神田川生活

Love for all, learning from all.

2004.8.1〜2006.4.7

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アイルランド+妖精+恋愛

 昨日の朝、bk1で他の本と一緒に高河ゆん「妖精事件」文庫版全4巻を注文した。現在唯一買っているマンガ雑誌「アフタヌーン」をたまたま読み始めた頃に連載されていて、「アーシアン」「源氏」など名前だけは知っていたが読んだことのなかった自分にとって初めてはまった高河作品だった。

 諸事情により単行本を売ってあとで新品を買おうとしたら、そのときにはすでに絶版になっていた。それだけに昨年の文庫化決定は願ってもないことで、袋から取り出すと自然に笑みがこぼれた。あとは予約した「LOVELESS」の最新5巻の刊行を待つばかり。全作読んだわけではなく独断と偏見でしかないが、ひさしぶりに気合いの入った高河作品ということで気に入っている。ストーリー的にはあれだが。ふと自分の年代で(しかも男)読んでいる人がどれだけいるのかという気にもなるが、まあそれはしかたがない。

 ちなみにたまにのぞく日記もライブドアのブログサービスに移行して継続中だ。

2005.01.31

明日で1月が終わる

 なんだかやたら早い時間に目が覚めたので、今までの埋め合わせをするようにいろいろなことを片づけていた。日の出の頃に近所の神社へ行き、昼頃に髪を切りに行った。近所の神社へは前から行こうと思っていたが、散髪はまだ先のはずだった。ある人の言葉が頭から離れず振り切りたかった。髪を切ったあとはなぜか首が凝った。それにしても勘に助けられる日々。

2005.01.30

感謝はしている

 最後の最後で至極当然のことに気づかされる。思えば完璧な進行だった。結局自分は何を求めていたのか。扉は開いたままだ。中に入るのか、前を通り過ぎるのか。ただあまり現実感がない。今はそれだけしかいえない。

2005.01.29

いつもの癖

 いつもいないチーフのとる行動について今までのパターンを踏まえて言っていたら、いつの間にか自分が一番行動を把握しているということになってしまった。ブログで観察日記を付けているとかこっそりGPSを埋め込んだなどとからかわれている。もちろんそんなことはなく、知らないことの方が多すぎる。といっても別に知りたくはない。ただ「必要なときにいない」「連絡が取れない」ことが他の人々を困らせている。

2005.01.26

振り出しに戻る

 戻ってきてからは、結局閉店までいた。途中PARAさんが来ていつものつっこみを受けるが、ある事情から行こうにも行けないのでそれはしかたがない。最後に挨拶をして店を出る。部屋に戻ってからはひたすら眠り、いったん昼に目が覚めるがまた眠った。起きてからは銭湯に行き、洗濯をしようとして着信があったことを知った。PARAさんから昨日のお詫びと友人が出演する「トーキョー/不在/ハムレット」のお誘いの電話で、この時期さらなる出費は痛かったが宮沢章夫氏の日記をどこで見つけたのかずいぶん昔から読んでいる自分としては、初「遊園地」を断ることはできなかった。そうでなくても誘いを断ることはあまりないのだが。

 少し遅れて会場に入る。来る途中いろいろな思いが交錯したが、通路の床に腰を下ろし集中するといっさいの雑念は消え去った。何度か日記に出てきた埼玉の「北川辺」を舞台にし、スクリーンの映像と組み合わせて「不在」をテーマにした舞台は好意的な評判とともに難解だと聞いていた。登場人物がいきなり話し出す小説の地の文を朗読したようなセリフと、繰り返し挟まれ終盤でミックスされる言葉によって振り出しに戻るような感覚があり、小説のDJプレイという言葉があとで浮かんだ。何をいいたかったのかはよくわからないが、話の筋にそうかそういうことかとひとりで納得していた。再度来る人がいるのも頷ける。

 終了後PARAさんと合流し出演者のひとりを待っていた。まわりでは出演者とその友達の会話に花が咲いている。ついに「ありがとにゃー」と三坂さんが現れ、PARAさんに挨拶した。相変わらずかわいいなあと思いつつ、多少なりとも自分の顔を覚えていてくれたので少しうれしい。寝る前に公演が日曜日までということを思い出し、他は買えないがパンフレットぐらいは買っておいた方がよかったかと思いつつ眠りについた。

2005.01.23

名残を惜しむ前に

 金曜日もやはり遅くまで仕事をしていた。早く帰りたいとは思っていたが、来週になる前に片づけておきたいことがあった。仕事が終わってまっすぐ帰ろうかとも思ったが、新宿で降りてある店へ向かった。遠ざかっていた自分の足を再びゴールデン街へ向けさせる原因となった人が来週でひとまず最後なのだった。

 店に入るとテーブル席がやたら盛り上がっていた。その中に後任の人がいるそうな。うちひとりが入り口付近で突然傘を広げ、「白波五人男」で弁天小僧があげる有名な名乗りを始めた。終わるとやんやの大喝采で、聞けば中村一門の歌舞伎役者らしい。いくら言っても信じないので証拠を見せるつもりでやったのだという。まわりが盛り上がっている中で歌舞伎役者の出自をほのめかす人がいて、なんでそんなこと言うかなと思いつつ話を合わせていた。疑問が点りはしたが他の人は気づいていないようで、その人に来週ある誘いを受けていた。その関係で他の店へと連れ出され、また戻ってくるからそのままにしておいてとひそかに伝えて店を出る。

2005.01.23

疲れと興奮と眠り

 なんだかやたら仕事が増えて今週に入ってから部屋に戻ってくる頃には日付が変わっている。朝は二度寝の誘惑に負けて気がつくとあわただしい。出来事に学び人の助けを得ながらひとつひとつ片づけて、少し落ち着いてきた。いろいろ思うことはあるがひとまず教師に向いていないことはわかった。

2005.01.20

変革期に当たって

 現在国土交通省道路局では路上工事における不人気投票を実施中だ(投票結果)。専用のでかい工事看板に記載されている8桁の問い合わせ番号をパソコンや携帯電話から入力することによって投票できるようにするもので、昨年の11月下旬から試行実施され4月からその結果を基に何らかの対策を講ずるという。ちなみに事業者は国道(歩道含む)で3時間以上作業する前後に、問い合わせ番号を取得し作業前後にパソコンあるいは携帯電話で所定のURLにおいて報告する義務を負うとのこと。

 昨日の緊急会議は国道のパトロールが見回りに来た際にその工事看板の存在を知らなかったことと、あろうことか申請を出さずに工事していたことに起因するもので、半ば説明会の様相を呈していた。必死に説明する元請の次長と、あまり把握していなさそうな面々。たまたま所長の目の前の席になってしまったために、進行陣の反応がつぶさにわかった。説明を聞く限りでは国土交通省が定めた規定は杓子定規的で矛盾をはらんでいる。他社ですでに3件の前例があるため立つ瀬がないNTT&NTT-MEは規定の緩和を求めながらも国道事務所に従うほかない。会議は如何にすれば真に個々人が忘れないかを宿題として終わった。

 同僚から改善会議に先立って現場の班長クラスを招集して行われた会議の結果を聞いた。予想通り主にチーフ対策というべきもので、今まで主にチーフが行ってきたマンホール接続図の作成を各エリア担当に移行するそうだ(ただし線番その他大まかなアウトラインはチーフが指示)。自分にしてみれば面倒なことがまた増えたということになるが、いずれはそうなる気がしていたのでしかたないとも思う。チーフは大多数の人々にとっては当然の「定時出勤」を指示されたようだが、今まで再三の警告をものともせず好き勝手な時間に姿を見せたチーフが守れるはずはないと誰もが思っている。これはチャンスなのかどうなのか。

 世間ではセンター週間らしい。たまにもう一度他人の金で大学に通ってみたくなるが、今度の誕生日で30に片足つっこむ自分としては今までが準備期間でこれからが本当の始まりなんじゃないかという気もする。そうでなくても自分の年代は何らかの転機」に当たっているはず。えらい遅いなと思うが、長い目で見ればそうでもなく10代が20代をおばさんといい、20になって25が節目で30が関門と意識するようなものかと思ってみる。まあそれは30になるまでに何をかなさねばと思っているせいかもしれないが。

2005.01.16

続きはまた次回

 昨日明日は大雪になると騒がれていたが、ふたを開けてみれば雪ではなく雨だった。他の地域は知らない。他の人たちはしきりに寒がっていた。昼休みふと思い立って私的リンク集のリンクチェックを始めたら、リンク切れが見つかる見つかる。やはりたまにはやっておかないといけない。それにしても今職場で使っているマシンは速い。おかげでチェックもすんなり進んだ。さすが現時点ほぼ最高スペックだけのことはある。部屋の愛機もこれくらい速かったらいいのだが、まあしかたない。夕方から始まった改善会議はこう言ってはなんだが少しおもしろかった。

2005.01.15

待ち人来る

 やっと残額の入金あり。今度こそは社長の言葉通りで一安心。午後には返品した商品の代金も振り込まれていた。これで今月末からきちんと給料が入ればよけいなことに気を煩わすこともない。派遣元はどこを取っても普通の会社ではあり得ないが、給料だけはしっかりしてほしい。

 現場のある失態がNTTの支店長の耳にまで届く大事となり、業を煮やした元請上層部の、明日の改善会議に現場・事務所問わず設計も全員出席させろとの一声で休日出勤が決まった。始めは夕方の会議だけ出ようと思ったが、思い直して朝から出勤することにした。次の日出ることにしたのであまり残業せずに帰った。実のない会議になることは間違いない。同僚が代休取ればと言おうとしたが、やっぱり平日休まれると困るからだめとあわててうち消した。何はさておき、発注管理その他細かい仕事に関してはなくてはならない存在らしい。設計チームの他の面々が図面だけに集中したい人ばかりだということもある。前の職場でも似たようなポジションだった。そういうことなのか。

2005.01.14

突然の出来事

 昨日は前日早めに寝たせいなのか、やたら早く目が覚めていつもよりかなり早い時間に部屋を出た。職場がある駅の近くに、荷物を置くスペースがあるコンビニがあるのでそこで続きを読むつもりだった。だが中目黒の駅に到着すると人身事故のアナウンスがあり、乗っていた電車は車庫に入るため折り返し、ちょうど向かいのホームに到着した電車に乗って待つことになった。

 そのうちレスキュー隊を呼んだので時間がかかるという続報が入り、盛んに迂回乗車を勧めるアナウンスが流れるが、事故があった駅が目的の駅の次では迂回のしようがない。さらなる続報で1時間ほど遅刻することが察せられ、ひとまず職場に電話した。1時間ほど本を読む場所はほしかったが、事故による遅延は望んでいない。

 そんなことを思っていたら、突然運転が再開され駅から走るとぎりぎり間に合った。駅前で初めて遅延証明書をもらう。電車組の中にはタクシーを拾って間に合わせたり、遠回りした途端に運転が再開されよけい遅れた人もいたようだ。少し離れた駅で降りて歩いてくるという手段もあったらしい。なぜ間に合ったのか不思議がられ、どうやって来たのかあとでいろんな人に聞かれた。

 電車は間に合ったが、入金は間に合わなかった。毎度のこととはいえ、しっかりしてほしいものだ。帰ってからメールを確認すると、DVDプレーヤの返品の件で返事が来ていた。不良品を着払いで送ると振り込みで返金してくれるそうだ。社長は今週中には必ずというが、こちらの方がよほどあてになる。

2005.01.12

誰がために

 浅倉卓弥『君の名残を』を読んでいる。デビュー作でもある前作『四日間の奇跡』がおもしろく不覚にも泣いてしまったので、発売と同時に買ってそのままにしていた。前作はいまだに売れているのか、とある書店で平積みになっていた。今回は平安末期を舞台にしたタイムスリップもので、はじめの方で明かされた仕掛けによって期待が高まりこの先どう展開させていくのか、わくわくしながら読んでいる。

2005.01.10

逃した映画

 昨夜念願のポータブルDVDプレーヤがついに届いた。部屋にテレビがなく、かといって今さら置く気にもならず、長いつきあいとなった愛機初代iBookはCD-ROMドライブしか搭載していない。新しいノートパソコンを買うかポータブルDVDプレーヤを買うかの選択で、ひとまず後者を選び、求めるところを押さえた機種でなるべく安く、支払いにカードが使えるところを検索して絞り込んで検討し注文した。

 そこまではよかった。午前中そろそろ試してみようとマンガ雑誌に付いていたDVDを入れてみた。だがどれを入れても「No Disc」と表示が出たまま何も起こらない。気持ちを静めようとCDを入れてみる。これまた「No Disc」の嵐。雑誌の付録だけならまだしも、市販されている音楽CDが読み込めないのは納得がいかない。「もういい!」「あとで新しいパソコン買うことに決定!」とオンラインショップの店長宛に返品したいとの旨を丁重に書いてメールを送った。

 そのとき届いたメールに気が紛れ好奇心を刺激された。相手のブログを見て回り返事を出すと早速店長から返信が来ていた。初期不良だと思いますがメーカーに問い合わせて結果を休み明けに報告しますとのこと。手持ちぶさたになった自分は食事をとって本を読むことにした。最近の時間の空き具合はむだなことに整理が付いて自由になったことの証なのかどうなのか。

2005.01.09

塞翁が馬

 乗り越えられない困難はやってこないというが、それより準備ができているから試練がやってくる、といわれた方が元気が出るような気がする。たとえそれが凄くいやなことでも、「よし、受けて立とうじゃないか」と笑顔で迎えられそうな気がする。

2005.01.08

逆夢

 今朝気がつくと給料の残金の振り込みが遅れると言った社長と口論になった夢を見ていた。ありそうであり得ない夢はよく見るが、こんな夢は初めてだ。よっぽどプレッシャーになっているんだなと改めて思う。明日から3連休だ。火曜にはきちんと振り込まれていることを切に願う。

2005.01.07

不在の重み

 職場の人たちから28日にひさしぶりに記憶を失ったときのことを聞かされた。マシンガンのように話したあとどこかへ向かおうとしてばったり倒れ、見かねた人がベットへ運んでくれたらしい。たまに話し始めると止まらなくなるが、そんなに何を話していたのか。仕事納めで気がゆるんでいたせいもあるだろうが、いろいろたまっていたものもあったんだろう。

 昨日の出勤初日は新たな同僚はいるが同僚Mがまだ休みで、何かと同僚Yがもはやいないことを思い知らされることになった。NTT-MEも来週の予定入れすぎ。結局自分ががんばるしかないんだろうなと、負担の方ばかり目がいってしまう。早く気持ちを切り替えないともたない。

2005.01.06

動き出した街

 正月休みもあっという間で明日から出勤だ。なんだか時間を持て余していたような気がして、他に使い道があったんじゃないかとも思うがまあしかたがない。ひとまず休み中に自分と部屋の整理はついた。今日もまた積まれっぱなしになっていた本を読みふける。それにしても吉田修一はすごい。

2005.01.04

正月の過ごし方

 おとといは寝て過ごし、昨日今日とひたすら本を読んでいた。今年の目標は金遣いを改めるということに決定した。金遣いが荒いわけではないが、金に精神状態を左右されすぎる。ないこと自体がつらいというよりは、使うべきときに使えない、支払いができないということにストレスを感じる。無い袖は振れないと開き直るほど図太くもないし、強硬手段に出られたら元も子もない。年末はなんとか予定通りに乗り越えられたが、この先何があるかわからない。要は派遣元がきちんと給料を振り込んでくれればいい話だが、いつまでもそこに依存するわけにもいかない。振り返ればどうも20代の裏テーマは金銭感覚の矯正だったという気がしてならない。

2005.01.03

謹賀新年

 本年もよろしくお願いいたします。

 正月早々いろいろと予想外のことが起きたりしたが、大事には至らず部屋に戻ってまったりしている。ここ数年は転換期で、昨年見えてきた方向を引き継ぎつつ、区切りをつけるものはつけて取捨選択と見極めをしっかりやってきちんと基礎を固めておきたい。すべてのものは隠されていて段階が進むにつれて見えてきたりわかってきたりするんじゃないかと思う。

2005.01.01

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