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2001.4.28〜2003.8.31

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2002/5/31(Fri)
 年金支給「70歳」提案という記事を読んだ。やはりそうくるか。短絡的かもしれないが、これでさらに掛け捨て化が進む。ますます外国に目がいく。そういえば以前銀行に行ったとき、その辺のおばさんが外貨預金の問い合わせをしていた。
2002/5/30(Thu)
 支出関係の読み違いが予想以上に大きなものだったことが判明した。ぎりぎりなんとかなりそうだが痛すぎる打撃だ。最近小さなラッキーが続いていたが、実は埋め合わせだったんじゃないかと一瞬勘ぐりたくなる。しょうがないので、逆にこれで吹っ切れてよかったと思うことにする。どうしてこうも自分を追い込んでしまうのか。まあそうやって学習していくということで。
2002/5/29(Wed)
 26歳になった。なんとなく微妙で大きな境目。25になるときも思ったが、25と26ではそのとき以上に大きな隔たりを感じる。それとは別に以前は「誕生日を祝う」ということに対して、あこがれと期待や不安がないまぜになった複雑な気持ちがあったが、さすがにここまで来ると誕生日もただの日になってしまった。それもまたさびしいが、今さら自分で祝う気にもなれない。
2002/5/27(Mon)
 長らく目にしていなかったが、ついに見てしまった。黒いあの物体の季節だ。去年よりもさらに思い切った対策をとろうとしたが、流しの下のガス管がじゃまだ。いったん見てしまうと気が気でならない。この世から消え去ってくれとはいわないから、この部屋に姿を現さないでくれ。
2002/5/26(Sun)
 記憶を確認するために検索していたらなつかしくなった。創土社がゲームブックの復刊に取り組み、「巨匠」鈴木直人の名作『パンタクル』を『パンタクル1.01』として先月末に発売した。去年のクリスマスイヴには、10年ぶりの新作『チョコレートナイト』がゲームノベルとして発売されている。一瞬疑問に思ったが考えてみれば、かつて熱中した人々は現在は会社などで最前線に立っているはずで、復活の話が出てもおかしくはない。
 何がきっかけかは思い出せないがブームも最盛期を過ぎた頃、東京創元社や社会思想社(それと双葉社や富士見書房)から発行されていたアドベンチャーゲームブックにはまり、中心街の書店に通い詰めていた。だが衰退著しく、東京創元社でも『第七の魔法使い』『ギャランス・ハート』を最後にまったく新刊が出なくなってしまった。
 その後トンネルズ&トロールズ(T&T)のソロアドベンチャーをへて、テーブルトークRPGに流れた。今ではそれもやらなくなり、すっかり縁遠くなってしまった。たまたま見つけた某巨大掲示板のスレッドには、大御所スティーブ・ジャクソン、イアン・リビングストン両氏の原書を大人買いした人もいるらしい。今は買えないが、今後に期待していずれ創土社版を買ってみるか。
2002/5/25(Sat)
 ひさしぶりに心安らかな一日を過ごした。いろいろと再確認した。とりあえずはとらわれすぎて本質を見失いたくない。考えすぎて楽しむことを忘れたくない。そんなことをわざわざ意識せずに生きたい。というところか。
2002/5/24(Fri)
 職場で飲みに行くことになり、自分もついていった。いろいろ興味深い話も聞け、今後に影響を与えるかもしれない。いったん職場に戻り、麻雀はしないのですぐに帰った。普段にもまして女の人がきれいに見えるのはこんなとき。来週からワールドカップが始まり、29日で26歳になる。20代も折り返しを過ぎた。なんとなくやるせない気持ちに襲われる。
2002/5/23(Thu)
 埋設物調査のため神田の水道局へ行った。ここの図面室ではコピーをおこなっていないので、各人いろいろと対策を立てている。うちでは方眼紙に透かして書き取っているが、ハンディコピー機を持ち込む人が多い。よく複数で来てたまに悪戦苦闘している。だいたいわかればいいのか、デジカメを使う人もいる。
 今日は新手が現れた。わざわざノートパソコンとスキャナーを持ち込んでコピーしようというのだ。電源を借りていざ作業し始めたが、どうもうまくいかないらしい。前のところではちゃんとできたんですよ、などと職員の人に話している。そのうち携帯電話で会社にかけ始め、相性が悪いという結論に落ち着いたようだ。出直すくらいなら書き写して帰れよ、と思いながらさっさと済ませて帰った。文明の利器も形無しだ。
2002/5/22(Wed)
 満たされることのない渇きに襲われることがある。不安や不満が頭を覆い、熱に浮かされたように悩み始める。依存したくてたまらなくなる。後先考えず欲望に身をまかせたい。むさぼりつくしたい。だがそんなことをしても事態が悪化するだけで、あとで困るのは自分である。もともと重苦しい状況に弱く他人に遠慮がちで、理屈をもてあそんでいるうちにうやむやにして忘れ去っていく。そんなわけで結局は平和そのもの、散漫な日々を送っている。何もせず求めるだけではいけない。このところここの文体がやけに退屈で自意識過剰になった。かっこつけすぎか。
2002/5/20(Mon)
 やっとのことで etudes/studies のヨーロッパ歳時記を更新した。最近ラジオで公共広告機構のCMが流れていると、もどかしさに似た不快感を覚える。

 電車の中で若い女性のスカートに男の靴がぶつかっている。その女性は自分のスカートが買ったばかりで高かったことを主張し、個人的に器物破損で訴えますと男を車内から追い出す。あるいはひさしぶりに銀座で髪を切り、パーマをかけた高齢の女性。帰る途中にたばこの煙をかけられ、連れ合いに臭いので髪を洗ってくれと言われる。悔しさに耐えかねて恨んでやると言い放つ。連れ合いもそれに続く。どちらも最後に「あなたのマナーを見てください」とナレーションが入る。

 はじめて聞いたとき、「おニューのスカート編」は皮肉かギャグかと思った。身近な例を出して共感を得ようというつもりかもしれない。マナーとは他者への想像力なので、自分の身に引きつけて考えてほしいのかもしれない。だがどうも引っかかりがある。このところやけにマナーの向上を訴える広告が多くなったというむなしさや、さりとてたいした効果は上げていないだろうという推測、えらそうに書いている自分、はおいておくとして。
2002/5/17(Fri)
 職場で他の人が家を買うかどうか悩んでいた。家族の間でそんな話が持ち上がっているらしい。経験者の人にいろいろと話を聞いていたが、その大変さに気が滅入ってしまった。もともと持ち家を持つ気がない自分だが、さらにその思いを強くした。
 いったん家を建ててしまうと、その土地にしばられるような気がしてならない。酔っぱらった父親が家の建て替えの話を出しても、その金を老後にまわしてくれといつも拒否している。こんなことを書くのもなんだが、できるなら実家には戻らずに家屋や土地の相続権も拒否したい。どこかに終の住処を持つことについてはやぶさかではないが、そのために定年までのローンを組むなんてとんでもない。同じ額を使うならもっと他のことに役立てたい。もっとも今はそれを考える状況になく、今後いかなる状況に陥るかわからないのだが。
2002/5/14(Tue)
 ひさしぶりにプロバイダのAirH"用アクセスポイントにつないでみた。回線増強工事の成果か、やっと一頃の異常なほどのつながりにくさは解消されたようだ。つながりやすくなった分、以前より遅くなった気もするがそれはしかたがない。つなぎっぱなしにしているとどうも落ち着かない。とりあえず今後に期待している。
2002/5/12(Sun)
 ワールドカップも近いが梅雨も近い。梅が熟す頃だから梅雨らしいが、なぜに「つゆ」と読むのか。今日は母の日。といっても照れくさくて何もしなかった。たまたま見つけたここに少し涙ぐんでしまった。
2002/5/11(Sat)
 このところのMacの不調の原因もわかり、無事解決したので銭湯に行ったあと新しく買ったCDを聞くことにした。はじめは他のこともするつもりでいたが、あまりに気持ちよすぎて途中から目を閉じて聴いていた。噂には聞いていたがこれほどまでとは思わなかった。言葉遊びのような歌詞の響きが心地よい。夜であまりヴォリュームを上げられなかったのが残念といえば残念だ。最近はすっかりCDを買わなくなったが、ひさしぶりにいい買い物をしたと思う。その名はSupercar「HIGHVISION」、出身は同じだが初めてCDを買った。
2002/5/10(Fri)
 ナビスコカップの優勝賞金は選手とスタッフで均等分配されるらしい。図面を写しにときどき神田の水道局へ行く。図面室には職員のおっさんがふたりいる。片方の人がよく息子さんへの仕送りのことを口にするので、何をしているのだろうと不思議に思っていた。その疑問が今日解けた。東京FCのスタッフをやっているようだ。遠征でよく外国にも行き、最近ではスペインに行って来たそう。幼稚園のころからサッカーをやっていて、途中でいやになってやめるかと思ったらずっと続けてしまったという。おっさんはサッカーをよく見ていて機嫌良さそうに話していた。他の人に話したら遠い目をした。最後にはやはり継続がものをいうのか。
2002/5/9(Thu)
 ついにやった。やっとつながった。手が空いたので、ふと思いついて検索して使えそうなページを保存しておいた。そのうち共に悪戦苦闘してきた人が戻ってきたので説得し、ページの記述にしたがって再び挑む。なんの応答もなくまただめかと思いつつ、ぴんときたとところを変更する。プリンタが作動して印刷を始めた。誰も取りに来ないので、紙を見るとテストページだった。他に不具合が出ていないかテストしてみる。問題ない。長いたたかいだった。心地よい解放感が体をつつむ。いろいろ思うところはあるが、いけたのでよしとする。本当にありがたい。
2002/5/8(Wed)
 それにしてもこの天気の変わり様はなんだ。帰ってくるとラジオでかぐや姫の曲が流れていた。すごい世界だ。「神田川」生活を自認している今の暮らしだが、さすがに及びもつかない。まだまだ捨てたもんじゃないなと白菜をかじりながら思ってみる。食べるものはきちんと食べている。最近Macの調子が悪い。
2002/5/7(Tue)
 XPにはほとほと手を焼いている。いまだに新しいマシンだけはプリンタが使えない。まわりのマシンとはなんとなくつながっているが、どうにもプリンタを認識してくれない。今日初めてプリンタの切り替え器にプリントサーバがつながっていることが判明した。そんな具合で存在が忘れ去られている。すべてを知っているのは最初にLANを構築した人だけ。それにしてもこの天気の変わり様はなんだ。
2002/5/4(Sat)
 基本的に加入電話の番号にかかってきた電話には出ないことにしている。とはいえ、たまに気になる電話もある。うまくできているものでそんな電話はまたかかってくる。今日も2回目に残っていたメッセージで、かけてきたのは父親と判明した。例のごとくかなり酔っている。一瞬にして気分がどんより沈んでしまったが、しょうがないのでかけ直すことにした。
 やはり予想通りだった。父親に勝手にしゃべらせておき、頃合いを見計らって母親に替わってもらった。ふと思い出して用事を頼み近況を聞く。2月の終わりから弟がついに働き始めたらしい。どこで働いているかは不明だが、社会保険にも加入してしっかりやっているそうだ。よかったよかった。これでひそかな心配の種がひとつ減った。あとは暇をもてあまして飲んだくれている父親がいつ死ぬか。当分先だとは思うが、そうであることを願う。
 受話器を置いて驚いた。課金されていない。通話中なぜか接続が不安定でノイズが混じっていたが、それと関係があるのだろうか。
2002/5/2(Thu)
 このところ整理づいていて、いろいろ捨てている。そのせいかどうか知らないが、やたら肩が凝っている。それに眠い。これからの季節、洗濯や銭湯に行く回数を増やした方がいいかもしれない。「かもしれない」じゃないだろう。どうも細かいところでけちって、大きめの買い物をするという金の使い方をしてしまう。たぶん今月で落ち着くだろう。いくら使うためにあるといっても、少しは貯蓄にまわさないとのちのち非常に困る。

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