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2003.9.1〜2004.7.31

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2004.5.30(Sun)

 天気は崩れず今日も蒸し暑かった。5月では観測史上2番目の暑さだという。夕方になると外は涼しくなったが、部屋の中は相変わらず。あえて部屋に冷房の類はおかず、窓もカーテンも閉めっぱなしにしているのだからしかたがない。とはいえ外から帰ったときの空気のこもり方は勘弁してほしい。

2004.5.29(Sat)

 蒸し暑い日だった。昼はMacに祝われて諸々の用事を済ませに出かけ、夜は知人のひさしぶりの電話に祝われてシネストークに出かけた。気がついたら2本目のボトルが空になっていた。早すぎ。以前が行かなすぎたのか。

2004.5.28(Fri)

 夕方同じフロアで働いているもう一方の施工会社の人に、年を聞かれた。年齢不詳に見えるらしい。「明日で28です」と言ったら「えーっ、マジですか! 若く見えすぎですよ。童顔すぎじゃないですか」とやたら驚いていた。とたんにおとなしくなったのでやはり年上だとは思われていなかったんだろう。別に童顔というわけではないが、よく年下にみられる。

 というわけで明日は28歳の誕生日だ。次なる大台まであと2年だが、気持ちの上ではまったくそんな気がしない。とはいえ情熱にあふれているわけでもなく、変に先が見えてしまったりぬるいところで落ち着いてしまったりするが、まだまだやりたいことがたくさんあるので良しとする。常に模索中。

2004.5.27(Thu)

 NTTの法人営業が目黒区役所から大口の発注を取ってきたと以前工事長が言っていた。最近その詳細がわかった。ほとんどは幼稚園や小・中学校などの教育施設だが、中には児童館や体育センタ、中央プールなど本当に光が必要なのか疑いたくなるような発注もある。まさにローラー作戦という感じだ。NTTとしては加入者が増えて競争に勝てればそれでいいのかもしれないが、何の知識もない人にろくに説明もせず一方的に勧めているんじゃないかと不安になる。

2004.5.26(Wed)

 先週連絡もなしにいきなり辞めた人のことが話題に上った。誰も連絡がつかず部屋の明かりは消えっぱなしだそうな。さすがに目張りしているとは考えづらいので、実家にでも帰っているんだろう。もともと悪化していた評価が地に落ちてひどい言われようだ。「普通思ってもやらない」と自分では言ったが、実は先月下旬あやうくやりそうになった。代わりに犠牲になってくれたんじゃないかとひそかに思っている。

2004.5.25(Tue)

 最近非常に眠い。目が疲れているせいだろうか。よく眼鏡をかけろといわれるが、度が合わなくなって放り出してからはまたかけることを拒否している。

2004.5.24(Mon)

 職場でBフレッツの開通工事があった。ちょうど担当エリア内なので自社工事となり、接続に来た人はいろいろからかわれたりしていた。隣にNTTの局舎があるので速度に期待が集まったが、試験では50〜60Mbpsだったらしい。それでは他とあまり変わらない。まあ現状ではそこまでの速度は必要としていないし、LANが10BASEだからいくら速度が出てもあまり変わらないのだが。

2004.5.21(Fri)

 出かけるときは台風の影響でまだ雨が降っていたが、日が高くなると空はすっかり晴れ渡り、気温も上がっていった。懸案の後任問題は女の人が残るということでひとまず落ち着いた。本人は今の状況ではしょうがないと言っていたが本当にしかたがない。どんな事情があるかは知らないが「これからまたよろしくお願いします」だ。

2004.5.20(Thu)

 臭い。火にかけた土鍋から異臭が漂ってくる。発芽玄米を丸一日水につけっぱなしにしてしまい、水を取り替えずに炊いたのがまずかったか。玄米ではそんなことはなかったが、多少発芽しているせいか味の癖が気になる。

2004.5.19(Wed)

 明日で辞める予定だった女の人がもう少し待ってくれと引き留められているらしい。派遣元からはもう人が入らず、中途入社してくる人をまわすような話を小耳に挟んだがどうなのだろう。まあ憶測でものを言ってもしかたがない。もう一社で席の移動があったので座席表の更新版が配られた。前はなかった自分の名前も載っていた。

2004.5.17(Mon)

 同じ派遣元で前から問題の多かった人が一方的に辞めた。自分は一歩手前で踏みとどまったが、その人は耐えられなかったらしい。本人はがんばっているつもりだったんだろうが、それが見えなかったのがつらいところ。今回のことで地に落ちかけていた評価がさらに落ちた。

 抜けた後をどう埋めるかで関係者は頭を悩ませている。自分を後任に据えるという案も上がっているようだがさてどうなるか。

2004.5.16(Sun)

 暑い日の後は必ず雨が降ったり寒くなる。火照った体を覚ましているような最近の天気。

 おとといは待望のAH-3001Vの発売日だった。本当はもう少し待つつもりだった。再入荷未定になっているだろうからと、ホワイトの予約をしに行った某量販店で「シルバー完売 ホワイト本日入荷」の張り紙につられてその場で機種変をした。一度部屋に戻って用を済ませてから取りに行く。非常に楽しみだ。

 実機を受け取ったあと電話帳の移行は後回しにして、一通り設定していじくりまわしていた。今のところ特に不具合はなさそうなので一安心。確かに動作はもっさりしているし、それほど使いやすいわけではないが、その辺は慣れが解決してくれるだろう。予測変換についても同様。カメラはしょぼいが始めからおまけと割り切っていたので問題なし。デザインはすっきりしていて背面液晶もじゃまにならない。音は普通にいい。

 やはりこの端末の売りはQVGA画面のきれいさとOPERA搭載か。ちょっとしたサイトならそのままみられるのがうれしい。表示を切り替えながらいろんなサイトにアクセスしていたら、かなり端末が熱くなった。充電中だからいいものの、調子に乗りすぎるとすぐに減ってしまいそうだ。接続先はメールをセンター経由にしてブラウザの方を料金がお得なプロバイダ経由にした。Macで使えないのが残念といえば残念だが、今まで通りカード型を使えばいいしあらかた不満は解消されたので良しとする。

2004.5.15(Sat)

 ゴールデンウィークの後半からウィルスメールが届くようになったが、なんだか理由がわかったような気がする。

 放りっぱなしだった吉田修一の『東京湾景』を夜中に読んでいた。その場の空気を描き出すのが本当にうまくて、情景が目の前に浮かび声が聞こえてくる。最近は小説から遠ざかりつつあるが、相変わらずこの人の「何かが始まりそうな」マジックにはやられている。頭から離れない。

2004.5.14(Fri)

 またしても強烈な夢を見た。人類の命運をかけた戦いに向かう途中で目が覚めた。寝たり起きたりしていたせいか体がとてもだるい。なんだったんだ。

 今の職場に来ている同じ派遣元の人たちで飲んだ。職場の話題を中心にかなり盛り上がったのは、何かとネガティブな方向に走りがちな古株ふたりがいなかったからかもしれない。いろいろと情報交換もできて愉しい酒だった。

2004.5.12(Wed)

 一部を除いて復旧完了。皆発注書が載せられたバイク便を今か今かと待ちかまえていた。NTT-MEに送ったCD-Rが返送されてくる。それがないことには始まらない。

2004.5.11(Tue)

 ひさしぶりに強烈な印象の夢を見た。バイオレンスあふれるホラーな展開にびくびくしながらも目が離せない。途中新展開になり一段落ついたところでさすがに目を覚ます。あれは何だったんだ。何か追いつめられていたのか。それにしても怖かった。思い出すのはもうよそう。

 5月上旬にもかかわらず30度を超える暑さもあってか、設計チーム(ボス)の外付けハードディスクが熱暴走してしまった。常時電源が入っていた上に、空気の流れが遮られたところにあったからしかたないかもしれない。

 とはいえあとのことを考えるととてもそんなことは言ってられない。パソコンに詳しい人がいろいろと手を尽くしてみるも、ハードディスク自体が逝ってしまったらしい。バックアップはゴールデンウィーク前のものだ。ちょうど他の人が土曜日に図面データなどをCD-Rに焼いていたことが不幸中の幸いか。その後配置を換え、配線を変えたことは言うまでもない。代案も出たが現状ではLANが10BASEでかなり重いので実用的ではない。何にしても詳しい人がいて助かったというところか。

2004.5.10(Mon)

 どうも今の職場は雨が降るとあからさまに湿気が増していけない。紙はすぐ湿るし更衣室はにおいがきつくなる。誰かが除湿器がほしいと言っていた。

2004.5.9(Sun)

 いろいろなことがはっきりしたようなしないような。母の日だったらしい。何かしようかと思ったが、父の日に何もする気がないのでやめておいた。それもどうか。

2004.5.8(Sat)

 映像温泉芸社 in シネマボカン7に行った。いろんな意味ですごかった。他にも言うことはあるがそれだけにとどめておく。終了後は残って打ち上げに混じるつもりだったが、思い直してシネストークへ行った。結局最後までいてさらに他の人について別の店へ行った。それがいいと思うようになったのは進歩か堕落か。どちらでもいいが土曜日しかできないことではある。いろいろなつながりがあった日だった。消しゴムは見つかった。

2004.5.7(Fri)

 眠い。朝起きた時点ではすっきりしていたはずだが、頭があまり働かない。ペン型の消しゴムが行方不明。多分目覚ましを止めたときにどこか行ったはず。帰ってきたらまた探してみよう。

2004.5.6(Thu)

 派遣元から新しい人が来た。新しい人が見つかるまでの期間限定で、その後は派遣元の内勤に移るらしい。派遣元は少し前に自分が所属している部署が分離独立したが、そこの社長なんだそうな。まあ代表というだけで実質的な力はあまりないんだろうけど。

2004.5.5(Wed)

 明日から仕事。だいたいのことはすんだ。自分をよく知るのにいい期間だったと思う。

2004.5.3(Mon)

 部屋でおとなしくしていたという言葉がぴったりの一日だった。夜からずっと風が強く窓の揺れがうるさかった。

2004.5.2(Sun)

 ひさしぶりにBlue Dragonに行く。常連の新太郎くんが通っている学校でつくられたショートフィルムが流された。つっこみどころ満載で広崎さんはいくら主演といっても言われるだけじゃ気分悪いだろうから、監督か先生呼んでこいと言っていた。ひらきょんと話していて、結局自分は人に都合のいい答えを求めているだけだと痛感させられる。いつもはおとなしそうな新太郎くんが実はすさんだ高校生活を送っていたことを聞き、一同驚く。少し飲み過ぎた。

2004.5.1(Sat)

 29日のシネマ秘宝館でもらったチラシの中に「おもしろい自主映画大会vol.3」のチラシが入っていた。そのときは余裕があったら行こうかな程度に思っていたが、当日になると行く気になっていた。

 始めからいた方がいいような感じがして、少し遅れてロフトプラスワンに入った。それで正解だった。人数的にも内容的にも。プログラムごとの作品を続けて上映してから関係者を呼んで話をさせるというスタイルで、前回は知らないがアWorkerさんは今回は本当に「おもしろい自主映画大会」だったと言っていた。ひさしぶりに映画ごとに簡単な感想など書いてみる。

プログラムA「新感覚ムービー」

「窓、スズキ」
 密室劇。途中からだったので何ともいえないが、緊張感がものすごくて次どうなるのか手に汗握らせた。

「打つ娘サユリ」
 異次元空間。やっていることも意味不明だが、造形がものすごい。どうやったら極彩色の悪夢のような生物が生み出せるのか。

「ナッツ」
 アリスのティーパーティー。光の具合と音楽が懐かしい感じを呼び起こす。途中からあの世に踏み入れたのかと思ってしまった。

「ロスタイムライフ」
 飛び入り。打ち出された弾丸が自分に命中するまであと30分ある。その間に何ができるか。サッカー好きの監督がロスタイムには何が起こってもおかしくないということでつくったらしい。実況付きで審判と電光掲示板を持った人がついてまわり、かなり笑えた。

プログラムB「山本浩司特集」

「半透明ダム」
 無言電話。木の上や砂の中で電話が鳴り続けている。さっぱり意図が読めなかったが、監督は山本さんにいろいろな顔がさせたくて、プロモーションビデオのつもりでつくったらしい。

「地獄弾丸祭り」
 そして誰もいなくなった。暴力団から覚醒剤強奪をたくらむギャング一味。山本さんは早くにいなくなる。みんな死に方がお約束。火薬がいかにも合成っぽいが、監督は免許を持っていて本当に使っていたそうだ。

「あいつはコックリさん」
 ミイラ取りがミイラ。暇な男ふたりの恋占いに現れた山本さん演ずる恋の神。気がついたら自分の恋が話題になっている。うまい具合に落ちた。事前にストーリーを決めず、その場の会話で話が決まっていったという。神が降りたのか。

「ヒロシとローラン」
 夏の夜の夢がさめて。下心ありありなのに、男がいると知ってからの山本さんの行動がほほえましい。相手の女の人が特異な顔をしているので、監督が並べてみたらおもしろそうだと思ったそう。山本さんは基本的に演出されることはなく、放っておかれるそうだが確かに好きにやらせた方が味が出そうな人だと思う。

「遠吠え喫茶」
 藤子不二雄好きのタイムパラドクス。今回の中では唯一の自作自演。舞台となった喫茶店は有名なところらしく、「ゴルゴ13」の作者が使っていたりNHKが撮影に使ったりするんだそうな。山本さんが店を出るたび三坂知絵子さん演ずる彼女にひっぱたかれる場面に戻るのは、磯部美香さん演ずる無愛想なウエイトレスが時空のゆがみを発生させているのだと自分では思っていた。席がステージの目の前だったので、壇上の豪華なメンバーに驚き女性陣に見とれていた。

「×」
 これまた飛び入り。いわゆる統合失調症の主人公に誰かがインタビューしに来たという設定のようだ。主人公を演じた監督の顔が怖くて本当に人を殺していそうだと思っていたら、酔っていたときに撮影したらしい。監督や役者というよりはロッカーという感じの人だった。

プログラムC「バカ映画とは!?」

「頭角戦隊アタマイザー5」
 愛のない戦隊パロディ。気のせいかもしれないが、前見たときと微妙に違っているので一部修正したかもしれない。改めてみると細かいところに凝っているなあと思う。

「手鼻三吉と2(トゥワイス)志郎が往く!」
 三部作一挙公開。ねじりはちまきに笑顔が似合う男と、何でも2回くり返す男のどたばた。他にも見たいものはあったが実はこれが目当てだった。最初に撮り始めた頃は編集段階でギャグを入れる人はまだあまりいなかったらしい。ちょうどあの「9・11」が起こった時期にカナダで海外編を撮ったそうだが、どうも画面の関係で本当は海外に行っていなくて合成でつくったんじゃないかと思えてしまう。
 エンドロールで倒れたままの坂口さん演ずる手鼻三吉に子供ふたりが近寄っていたずらするが、演出ではなく子供たちが近寄ってきた時点で笑いがとれると思ってずっと動かなかったという。よく動かなかったものだ。どうも見覚えがある風景だと思ったらJR中野駅の近くにある公園だ。

「ワラッテイイトモ」
 著作権上問題があるためシークレット作品として上映された。誰もが知っている番組と司会のあの人をネタにしてつくられた。ラスト付近で今までさんざんいじり倒した映像を流していたテレビを作者が破壊する。休憩時間に隣の女の子ふたりがそれを評して、「最後がよけい」「あれじゃあ他と変わらない」「なければ100点だけどあるから50点」などと話していた。気持ちはわかるがそんなものかもしれない。何らかの決着をつけるためにあえて入れたのかもしれないし。

プログラムD「リリー・フランキーvs 山田広野」

「赫い花の女」
 はかない詩情あふれる。花の湯さんが「コラムと全然雰囲気が違う。あんなアートっぽい映画を撮るとは思わなかった」と言っていたが、コメディ路線の人って意外とシリアスなものを撮るような感じがする。さすが美女選定委員会委員長だけあって(?)、見せ方がうまい。

「DV刑事&愛の饗宴&浮世絵活弁」
 魅惑のヘリウムボイス。最初に広野さんはリリーさんにビデオカメラを借りっぱなしで撮っている以上、「vs」なんてことはあり得ないと言っていた。「刑事まつり」でランキング圏外となった「DV刑事」は以前は受け入れられなかったが、今度は慣れたのか普通に楽しめた。
「愛の饗宴」は広野さん曰く代表作になるはずだった「DV刑事」で賛同を得られなかったエログロナンセンスをさらに押し進めたものらしい。世界的なサンバ歌手という人によくあそこまでやらせたものだと別の意味で感心する。
「浮世絵活弁」は映像は同じで活弁だけが違うという「省エネ作品」。結末にそうきたかとあっけにとられる。使われた春画に見覚えがあると思ったら、昔のバイト先で仕事に使っていた。

 帰り道の自分は高揚して自分も負けてられないなんて思っているが、次の日にこれを書いている自分としては疲れて途中で疑問を覚えていたりした。ずっとやっているPARAさんはすごいよ。

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