神田川生活

Love for all, learning from all.

2004.8.1〜2006.4.7

diary index
←previous Next→

悲鳴が聞こえる

 会社というシステムはうまく回っているうちはいいが、いったん歯車が狂い始めると苦痛以外の何者でもないと思う。

2005.04.28

利害の一致

 以前から気になっていた『不食 人は食べなくても生きられる』を書店で見かけたので立ち読みした。著者はクローン羊のドリーを誕生させる際、乳腺の細胞を飢餓状態に置いてクローニングを施したことに着目し、他のいくつかの根拠と自らの実験から「食べないことの自然さ」「欲望から解放された自由」に行き着いたらしい。人は飢餓で死ぬのではなく「食べなければ生きていけない」と思っているから、「食べないと病気になって死ぬ」そうな。

 最近ものを食べて後悔したり、よけい疲れたりすることが多い自分としては確かにそうかもしれないと思う。本を書いた時点ではまったく食事をとっていないわけではなく、エネルギーが強すぎないものを少量、楽しみながら食べているそうだ。本の中で「食べなければ」という欲望から解放された喜びを「スーパーに行っても食べたいものがない」と書いているが、自分もそこをめざしていたりするので気持ちはよくわかる。

 実はかなり前から諸事情でひそかに「一日一食」をめざしている。ひそかにと書いたのは体型の関係でまわりに自分がちゃんと飯を食べているかよく心配されるからだが、試しに検索してみたら同じ著者で『断眠 人は眠らないとどうなるか?』という本があるようだ。以前、ある事情から短時間睡眠に移行しようとしたことがある。レベルの差はあれど考えることは皆同じなのか。

2005.04.24

流されるまま

 昨日は朝から派遣先の会社がNTT-MEサービスに派遣している人たちを集めて綾瀬で行った安全大会に、他の営業所が諸事情で参加できなくなったため人数あわせとして参加していた。ここでも今月から会社にも適用されることになった個人情報保護法の説明がされた。それはいいのだが就業時の機密保持契約とあわせて、職場の愚痴は掲示板に書き込まずヘルプラインを使いましょうと呼びかけていた。どの程度機能しているのかよくわからないが、社内相談室のようなものらしい。ふとアメリカのインターネット系の会社で、社員が自分の会社の提供しているブログを使って愚痴などを書き込んでいたら解雇されたという話を思い出す。ここはどうなんだろう。体がとてもだるく、つい眠りそうになったが前に座っていた人は豪快に首が動いていた。

 昼過ぎに終わり腹も減ったが非常に眠いので遠回りだが、同僚たちと別れて日比谷線ルートを取ることにした。途中また悪い癖が出る。原因はわかっているのだが歯止めが利かない。ここで断ち切らないとそのうち大事になる。適度に発散、あるいは昇華。

2005.04.24

ある金曜日

 中途半端に情けを掛けたことで、大幅に帰りが遅れ疲れ果てて帰った。やはりたいして余裕があるわけでもないのに、下手に同情心や責任感を感じる必要はないのか。むだに背負おうとしすぎ。

 いつもの癖が出たのか、どうも気になってしかたないので歯についての情報を検索して回っている。手鏡で見ながら歯をみがいた方がいいんじゃないかとすら思い始めてきた。のど元過ぎれば何とやらにならなければいいのだが。

 同僚とパソコンについて話していたとき、ある発言がきっかけで自分がいかに考えずにものをしゃべっているかを気づかされた。あらためて「何かないと考えない」癖を思い知らされる。感じはしても考える癖が付いていない。その後自己防衛のための自動反応が働き高速で思考が回転し始めた。その過程も大いに参考になった。

 いろいろ気にしすぎだ。

2005.04.23

一念発起

 思い立って何年かぶりに歯医者へ行った。別に歯が痛かったわけではないが、また歯石がすごいことになっていた。以前は気にしていたのだが、いつからかすっかり忘れ去っていた。行こうと思っていた歯医者には連絡が取れなかったので、同僚が教えてくれた職場近くの歯科医院へ昼間行く。一通り歯石を取ってもらい、次回から虫歯の処置へということになった。深刻な虫歯がなかったので一安心。助手(?)の人に丁寧にブラッシング指導もされたので、また歯磨きを再開することにした。さすがに言えなかったが、いつからか歯磨き自体をやめていた。やらないよりはましだろう。ある人にいわせれば歯垢は取っても歯石は取らない方がいいらしいが。

2005.04.20

最後の関門

 どうでもいいことだが、実は財布より代わりを見つける手間がかかったのが弁当箱だった。最初はおにぎりに移行しようとしたが、続かず早急に見つける必要に迫られていた。炊いたご飯を入れるだけなのになかなか適当なものが見つからない。要求との板挟みで何度妥協を考えたかしれなかった。そこまで大げさにいうことでもないが、求めているものを明確にすることは重要だ。探している途中で他の用途にぴったりなものを見つけ、ついでに次善の策も思いついたのでなんとか事なきを得る。助かった。

 公私に渡って多大な影響を及ぼした今月頭のアクシデントだが、いろいろと見直すポイントを示唆し収穫も多かったのでひとまず良しとする。なくしたものも以前よりいいものが見つかったと思う。ただひとつ心残りなのが、なくした金額だがそれはもう浄財と思うしかない。意味が違うけれど、いつまでも過ぎ去ったことを考えていてもしかたがない。

2005.04.17

リカバリー完了?

 金曜日は結局遅くまで残業していた。早く帰って土曜出勤することも考えたがそれでは元の木阿弥、意味がない。NTTとしてはがんがん営業かけて少しでも件数を増やしたいところなんだろうが、施工会社としては他から借りてきても作業班が足りず稼働が追いつかないので早く件数が減ってほしい、と誰もが思っている。まわりから集中砲火を浴びている施工担当の人は「今日ばかりは本当に辞めたくなった」としきりに愚痴をこぼしていた。誰か職場を統率し、人心をひとつにまとめる人が必要だ。あと電話を専門に受ける人も。

 土曜日は遅くまで寝ていて昼過ぎに活動を開始した。洗濯をすませ、郵便局に行ったついでに髪を切る。書店で立ち読みしていると用事を思い出したので場所を移動した。帰りにたまたま立ち寄った店で目にとまった長財布が気に入って、時間外で郵便局に入れられなかったお金で現金払い。ちょうどよかった。今月頭のアクシデントのあとで小銭入れは代わりが見つかったが、長財布はなかなか自分の要求を満たすものがなくていっそのこと、札入れはもたないことにしようかと思っていたところだった。ものを買うときは値段や機能を重視しがちだが、それをふまえながらも気に入ったものを買った方が後々不満が出ず長く楽しく使える。

2005.04.17

やられた

 とある事情でとあるところで朝まで飲んでいた。考えるまでもなくわかることだが非常に眠い。やはり歩いてでも帰ればよかったかと思う。自分が選んだことなのでしかたがないがむちゃくちゃ眠い。まあ寝坊して遅刻するよりはましかもしれないが。

2005.04.15

撤回もしくは延期(未定)

 いろいろ問いを立て、分析したところ自分が辞める理由というのは、派遣元や派遣先の諸問題に基づくものよりは将来に対する不安やあせりが大きなウエイトを占めていることがわかった。ごり押ししてさらなる状況の悪化を招くよりは、ひとまず様子を見ようかと思っていたところへ一昨日つきあいの長い常務から内密の呼び出しの電話があった。

 というわけで昨日はめずらしく定時に上がり、派遣元の親会社で話してきた。錯綜している上に、いちいちマイナスのフィルターがかかってくる派遣元での情報の詳細や今後の展望を聞き、派遣元に対する自分の分析と常務の分析が一致していたことにある意味納得した。自分としては親会社の資金問題さえ解決できれば特に文句はない。派遣元や派遣先の問題はひとまずおいておく。そのあとで電話があったときに予期していた、新事業の展開に対する話をある条件と引き替えに聞かされ受けた。非常にすっきりした気持ちで事務所を出る。まずはお手並み拝見といこう。

2005.04.14

今すぐ逃げろ!!

 飛び乗った船が泥船だったことを改めて認識する。今月に入ってからのハプニング続きはもしかしたら「早くわかれよ」と言いたかったのかもしれない。今の状況下では自分が辞めるとしてもかなり渋い顔はするだろうが、派遣元があれなのでしょうがないと思ってくれそうだ。というかここできっぱり断ち切らないと後でずるずる行く。しかしよくもったな自分。まあこれからがきついんだろうけど、先延ばしにするよりまし。

2005.04.10

飲まれ気味

 外は快晴、まさに花見日和。だが4月に入ってからのハプニング続きで、疲れ果てそれどころではない感じ。今起きていることが吉と出るのか凶と出るのか知らないが、この辺で立て直しをはかりたいところ。最近つくづく自分はナルシシスティックで、予測できていたにもかかわらずコントロールできない事象に憤りを感じる人間なんだと思う。

2005.04.09

人それぞれといってしまえば

 なんだか知らないが予想外のことばかりだ。もう勘弁してくれ、と思う。まあ自分にも責任はある。あとから考えれば重要な分かれ目かもしれないし、そんなことはないのかもしれない。早く自由にしてくれと思う。もしかしたらそれを望んではいないかもしれないが。

2005.04.05

本能のおもむくままに

 3月は遠い昔のような気がするが、4月になった気がしない。土曜出勤した際に、月曜は出勤が遅くなることを告げて、日曜は立て直しにひた走り。なぜか束縛を解かれたような解放感とワクワクに満たされていた。かなり痛かったけれど、すっきりさっぱりどこか感謝したい気持ちにすらなってくる。同時に自分の「癖」を思い知る。

2005.04.04

災難は人を哲学者にする

 まったくとんだエイプリルフールだった。昨日残業中MDFの住人につかまって買い物を頼まれ、一緒にウィスキーを飲むことになった。そこですぐ帰るかビールを買ってくればよかったのだが、ストレートで飲んでしまった。終電が近くなり、別れを告げて駅へと走った。そこまではよかった。あろう事かそのまま素直に電車に乗ればいいものを何を血迷ったか、突拍子もない行動に走り途中で荷物をなくした。場所が場所なので出てくることはないだろう。それでもなんとか無事部屋にたどり着き、布団を敷いて寝た。裏の児童館で遊ぶ子供たちの声で目が覚め、職場に向かった。連絡を入れなかったので行方不明騒ぎになっていた。なくしたものの重大さを徐々に認識し始め、後処理で頭がいっぱいになっていたので謝るのがやたら遅くなってしまった。夕方からやけに気分が悪くなり、どうも仕事が進まないので結局土曜出勤することにした。

 あのとき素直に泊まっていれば何も起こらなかっただろう。「強制リセット」というここ数日考えていたことが図らずも現実になってしまったようだった。最近の行動と起きたタイミング、なくしたもの、その後浮かんだ改善策を考えるにつけ、そこに何らかの意図が働いたんじゃないかと勘ぐってしまいそうなほど出来過ぎていた。だから最初ある意味「ちょうどよかった」とすら思ってしまったのかもしれない。ともかく、これから立て直しだ。

2005.04.01

←previous Next→
diary index