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2001.4.28〜2003.8.31

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2003/6/30(Mon)
 朝ふと思いついて家具の裏のごみを取った。気がつけば今年もあと半分なのでちょうどいい。昼休みに給料を下ろし、諸々の支払いを済ませた。早くも予定変更を迫られる。夜になって仕事から戻り、家賃を払いに行った。いつもやせているのでちゃんと働いているのか心配される。これ以上やせる気はないが、太る気もないのでしかたない。
2003/6/28(Sat)
 とある掲示板に代々木公園で酒を飲みながらロケット花火をするという企画の告知があり、早速連絡を取って行ってきた。ぴんと来て反応すると実は全然人が集まっていなかったということは昔からよくあり、今回もそんな酔狂な暇人は自分だけのようだった。他の人は忙しかったり具合が悪かったり遠すぎたりしたんだろう。
 男2女2の総勢4人でまったりと始まったイベントはそれなりに盛り上がった。やはりノリがいい人がいると違うものだ。花火のにおいは夏を強く意識させ、なつかしい思いにさせる。ロケットに関しては傍観者を決め込んで手を出さなかった自分だが、最後には気づいたら3発同時発射していたり、まちがってカップルに発射してしまったりとやらかしていた。終了後千駄木の駅前にある喫茶店まで移動した。参加者の年下の彼がやくざに引き込まれそうだと、穏やかでない話題で持ちきりだった。その後どうなったのだろう。
2003/6/26(Thu)
 ふと思い出して帰りにUSBメモリを見に行った。大容量の物でも思ったより安い。これはいいかもしれない。付属のユーティリティはやはりどれもWindows専用だったがそれはまあいい。ついでにWindowsノートの最新モデルをさわってみる。iBookの影響かやたら白が目立つ。そんな中でバイオノートTRにやられそうになった。昔の自分なら買っていたところだが、今の用途には高い。PowerBook G4(12インチ)にはひかれるもののどうもOS Xにはなじめない。気にしすぎか。ともかく当初の予定通り、当分は初期型iBookでいくか。
2003/6/25(Wed)
 夏至を過ぎたばかりだからか本当に日が長い。夕方とは思えないほどの明るさだった。帰りにふとやり場のない怒りに襲われる。原因はいろいろあるだろうが、一番は自分に対してだろうな。
 そういえば、ついにPower Mac G5が出たらしい。なんかもうすごすぎてどうでもいいや。それにしても安くなったよ。OS X 10.3も発表されたことだし、そろそろ移行してもいいかもしれないがまあいいや。
2003/6/23(Mon)
 昨日はiBook騒動のあと、歌力というイベントに行った。こちらもそれほど期待していなかった割には満足感が高く、参加した11組のミュージシャンの感想などそれぞれ書きたいところだがやめておく。少しくすぐったいが、夢のような出来事と言えるかもしれない。打ち上げで朝までいたので非常に眠い。
2003/6/22(Sun)
 危なかった。あやうくiBookを死なせてしまうところだった。少しばかりの好奇心が後々大事に至ってしまうということがある。気が動転してあらぬ妄想を抱きながら購入店へ持っていった。結果は特に問題なし。ただもうバッテリーは使えないのでこれからは電源プラグが抜けない。内蔵電池もいかれたかもしれない。念のために互換バッテリーの購入も勧められたが、今の時点ではやめておいた。戻ってから詳細な確認のあと、バックアップの更新をしたことはいうまでもない。ひとまず無事で助かった。
2003/6/21(Sat)
 なんだか模索の一週間だったような気がする。
 アップリンクで園子温監督の初期作品「決戦!女子寮対男子寮」を見てきた。正直よくわからなかった。話についていくのが精一杯で。8ミリ最後の映画で監督の中でも重要な位置づけらしい。確かに破綻している。走るシーンが多く、きっかけとなった「うつしみ」「自転車吐息」を思い出した。
 思い出したといえば今回初めて行ったアップリンクファクトリーもある意味思い出の場所なのだった。あの頃はまだ何も知らなかった。

 さて、本編。先の感想は「総合映像格闘技イメージリングス Vol.36“ネバーランドまであと一息”失速、墜落、轟沈!それでもボクたちは飛ぶ!」の特別上映で上映されたうちのひとつで、いったん部屋に戻って書いた。途中で新宿のハンズに寄り道をして遅れそうになりながらもなんとか本編の上映に間に合った。実を言うとそれほど期待していなかったが、どれもおもしろくてびっくりした。見逃さなくてよかった。PARAさんの友人の小林未来さんが遅れて来たり、「刑事まつり」のあとの打ち上げなどでお会いした井口昇さんがゲストだったりしてタイミングの良さにうれしくなっていた。
 最初に上映されたのは長池弘史監督の「とぶ」。仲良し男女4人組は男が滑空しているというニュースを耳にする。最近行方不明の友人の部屋に行くと、絵本と空図らしき物が置いてあった。『とぶ』という名の絵本は満月の魔法で空を飛べるようになった少年が楽園を探すお話で、4人は試しにその友人の写真を満月の夜にろうそくの炎にかざしてみる。それから絵本にあったとおりの景色に友人が写っている写真が届くようになり、どんどんはまっていく。随所でなかなか笑わせてくれるが夢と現実を示しているようにちょっぴりほろ苦い、気もする。
 次は内田雅章監督の「蘇州の猫」。なぜかフランス語の字幕が出ている。どこかに出品でもしたのだろうか。猫といえばフランスなのかもしれない。猫を意味する "chat" という言葉が好きだ。引っ越し先の引き出しで見つけた2年前の手紙に返事を書き、また引き出しに入れてみると返事が届いていた。そこから主人公の女の子の奇妙な文通が始まる。字幕のためか差出人の「智行」くんはフランスに住んでいるのかと思ってしまったがそうではないらしい。彼が飼っている猫のあだ名「蘇州の猫」の元ネタとなった曲が女の子の携帯に流れてくるシーンで、どこかで聞いたことのあるタイトルだと思っていたらこの曲かと納得した。話自体は割とありがちだがラストに至るまでの流れがぎごちなくも美しくせつない。小ネタで笑いつつも不思議な味わいのある前2作は手紙つながりだなと思った。
 ここから毛色が変わって3番目は熊切和嘉監督の「妹の手料理」。普段自分の妹の顔で抜いている主人公は、妹のことになると目の色が変わる。ついに思いあまって妹に告白したり素っ裸で夜中に激走したりと、なんというか童貞スピリッツあふれる作品でかなり受けた。所々の小ネタについつい笑ってしまった。最後のシーンでほろりとさせつつ、ある小ネタの落ちもつけている。比べるのは申し訳ないが「刑事まつり」のときの「アカン刑事」より断然いい。
 最後は園子温監督の「Father's Day」。美人姉妹が顔もほとんど見なくなった父親にそれぞれの恋人と連れだって4人でひさしぶりに会いに行くと、父親は監禁され謎の覆面男が待ち受けていたというお話。内容はとてもばかばかしく逆説的でいい。今回の4作品はある意味「夢を失わない人たちの物語」でくくれる。上映後のトークで爆笑したあと、関係者の打ち上げについていきそうになったが思い直してやめた。

 部屋に戻って銭湯に行った。帰ってiBookを立ち上げると真夏の暑さでバッテリーがへたったのかずっと充電中になっていた。ゴキブリなどがこの世からいなくなればどんなにいいかと思う。
2003/6/17(Tue)
 枕を替えた。固すぎた。改めて枕選びの大切さを思い知る。体が痛い。特に首、肩、腰が。早速また新しい枕を買いに行った。
2003/6/16(Mon)
 仕事帰りに鉄の風鈴を買った。澄んだ響きが心地よい。早速部屋の中につるした。外につるすのは気が引けた。
2003/6/15(Sun)
 最近疑問に思っていたことが解決したので、サイト内のタグを一部修正した。どうやら今日は父の日らしい。
2003/6/14(Sat)
 暑かった。銭湯に行ってさっぱりしたあと、普段は使わない京王線の電車に乗って池ノ上へ行った。前回は人に連れられて行ったが、今回はひとり。整理券を配り始める時間がわからないので早めに行ったら一番乗りだった。
 そのイベント、映像温泉芸社INシネマボカン2『モーレツ! シネマ教室』はとりあえず濃かった。まず3日前に携帯メールで上映依頼が来たというなにわ天閣監督の「刑事天国」が上映された。見るのは2回目で普通に笑えた。会場の雰囲気も関係しているかもしれない。飲食物持ち込みOKで本来はガリガリというバーなので、後ろのカウンターで飲み物の注文もできる。隣の人はたびたびグラスにビールをそそいでいた。
 次はタイトルにもある酒徳ごうわくさんの「モーレツ! シネマ教室」で、手持ちの中から自分がつぼにはまったバカ映像を観客に見せようという趣旨らしい。最後のピエール瀧のPVがすごかった。スカイダイビングのシーンから始まり、さまざまな場所と衣裳でゆるいことをやっている。むだに金かかっているなあと思っていたら30歳の誕生日に関係者へ配った物が何年かしてビデオ化されたそう。当時はエヴァンゲリオンがはやっていて、全身タイツに綾波レイのプラグスーツの模様を描いてなにかやりたかったらしい。6年後に続きを撮っている。テンションは変わっていない。恐れ入った。
 ミニコミ誌「ZAMDA」や小原茂樹さんのビデオの紹介トークのあと休憩に入り、シネマ秘宝館の斉藤浩一館長が1000枚のコレクションの中からお馬鹿なレコードをかけていた。たのきんトリオのいっちゃっているセリフやキーがあわないのに無理やり歌って天地真理状態になっている北原佐和子の「ステキ・大好き」(タケカワユキヒデ作曲)に受けた。仕事で広島に行くという斉藤館長が会場をあとにして休憩も終わると、シネマボカンでのイベントはこれを上映するために企画されたという伊勢田勝行監督の「浅瀬でランデブー 第1話」が上映された。
 前回の「ハイスクールリーパー」もすごかったが今回はそれを上回るすさまじさだった。画質も相変わらずノイズ入りまくりで見づらいながらも多少は向上し、監督本人がセガカラで入れているという登場人物全員の声もだいたい聞き取れるようになった。他の少女マンガ恋愛アニメの影響が多大で、こういう物がつくりたいんだなということはよくわかる。だが自己完結しすぎてまさに夢の世界。他の上映会ではまず見られない。制作方法も含めて天然記念物のような存在だ。コミケでは胸から油を流しながら、キカイダーの恰好でビデオを売っていたそうだ。
 最後に今回も斉藤館長の「恋のわんわんマーチ」を上映して終了した。主演の人の一人芝居が痛々しくてまたも爆笑してしまったが、連続で流されたら気が狂ってしまうんじゃないかと思う。主催者の人たちが会場を片づけたあと同じ場所でおこなわれた打ち上げに加わる。渋谷での二次会は遠慮した。すでに眠くて始発まで持つかどうか。終電で帰った。
2003/6/12(Thu)
 梅雨入りしたせいか霧雨が朝から降り続いていた。最近だるいのは体内のリズムが狂っているからだと思い当たる。できるときにおとなしくしておくか。そういう問題でもないか。
2003/6/11(Wed)
 何気なくやっていることが実は後々大きな影響を及ぼすことを今さらながら実感する。
2003/6/10(Tue)
 これまで職場では特にウイルスに悩まされることもなく、ソフトの期限も切れていた。だが最近本社のパソコンからウイルス付きのメールが送られてきたり、他の人が感染したファイルを持ち込んだりしてネットワークを介して広がってきた。ということで午前中はひたすらウイルス対策をしていた。一部で導入していた個人使用のみ無料の対策ソフト(英語版)を導入し、オンラインチェックも併用してひとまず検疫・駆除し終わった。手間はかかったが、ひそかに気になっていたことを一大事になる前に一斉にできてちょうどよかったと思う。
2003/6/9(Mon)
 ついにSUICAイオカードを買った。出てきたカードは予想と違ってキャッシュカードのようで、思わず駅員に使い方を確認してしまった。初めて使ってみてすごいすごいと子供のように喜んだ。あといくら残っているかわからないのでときどき確認する必要があるな。
2003/6/7(Sat)
 この日PARAさんは「BULLY」と「ロスト・イン・ラマンチャ」を見に行くそうなのでご一緒させてもらった。いったん部屋に戻って荷物をおき、銀行のカードを財布に入れて渋谷へ向かった。さのともさんも加わり3人で映画館へ向かう。
 「BULLY」は実話を元にしていて、主人公たちがヒロインにのせられて殺人を犯すまでの過程が描かれていた。登場人物が当然のようにクスリをきめているので、今さらながら少し悲しくなった。マフィア崩れの男が遊びじゃないときつく戒めるが、人を殺したことのない若者が大人数で殺人に加われば、疑心暗鬼になり誰かが密告するのはいわば当然の成り行き。ヒロイン自ら友達に興奮混じりに話しているのだから目も当てられない。裁判は現在も継続中で一部減刑されたそうだが、この先どうなるのだろう。さのともさんはヒロインのしゃべり方がなまりがきつく聞き取りづらかったと話していた。字幕とのずれがおもしろいとも言い、やはりわかる人はすごいなと思う。簡単なものしか聞き取れなかった。
 映画館を移動して「ロスト・イン・ラマンチャ」。テリー・ギリアム監督が『ドン・キホーテ』に魅せられ撮影準備を進め挫折するまでを追ったドキュメンタリーだ。今まで多くの人々が挫折してきた作品に、キャストにけっこうな大物を使い頭の中で何度も完成させた壮大な構想とあふれ出るアイディアで挑む。だが現実は無情で、さまざまな「不可抗力」によってチームが追いつめられていく様子に胸が痛くなる。引き合いに出すのもなんだが、自分も似たような経験があるので共感してしまった。一度は構想自体をなかったことにして撮影を断念した監督も、現在は新たに出資者を募り保険会社に渡った権利の買い戻しに動いているという。これまたどうなるのだろう。
 その後パスタ屋に移動して夕食にした。この手の料理にしては安くてそこそこおいしい。さのともさんがPARAさんの行動にラーメン屋にいるおやじと変わらないとつっこみを入れる。何もなければたぶんここか次どこか行くなりして解散になったと思うが、自分には「さらばゴールデン街」を見る予定があった。最終日と聞いてさのともさんがこれに加わりPARAさんももう一回見に行くことにしたのでそろって新宿へ向かった。
 普段は演劇が上演されているらしい会場は超満員だった。ステージ前に臨時に敷かれた細長いクッションで小さくなりながら驚いていると、こんなに満員になるなんて始まって以来なんじゃないという声が聞こえた。ぴあフィルムフェスティバルでの入選経験もあるBlue Dragonのマスター広崎哲也さんが監督として6年ぶりぐらいに撮った新作で、その名の通り新宿ゴールデン街を舞台に他の店の協力を得て完成された。物語はゴールデン街取り壊しに抵抗してひとり店に居座る記憶喪失の元Jリーガーとその元愛人を中心に進んでいく。さのともさんは場面転換までが長いのでつらいと言っていたが、なかなかみせる。最後まで見てなるほど閉じた作品なんだなと思った。これからいくつかの映画祭に出品したり他の会場での上映に向けて動いていくそうで、それなりのところまではいくんじゃないかと自分では思う。上映後会場では発泡酒も振る舞われて軽い打ち上げがおこなわれた。他のふたりは次の日があり、自分もさすがにつらいので途中で抜けて駅へ向かった。
2003/6/6(Fri)
 「最も危険な刑事(でか)まつり」を見に下北沢へ行った。前回・前々回と一部で激論を巻き起こしていたので、一回ぐらいは見に行こうと思っていた。三度目の正直となる今回は前回までを知らないので何ともいえないが、だいたいおもしろかった。とりあえず順不同で簡単に感想を書いてみる。

・山田広野監督「実録DV刑事」
自分としてはあまり笑えなかったが、他の人の話では女の人たちには受けていたそうなのでそういうものかと思う。
・小泉徳宏監督「行列のできる刑事」
目の付けどころがおもしろく今回の中では一番か。行列の使い方が実に惜しい。
・森達也監督「アングラ刑事」
どんな手を出してくるかわからずはずすんじゃないかと不安だったが、思ったよりまともだった(失礼)のでびっくりした。元ネタを知らないとつらいかもしれない。
・藤田秀幸監督「刑事の門」
おもしろいのに、他を全部見おわったあとでは印象が薄くなっていたのが残念だ。細かいカットが説得力を持たせていて、より笑える。
・山口雄大監督「続・名探偵刑事」
お約束をある意味逆手に取っていて、個人的にはかなり好きだ。
・山下淳弘監督「汁刑事」
最後でああやっぱりそうきたかと納得した。
・なにわ天閣監督「刑事天国」
小ネタの連続でおもしろいことはおもしろいが、いささか食傷気味だった。
・OZAWA監督「実録キティ刑事」
牛刀をもって鶏を割くような過剰な銃ネタがすごい。
・町山智浩監督「サンフランシスコ刑事 Dr.ゼロを探せ!」
ブルース・リーネタで本当にサンフランシスコへ行っているし、女性格闘家に技を決められたりして主人公的にはおいしかったんじゃないだろうか。
・佐藤佐吉監督「ウルトラマソ刑事」
後半のウルトラマンだけに3分限定のドッキリで、三池崇史監督に対する恐縮ぶりが少しおかしかった。
・熊切和嘉監督「アカン刑事」
わかるようなわからないような。消化不良で物足りなかった。だから「アカン刑事」なのか。

 全部終わったあとで上映順がなかなかよくできているのでやはりその辺は計算しているのかと思った。上映終了後ゲストの監督や出演者のトークがあり、司会のお姉さんの進行が悪いところを「刑事天国」の出演者の人たちがなんとか盛り上げようと(?)がんばっていた。あとでそのひとりの酒徳ごうわくさんにPARAさんのついででありがたくポスターをもらう。流されるままに「刑事の門」チームの打ち上げに加わった。松尾スズキさんの主催する大人計画の人たちの他に、歌人の桝野浩一さんがいらっしゃってびっくりした。以前著書や連載を読みあさりかなり注目していた。今はうまくいっていないという奥さんの南Q太さんも大好きな漫画家だ。
 途中でPARAさんの誘いに乗り、他のイベントで顔を合わせたことのあるねこまんま帝国さんと3人で新宿へ飲みに行った。ある常連さんにまたからまれてしまい、からむのはいいが咬むのはやめてほしいと思った。実は出かける前に札を一枚足した方がいいような気がしたが、無視してしまった。果たして予感は的中し、PARAさんに借りるはめになった。せめて銀行のカードを持ち歩いておけばよかった。新宿駅で猫まんま帝国さんと別れ、PARAさんと歩いて帰り部屋に寄る。自分の部屋に戻ろうかと思ったが結局泊まることにした。
2003/6/5(Thu)
 駅からの帰り道、女の人ふたりがたとえば職場の人と飲みに行ったりしても誰も「昨日はどうも」などと言わない、若い人はみんなそうなのかしらと話していた。若い人たちとひとくくりにされると引っかかるが、おごってくれたら普通言うだろう。実際はどうか知らないが、理由を考えてみても「知らない」「その場でおしまいと思っている」「気がない」ぐらいしか思い当たらない。よくそんな話題が出てくると「教育が悪い」「注意する人がいない」となるが、いずれ自分も同じことを言うようになるんだろうか。
2003/6/4(Wed)
 まだ6月になって間もないというのに、かなりの日にちが経ったような気がしてしかたない。体調の関係だろうか。
2003/6/3(Tue)
 最近体がだるい。このところ空腹が満たせればいいという食生活になりつつあったので、反省することしきり。強い意志が必要だ。
2003/6/1(Sun)
 l'agendaを売った。保証書を見るとまだ半年ちょっとしか使っていない。やはり自分にPDAは合わないんだろうかと思ってみる。求めているものの違いか。いろいろ用を済ませていったん部屋に戻ってから映画を見に行った。またしても余裕をぶちかましてしまい間に合うのか心配になったが、駅からすぐのおかげでちょうど開場に間に合った。
 『テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる』はおもしろいというよりすごかった。オープニングにとまどいながらも期待に違わぬ過剰さで、荒さも気にならなかった。話自体はシリアスで選曲もよく、ゴシックホラー調の画面には哀愁すら漂っている。だがやはりとてもバカだ。会場を出ると徐々に笑いがこみ上げ、抑えつつ駅に向かった。

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