本のカバーの裏を使ってある人物についてメモした。だがここに書き写しているうちに「これっておもしろいのか?」という疑念にとらわれ断念した。なぜだ。文体は違わないはずだし、メモを読んでもおもしろいのに。ねらいすぎなんだろうか。それともメモの方は記憶と結びついているからおもしろいのであって、実際はおもしろくないのか?
 最近くだらないことまでまじめに考えてしまうので、まるで冗談が通じない人のように思われてしまっている。「だめだよ、○○くんが本気にしちゃうだろ」まあ否定はできない。
2001/8/27(Mon)
 つくづく自分は調べものが好きだと思う。入り込みやすいのか、知りたがりなのか。ともかく、明日はやっと給料日だ。この日を一日千秋の思いで待ち望んでいた。といっても使い道はすべて決まっていて、すぐなくなることになっているのだが。
2001/8/24(Fri)
 誰かが「イチローしかもう明るい話題はないんですかねー」と言った。日本は平和だ。相変わらず芸能ゴシップはかまびすしい。毎日のように衝動的でむごたらしい事件が報道される。かけ声だけは立派で、はやるは金貸しばかり。人のことは言えないが、あまたの人々が自分だけが苦しいと思っている。自分を満たすいけにえを求めている。想像力の欠如が叫ばれて久しい。それ以上に失われたのは余裕だ。これではえらそうにかっこつけて書いているだけで、何も言っていないに等しい。ただ、「共通意識」のようなものは失われてしまったように思う。
 胃酸過多のせいか昨日から舌が痛い。やはり米は大事だ。きちんと食えということだな。昨日とうもろこしとジャガイモが届いた。そばとせんべいも入っていた。週末はとうもろこしに決まったな。まず生活か。
2001/8/22(Wed)
 一時は失意のどん底に突き落とされたが、振り返ってみれば味わい深い一日だった。考えてみればこれも自分には必要なことだったかもしれない。さすがに学習した。これからは気を強く持って、口には気をつけよう。また落とし穴にはまってしまうところだった。まったく油断大敵だ。そういえば今まで他の人の歌だと思っていた曲が、すべてbirdの曲だということが判明した。そうだったのか。自分が知らなかっただけだったんだな。
2001/8/21(Tue)
 前の会社の件は資金面でもようやく決着がついたらしい。すでに新体制で再開しているようだ。いつでも戻ってきていいぞと言われた。あとはいつ残金が入るかだ。今月末の給料はまたしても一瞬でなくなってしまう。自分の経済状態が正常になるのは10月以降か。実家から明日とうもろこしに加えてジャガイモも送ってくれるらしい。ありがたいことだ。米もなくなったことだし、当分はそれでしのぐか。米と希望はそれだけあっても困るが、ないともっと困ってしまう。まだ安心するのは早いが、いつもなんとかなってくれているので本当に助かる。根本的な解決はされていないが、さすがに鍛えられた(矯正された、か)。
 台風が西日本に上陸して雨がひどい。神田付近で、右翼の街宣車が「日教組をつまみ出せ」と怒鳴っていた。後ろの方の車には「ロシアは早く島を返せ」と大書されていた。それ自体はよくあることだが、20台ほど列をなしていたことに圧倒されてしまった。集会でもあるのだろうか。それと先頭がパトカーだったように見えたが、気のせいだろうか。
2001/8/19(Sun)
 今さらながら加入電話を留守番電話に設定した。実家にもその旨を知らせる。実家では今どきめずらしい黒電話を使用している。ときどきプッシュホンへの買い換えの話が出るがいつも思いとどまらせている。今日も電話した際、父親にプッシュにすると高いんだろと聞かれ、あまり変わらないけど黒電話で十分と答えておいた。実家ではあまり電話を使わないので、かけるだけなら今のままで十分だ。しかも黒電話なら停電でも使える。機能だけ多くて無味乾燥なデザインよりよっぽどいい。ぜひともこれからもジーコ、ジコと電話をかけてほしいものだ。まあ今ではめずらしくなったというのが最大の理由なのだが。考えてみれば、これもレアものをありがたがる俗物根性か。それにしても暗くなるのが早くなった。
2001/8/17(Fri)
 時計を見てまたびっくりした。よっぽど疲れがたまっていたのか。ひさしぶりに銭湯へ行った。脱衣場で体をふいていると他の人がテレビをつけた。次々とチャンネルを変えていき、高校野球にあわせる。あまり興味はなかったので聞き流していると、「光星高校の金澤監督」という単語が飛び込んできた。耳を澄ませているとどうやら地元の代表が、逆転勝ちしてベスト8入りしたらしい。対戦校の監督は負けた気がしないと言っていた。タイミングぴったり。ハイライトが放送された後、テレビの電源が消され他の人は浴場に入っていった。

 真夜中に外で誰かが花火を打ち上げている。女の子の歓声も聞こえる。ふと胸騒ぎがして、かつてひとかたならぬ世話を受けながら縁を切ってしまった、ある集団のサイトを何か月ぶりかにのぞいてみた。かの人も新しい道を歩んでいるようだ。自分は何がやりたかったのだろう。今まで生きてきたこと以外、誇れることはあるのだろうか。考えるだけむだか。ないものねだりと依存はやめられそうにない。
2001/8/16(Thu)
 確か「戦場に架ける橋」だったと思う。ある母娘が舞台となったクワイ川周辺の観光を楽しみにしていた。実際に現地へ行ってみると、いたたまれなくなり後悔したそうだ。自分の無知を恥じて申し訳なくなったという。こんなことを書くのもなんだが、そんなのは当然だと思う。「戦場になったところなんだからあたりまえだろ」というとかなりえらそうだ。「でもわかってよかったじゃん」というとおまえ何様だ、ということになる。どちらにしても自分の浅さが、この話に対する反応から知れてしまうのだった。と書いている時点ですでに。
 確かに日本は悪いが、他のアジア諸国も国内では似たようなことをしている。言い始めたらきりがない。どこも自分の国が一番なのだ。謝る謝らないとか、訂正するしないではない。原因から結果まで事実を余すところなく国民に伝え、日本は今後他国に攻め込まないという誓いを毅然とした態度で示していくしかないと思う。少しでも不安を解消するためにも。今度抗議されたらいっそのこと、中国や韓国の教科書も使用しますからと言って実際に使用したらどうか。あるいは言い訳するくらいなら検閲をなくしては。おまえは何もわかっていないという声が聞こえる。どうも人は事態を複雑にするのがお好きらしい。柄にもないのは人の言葉の受け売りだったりする。無責任な言い逃げの言い訳。
 不注意から休みがのびてしまった。非常に複雑な気分だ。改めて自分の身の振り方、行く末を考えることも多い。付和雷同しやすい自分である。
2001/8/15(Wed)
 結局盆休みは調べものに明け暮れて終わりそうだ。引き続き「ヨーロッパ歳時記」の加筆作業をしている。リーダーズ(英和辞典)を引きながら、毎日をJ-WAVEとともに過ごした。おかげで読むにはあまり苦労しなくなったが、当然ながら聞き取りはさっぱりだ。最近よく流れている Hikaru Utada featuring Foxy Brown "Brow My Whisle" もGoogleで検索するまで「Go My West」だと思っていた。考えてみればむだに過ごしてしまったような気もするが、はじめから調べものに費やすつもりだったのでいいことにする。それにしても正確を期するほど、どつぼにはまっていく。瑣末なことにもこだわるので線引きがむずかしい。まあ気になるからやってしまうわけだが。

 ananで恒例の占い特集をやっていたので昨日やっと立ち読みした。とあるテストによると自分は好奇心が活発で勘が冴えて、いつもなんとかなると思っているらしい。もう知識欲が活発すぎて収拾がつかなくなっている。目移りも多い。それを別の方向に向けたらかなりましな人間になっていたような気もするが、そんなことを言っているうちは実行がともなわないのでしょうがないことにする。気がつけば終戦記念日。明日から仕事だ。
2001/8/13(Mon)
 ふと思い立って実家に電話をかけてみた。無愛想な弟が母親を呼びに行っている間、かなり不安が募ってしまった。予想に反して母親はやたらにうれしそうだった。そうか。考えてみればそうだな。いつも忘れてしまう。実家の状況はやはり相変わらずらしい。父親とも言葉を交わした。
 金銭的に余裕ができたらそろそろ彼女連れてきてもいいと母親に言われたが、もしかして思いっきりそれを期待されているのか? 今のところ彼女はいない。金もない。今は。当分戻る気はないから無理してスペースつくらなくてもいい。多少申し訳ない気もするが。そのうちとうもろこしを送ってくれるらしい。めずらしい。それとも今までは自分が拒否していただけなのか? まあなんにしても電話してよかったとは思う。

 今日はJ-WAVE ONE DAYらしい。何かの記念日かと思っていたら突然気がついた。81.3Mhzだから8月13日なんだ。鈍すぎる。多いな、自分の場合。いつも気づくのが遅い。
2001/8/11(Sat)
 出かけようとしたら、雹のような大粒の雨が降り始めた。部屋で本を読んでいる。耳をつんざくような雨音にもやがて慣れ、ただのノイズにしか聞こえなくなった。暑苦しい蝉の鳴き声や、超音波のような赤ん坊の金切り声ほどに不快ではない。むしろ心地よいのかもしれない。訴えたいことの違いかと考えていたら、急に雨音が不安な音色に変わった。そのうち雨音はやみ、雨の音は聞く人によっていかようにも聞こえることを思い出した。
2001/8/10(Fri)
 今日からまた暑くなるらしい。ひさしぶりに銭湯へ行った。頭を洗っているとかなり髪の毛が抜けた。帰りにコンビニで立ち読みして、アフタヌーンの増刊号とくだものゼリーを買った。ひとまず、平和だ。なごみすぎないように。のど元過ぎれば熱さを忘れる自分としては。明日から盆休みだ。帰省はできない。やはり調べものにいそしむか。つっこみが聞こえる。

 ペットの役割がますます重要になってきているようだが、中には思わず目を疑いたくなる商売もある。Bonsai Kittenはその名の通り、仔猫を盆栽に見立てたもののようだ。盆栽というより纏足だが。生まれたばかりの仔猫を透明な容器にいれて成長させ、好きな形に成長したら容器を取り除く。容器には呼吸用と流動食をとるための穴をあけておく。技術が必要なので必ず専門家のアドバイスを受けてほしいとのこと。それが趣味の悪い冗談だというのだから、まったく狐につままれたような気分だ。いやはや。

追記:盆栽猫サイトだが、どうやら反応を楽しむためにわざわざつくられたものらしい。閉鎖を求めるサイトもあった。よけいたちが悪いぞ。
2001/8/9(Thu)
 とりあえずのところはなんとかなった。どうもさんざん悩みまくったあげく翌日にあっさり解決することが多い。そういうものか。社長に電話するなら朝がつながりやすいな。それにしてもやはり他にもアルバイトを始めるしかないのか。安心を買うためにも。今週はどうも潤いがない。このままだと暑いだけの夏になってしまうな。

追記:アルバイト掛け持ち案自体は以前から何度も出ているが、いまいち実行に移すには至らない。なんだかんだいっていつもえり好みしている。なんだかな。
2001/8/8(Wed)
 夢を見た。非常に自分好みの夢だった。いつも変な夢しか見ないがぴんとくるものがあったので、ためしにあるサイトで軽く夢診断をしてみた。一部を拡大解釈してみると、どこかで見たような話が浮かんだ。ある夢を見続けるうちに主人公は恍惚としていく。本人はまったく気づいていないが夢を見るたびに体が衰弱していき、やがては幸福のまま死に至るという話だ。自分の場合さすがにそうなることはないと思うが、あの夢を見た後ではそれもありかなという気がする。いかんな。素直に友人の助言にしたがうことにしよう。

 職場に取り立ての電話がかかってきて、不満と不安が一気に増幅された。独りよがりになることはなはだし。電話を止めて食費にまわそうかと思う。ネットにつながない生活。四の五の言わず夜でも休日でも働くしかないか。惑わされすぎだ。
2001/8/7(Tue)
 めでたく金は入った。だが電話料金や電車賃、昼食代を引くとほとんど残らない。盆の間だけ力を使わない即金のアルバイトができればいいがそううまくはいかない。コンビニでフロム・エーを立ち読みしていると、ちょうど読みたかった『最終兵器彼女』の5巻があった。むさぼるように読んだ。あまり前向きとは言いがたい対策を立ててみた。問題は体がもつかどうか。気持ちのまぎらし具合が勝負の分かれ目。考えているうちにたいしたことではないような気がしてきた。別に飢えるわけではない。ちょっとした試練や挑戦だと思うことにした。納豆といりゴマを買いにスーパーに行った。2リットルの水が100円だったのでそれも買い、明日の昼食としてパンも買った。部屋に戻ると湯を沸かして、職場の人にもらったカップラーメンを食べた。腹が痛い。非常に風呂に入りたい。頭がふらふらする。明日からは実行あるのみ。なんなんだか。
2001/8/6(Mon)
 無理がたたったのかついに腹が下ってしまった。横になっているとそのうち楽になってきた。閉め切った部屋はかなり涼しい。寒気を感じて温度計を見ると28度を指していた。自分の体はどうなってしまったのか。
 ついに明日残金が入る。一部だけ。またしても。まあ入るだけありがたい。てっきり当事者間で話がついたのかと思っていたが、そうではなく資金繰りがなんとかなったということだったようだ。問題は正確にはいくら入るかということだな。まったく鍛えられるよ。
2001/8/4(Sat)
 相変わらず「西洋史覚書」の資料の続きを作成している。調べているうちに加筆修正が相次ぎ、続きの方はあまり進んでいない。ヨーロッパ歳時記と名付けてはいるが、歳時記というには少しずれているような気がしてきた。今さらながら奥深さときりのなさを思い知らされている。
2001/8/3(Fri)
 冷静に考えてみる。今の状況ではどう転んでも再来年までは動きがとれない。ただ、今のうちに収入を増やして貯金をつくっておかないと再来年以降も動きがとれない。だがここであせってもまた別の穴に落ちてしまう。いずれ当初の目的を見失い、「こんなことをやっている場合ではない」と思いながら生きていくことになる。
 方向修正。状況を見極める目を養い、「自分」との対話をしつつ、身軽さと実行力を身につける。耐えざる継続。そうすればそのうちわかるだろう。観念的すぎるが。
2001/8/2(Thu)
 大変なことに気づいた。今月にでも副業として他にアルバイトを始めないと、再来年まで動きがとれない。だめだ、もうすっかりとらわれちゃっているよ。「神田川」に出てくるような暮らしをしている自分だが、体調管理はしっかりやろうと言い聞かせる。
2001/8/1(Wed)
 ふと思った。宝くじをはじめとする公営ギャンブルではリサイクルはおこなわれないのだろうか。宝くじの券や勝ち馬投票券などには莫大な量の紙が消費されているはずだ。はずれたものもいくらか払い戻しをして、回収するようにはできないのだろうか。近くを通りかかったときや、次回購入の際など、本当に持っていけるように工夫をこらして。リサイクルするにはコストがかかりすぎるのか。それとも単に面倒でやりたくないだけなのか。リサイクルもぎちぎちに規制して呼びかけ倒れに終わるより、楽しみながらできるようなしくみの方がいい。ただでさえ無駄金を使っているのだから。一番なのは買わない持たないだが。戯言か。

←previous Next→
diary index