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2001.4.28〜2003.8.31

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2001/9/30(Sun)
 どうもまたもやふさぎの虫が活動をはじめたようなので、ひさしぶりに銭湯に行ってすっきりすることにした。銭湯に行くと必ず彫り物がある人がいるものだが、それと同じくらいの割合で銭湯の親父さんが風呂場に入ってくる。いつも自分が入ったあとに入ってくるので、はじめは目をつけられていると思っていた。今はわからない。わからないと言えば、銭湯のテレビでマラソンの模様が流れていた。
 体をふいていると高橋尚子が35km地点を走りすぎ、ロータリー付近で日の丸が振られる様子が映し出された。アナウンサーは「一番きついところに日の丸。日の丸が高橋尚子に力を与えます」などと言っていた。演出上はそうなるのかもしれないが、本人には見えていないだろうと思い違和感が残る。他の人は素直に感心していた。
 帰り道のラーメン屋でもかつら屋でもテレビに釘付けだ。どうして自分はそんなその他大勢の人ではないのかと思ってみる。それはそれでやはり逆のことを思うので、これでいいことにする。ラジオから高橋尚子が女子で初めて2時間20分を切る世界新記録で優勝したというニュースが聞こえてきた。そうか。
2001/9/29(Sat)
 J-WAVEで土曜日午後6時からの番組に「AJINOMOTO 6 P.M.」という番組がある。番組内で流れている味の素のCMが受賞したらしい。妙に納得した。この番組でだけ流されているそうだが、確かにおもしろいものが多い。発想はけっこうくだらないが、かなり力が入っている感じがする。
 自分としては「おいしい音」編が気に入っている。これは調理中や食事中の音を2、3秒流して、男女ふたりの解答者にあてさせるというクイズ番組仕立てのCMである。それを「米をといでいる」「ごまを擂っている」などと当てる。音を聞けばなるほどと思いすごいといえばすごいが、ただそれだけなのだ。そのくだらなさ加減が気に入っている。
2001/9/28(Fri)
 給料日。ひさしぶりに昼に食パンや菓子パン以外のものを食べた。
自分「ひさしぶりにコンビニで弁当買いましたよ」
Tさん「おめでとう! パンからランクアップしたな」
Hさん「じゃあちゃんと給料入ったわけね。三和銀行のATMでチェックしなきゃ」
Tさん「そうだHさん、東京三菱じゃないんだもんな」
自分「早くあさひの方にも入ってほしいんですけどね」
そうでないと、ここで一息ついてまたじり貧だ。状況は察するが引っ張りすぎ。
 帰りに食料を買い込んだ。これで当分は白いごはんにしょうゆをかけて食べなくてもいい。いつもは押麦と混ぜて炊いているが、押麦がなくなりそれもできなくなっていた。毎日ではさすがに体調を崩す。松屋でカレーを食べた。狂牛病についてはどうなっているのか。張り紙を見かけない。
2001/9/27(Thu)
 そういえば一年前の今日は東京生活をはじめた日だった。場所が場所だけに(?)すっかり長い間住んでいるような気になっている。地獄の通勤ラッシュもちょうど避けられている。いろいろ考えることはあるが、「あり得たかもしれない」可能性を考えてもしかたがない。それは歴史家が「歴史にもしもはない」ということに似ている。だからどうしたというわけではないが、出てきてよかったとは思う。問題は目的を見失っている状況とも相まって、何かをなさなければならない焦燥感にかられてしまうところか。
2001/9/26(Wed)
 昨日の携帯電話の件は予想通り、意図的に止めているらしい。やはりそうか。それはともかく今年は自分にとって今後を決定づけるほど、重要な年になるかもしれないようだ。やはりそうか。なんとなくそんな気が数年前からしていた。といってもわからないことが多すぎる。まあそこが重要なんだろう。なんとかつかまないとな。ただでさえ出遅れているのだから。
2001/9/25(Tue)
 帰ってくると予想通り「あるもの」が届いていて、一気に現実に引き戻された。あともう少しだというのに。まあでもここからが肝心だな。ここで踏みとどまってなんとかしなければ。せめて給料日があと一日前なら、よけいな苦労をせずにすむというのに。しかし「この電話はお客様の都合により......」ってどういうことよ。携帯電話で考えられるのはふたつ。
2001/9/23(Sun)
 最近『non・no』のコマーシャルを聞くとどうもつっこみたくなる。「顔をちっちゃく見せればもっともてる。もっと得する」そういう問題だろうか。まあファッション誌というのは流行をでっち上げるものだからしかたがないか。取材も別の意味でさぞかし大変だろう。ある意味夢を与える商売といえないこともない。適当なこと書いて申し訳ないが。
2001/9/22(Sat)
 いきなり涼しくなり、すっかり秋のにおいが充満している。最近はひとつ前の駅から通勤・帰宅しているので知らなかったが、駅前のパン屋が一週間前に閉店していた。売り上げがよくなかったんだろうか。やたらかわいい店員さんがいて制服もかわいかったのに。それは関係ないか。部屋を出たときは寒いくらいだったが、戻る頃には日も出てきていい感じだ。一応三連休なのにずっと部屋にいるのはもったいない気がする。あともう少しの辛抱だ。
2001/9/21(Fri)
 Macを使い始めてから約4年半、当時の愛機でネットにつないでから3年と2か月弱になる。特にサイトを開設してからは依存が深まり、他の過ごし方を忘れてしまった。今でもなくても暮らしていける人たちが圧倒的多数を占めている。以前は自分もそのひとりだったはずで、本当は今でもなくても暮らしていけるはずだ。適度な距離感と基本を見失ってしまったのだろうか。それとも、ラジオを聞き始めた理由と同じなのか。わざと迷路に入り込んでいる気が、しないでもない。
2001/9/20(Thu)
 2月頃から聞き始めたJ-WAVEだが、最近は番組改編期ということで夜の番組でも「重大なお知らせがあります」という言葉を毎日のように聞いている。さびしさに耐えかねてラジオをかけるようになってから約半年、上京してから1年弱。短いようでかなり長かったような気もする。とはいえ今はまだ振り返る段階にない。J-WAVEでは「J-WAVE PRESS」というメールマガジンを配信しているが、注目ゲストのコーナーに
【相田翔子】--------------STYLISH CAFE:9/23(SUN) 19:00-19:54
とあった。もしかしてWinkの相田翔子か? そういえば昔好きだったな。解散してからふたりともあまりいい話を聞かないが、どうしているのやら。

追記:試しに検索してみたら、こんなところがあった。ふたりともそれなりに活動しているらしい。相田翔子さんの方がメディアへの露出は多いような気がする。自分の中では「過去の人」なのでなんとなく複雑な気分だ。
2001/9/19(Wed)
  Mac Peopleという雑誌がある。雑誌の終わりの方のページで連載されている「我が妻との闘争」をよく読んでいたが、今日初めて作者のサイトをのぞいてみた。雑文のコーナーがあり、第1回の「すごい面接」をタイトルにひかれて読んでみた。これは必読だ。これから笑いたくなったらここを読むことにする。
2001/9/18(Tue)
  最近どうも頭がすっきりしない。食べ物のせいなのか、睡眠のせいなのか、それとも体調を崩しているのか。どうも体の中に蒸し暑さが残る。高河ゆんのマンガのような夢を見た。途中で目が覚めそうになってもそのまま余韻を味わっていた。

 給料日が待ち遠しく、金銭的に綱渡りな今日この頃、メインに使っている銀行からFAXが来た。「ご確認していただきたいことがありますので下記までご連絡下さい」
 記載されている支店は一度も利用したことがない。ただ、仕事帰りに駅前にあるその支店のATMを何回か使っただけだ。取引状況などと合わせて考えてみた仮説は、説得力がありすぎてゆううつにさせる。自分の身は自分で守らなければならないわけだが、金銭状況の打開には未払いの残金が必要不可欠なんだな。ひさしぶりに銭湯に行っても「仮説」のことばかり考えてしまった。
2001/9/15(Sat)
  今日はひそかに重要なことが、いろいろあり過ぎた気がする。頭があまり働いていなくてうまく対応できなかったのが残念だ。せっかくめずらしいこともあったというのに。やはり場数が足りないな。
 とりあえず、残金が今月中には入らないということはわかった。またか。しかもやばいことに巻き込まれているらしい。引き込まれそうになり、さすがに断った。
2001/9/14(Fri)
  自分の感じ方が変なのかもしれないが、最近の報道ぶりにどうも THE YELLOW MONKEY「JAM」のあのフレーズを連想してしまう。人を骨抜きにするのがメディアの仕事ではないはずだ。自分にも言えることだが、のど元過ぎても熱さを忘れないでほしい。えらそうに何を言うかという感じだが。
2001/9/12(Wed)
 不謹慎な書き方だが、どこも同時多発テロ事件一色だ。犠牲者の方々のご冥福を心から願う。降ってわいた試練に自分に何ができるのか考えたりもするが、首謀者や実行犯たちがあそこまでの事件を起こすに至った事情が気になる。今後の世界に与える影響とともに。もっとも現地の人々にとってはまず目の前の死人や負傷者であり、行方不明の人々であるのだが。
2001/9/11(Tue)
 ラジオに入った緊急速報。ニューヨークの世界貿易センタービルに航空機が衝突した。そのときは他のことに夢中であまり気に留めなかった。メールをチェックすると、メーリングリストやメールマガジンで情報が飛び交っている。反応のすばやさに感心するとともに、のんきすぎる自分を恥じた。
2001/9/9(Sun)
 思うに過程をすっ飛ばして結果だけを求めるから思い悩んでしまうんだろうな。とりあえず自転車を買えるようになってから、また考えよう。台風が近づいているせいか、雨が降ってはやんでいる。
2001/9/8(Sat)
  髪を切った。そういえば前回髪を切ってから苦難の連続だったな。『MONSTER』がついに次巻で完結か。『ベルセルク』は今どうなっているんだろう。
2001/9/7(Fri)
 食生活改善のため、模索中。横着者の自分はうるさい。えり好みが激しい。安くて手間がかからず、必要な栄養がとれ腹持ちもする。毎日でも飽きず体調も崩れない、そこそこの味。そんな食品をさがしている。候補が挙がってきたので明日から試してみる。どこかまちがっている気もしないではない。気がついてみればこのサイトも2周年。最近書き逃げというか書きなぐりが多い気がする。
2001/9/6(Thu)
 最近、妄想が激しすぎる。たまりすぎ。「Final Distance [M-FLO MIX]」を口ずさんでいたら、少しは楽になった。口を動かすからか? あほなこと言ってないできちんと食え。欲をかきすぎるのは失敗のもと。
2001/9/5(Wed)
 腹が下って体がだるい。いろいろと見通しも立ち問題点も明らかになってきたが、その前に食生活をなんとかしなければならない。あちらを立てればこちらが立たずだが、こればかりはおろそかにするわけにもいかない。おろそかにしているが。せめてもう少し変化をつけよう。

 そういう問題か?
2001/9/3(Mon)
 忘れ物のトップは傘だというが、もっともな話だと思う。雨が降りそうだったが傘は持たないことにした。職場に着くと、下の階の人が傘を整理していた。その中に見覚えがある傘があった。手に取ってみると壊れた自分の傘だった。そういえば金曜日に雨が降って持ってきたような気がする。すっかり忘れていたが、まあちょうどよかったかもしれない。持ってこようにも持ってこれなかったんだな。
 相変わらず細かいところにこだわって進みが遅いヨーロッパ歳事暦(どうも祭事の内容より起源の方に目が向いてしまっている)の加筆作業中に見つけて共感した文章。
■世界史紙一重講義■ “戒律”によってダラクする
2001/9/1(Sat)
 最近柄にもないことを考えてしまっているので、伝えることの難しさというやつを感じている。普段話すときもあまり考えずに言葉を出しているし、そもそも筋道を立てて考えることは苦手だ。あることについて書こうと思ってもぴったりな言葉が思い浮かばない。あるいは両手にくんだ水のように意図がこぼれ落ちていき、思ったものとはまったく違ってしまうこともある。今さらながらむずかしく、柄にもない自分にはずかしくもなる。
 昼間に子供たちがかついだ小さな御輿がアパートのすぐ近くを通っていったが、祭りでもあるのだろうか。ここに住み始めてからそろそろ1年になるというのに、地元行事にはいまだに疎い。

 夜になって散歩をした。途中に氷川神社のテントがあったので、御輿は氷川神社のものだったかもしれない。オバQ音頭や東京音頭が聞こえてくる。途中から道路が車止めされていた。盆踊り大会があるらしい。歩道には見物客が横一列に並んで待ちかまえている。おきまりの食べ物を売る店も出ていた。さすがに店先で立ち読みするのは気が引けて、店の中に入り適当な本を物色した。サラ金生活者の新刊を立ち読みしていると、盆踊りがはじまり参加者が民謡に合わせて踊り始めた。読み終わると店を出て、においを味わいながら部屋へ戻った。浴衣を見るのもそろそろ最後か。

 追記:今年は9月2日が旧暦の盆らしい。なるほどね。ぴったりだ。

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