神田川生活に

2006.4.8〜2008.2.29

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扉の向こう側

 人の日記を見て真に心を通わせられる人ってなかなかいないんじゃないかと思ったりするが、いる人はいるだろうし、ないことに目を向けているとあるものも見失ってしまいそうなのでほどほどにしておく。

 とにもかくにも明日から12月。ひとつのしめくくりの年に向けてその扉が開くか。

2006.11.30

今までが遅すぎた

 めずらしく早起き、というか本当はそれが普通なのだが、をして流しの掃除などして気分すっきり。これを機に起床時間を元に戻したい。

 夕方の電話にショックを受ける。他の人から聞いていた話に比べて、電話の主が聞いた話は問題が大きくなりすぎている。程度の差はあれ本来はすべきではないし、尾ひれがついたとも考えるにしても伝わりように悪意を感じる。杞憂であってほしいが、要は隙をつくったらいかんということだな。痛くもない腹を探られるならまだしも、つけ込まれて陥れられかねない。まあそのときはそのとき。それ以外はなんとかなりそうだ。

2006.11.29

10代と変わらない

 昨日何を書いたのか忘れ去っていたが、たぶん考える機会を与えられたということなんだろう。下手にうまくいっているとそこに安住してしまう。たまにはチューニングも必要だ。それはいいのだがなんというか、ごちゃごちゃ考えている割には単純な刺激に反応しているだけのような気がする。

2006.11.26

生き残るだけではなくて

 気がついたら毎年同じことをくり返しているような日々。進歩のなさにあきれるも少しずつよくなっているはずで、それでも思い出せば後悔にはきりがない。本当は何がしたいのかと問いかけつつ、突き抜けられず逃げるようにむさぼっている。光が見たい。

2006.11.25

返ってきたボール

 うまく表現できないが朝から大きな流れを感じされられ、いろいろなことに気づかされた日だった。ある意味当然の帰結なのだが、何を発するかどう受け取るかによってもまた違うんだろうな。感情の奴隷になりすぎた。

2006.11.21

割り切り下手

 いろいろ思うことはあるがまだ表に出す段階ではないので、とりあえずよけいなことをしないようにおとなしくしている。それにしてもこのモチベーションの下がりっぷりはなんだ。

2006.11.20

体は欲望に従う

 冷静に考えればやることはわかっていて、他の人々の思惑や自分の不安はどうあれ、それに従って行動するのがベターなんだと思う。ただどうも推進力が足りないというか熱いものを体にたたき込みたくて、ブックオフで本を売ったあと何年かぶりに『トライガンマキシマム』の続きを読んでみた。

 大人になりきれない自分としては主人公ヴァッシュの青臭くて信じた人たちを裏切らずにひたすら守ろうとする力、それを可能にする弱さを内包したすさまじいまでの強さにあこがれる。普段は弱キャラに徹しているのもポイント高いが、さすがにすべてを抱え込んで墓場まで持っていくような真似はあまりしたくない。

 読み終わったあと『GUNSLINGER GIRL』の続刊が追加されていたのでそれも読む。現実と理想の狭間にもがくというかウェットをドライ&クールで包んだような物語群で、全体としてイタリアを舞台としているところが絶妙だ。読み終わる前にレッチリの新曲「SNOW」が流れてよくはまった。

 たぶん自分は誰か(何か)を守りたいんだろう。必要とされたいんだろう。それによって自らの存在意義を確認したいのか。たぶんそれだけではないだろうし、なるべくなら人生を楽しみたい。しゃぶり尽くしたい。まあひとつ確かなことといえば、翌朝これを書いたことに少なからず後悔をするのは間違いないということぐらいか。

2006.11.19

思い出す声

 気がつけば年末の足音が聞こえ始めている。過ぎてみれば本当にあっという間だ。正月に読んだ本を未だ鮮明に覚えている。あるページに書かれていた言葉にぐっときたのでメモしてみる。

失うことは悲しい。
でも、
失う前に失うことを恐れていたときに想像していたような悲しみと
実際にそれを失ったときの悲しみは
似ているようで
全然ちがっている。

所詮想像は想像の域を出ないのだ。
本当に起こる感情と
想像してそれに飲まれることを恐れる「感情のイメージ」は
似て非なるモノなのだ。

だから
それが失われても
大丈夫なんだ。

2006.11.18

FALNESE

 昨日の涙は買い置きの赤ワインが洗い流してくれて、朝起きたら波はおさまっていた。ひさしぶりにはずかしいことをしてしまった。何をしたとは書かないが、たまにはそんなこともあるだろう。

 新体制は自分の負担がかなり減った。土曜日も出なくてよくなった。

2006.11.17

過去の行き先

 ひさしぶりにある人のことを思い出す。あなたの言っていたことは正しかった。あのときは変な思いこみがあってわからなかったけど、今ならわかる。自分が悪かった。などと急にわびたくなる。他にもいろんな人に謝りたいが、今となっては連絡のつけようがない。当然といえば当然の話で、そうしたところでどうなるものでもない。それにしても考えてみれば、今までいろんなところで本当にもったいないことをしてきた。そこから学べているかどうかは定かではないが、少なくともむだではなかったと信じたい。

 今まで特に疑いもしなかった前提を「なぜ」と問い始めるときりがなく、自分でもなんでそうしたいのかわからなくなる。そこへ感傷の波が訪れて、ただただ誰かを抱きしめたい。今はできないがこの手で幸せにしたい。ここで終わるつもりはない。落ちるところまで落ちたらそのうち上がってくるだろう。いずれにしろここでゲームオーバーにはなりえないし、するつもりも毛ほどもない。

2006.11.16

何をかせんや

 ふと思った。明日からの体制変更によって、自分の存在価値が問われるというか自分に何ができるかが浮き彫りになっていくような気がする。まあそんな風に大げさに考えて構える必要はなく、単に不安にあおられているだけかもしれない。あたりはすっかり暗くなってしまったが、空はまだ青くそのギャップが不思議な感じがする。

2006.11.12

自分でもよくわからない

 昨日の午前中はつくづく自分の気持ち伝える下手さ加減を感じていた。午後からは別のことで頭がいっぱいでそれもなんとかなりそうになった。気がつくと残り時間が少なくて仕事を早めに切り上げて走った。電車の中で読んでいたハチクロの最終巻は皆おさまるところにおさまって、胸がいっぱいで頭がえもいわれぬものに満たされる。ひさしぶりに行った高田馬場は出口を出る前に迷いそうになったことに愕然とした。

 本も無事返却し、楽しんだ。PARAさんの部屋に寄って帰ったまではいい。その後がよろしくない。起きて呆然とし、とりあえず布団を敷いて書きかけになっていたメールに蛇足的な文章を付け加えて送った。自分でもわけがわかっていないのだから受け取った方はもっとわけがわからないだろう。何度か目が覚めつつ昼近くまで寝直す。洗濯をしておけばよかった。

2006.11.11

意外な効果

 ある事情から所長の鶴の一声で、今朝ついに事務所内禁煙が決まった。誰かが仕組んだんじゃないかという声もあったがそんなことはない。今回のことは起こるべくして起きたもので、ひとえに管理のずさんさによるものだ。いつもの癖でたばこに手が伸び、あわてて外に走る人多し。夕方会議で集まったお偉いさん方が異口同音に向こう側がよく見え空気がきれいだとのたまっていた。そりゃあ今まで雲ができていたからな。今日は皆帰りが早く、現場陣の早さは特筆ものだった。同僚M曰く「なんだ早く帰れるじゃん」「いかにここがだめ人間の集まりかよくわかるね」。

 今まで100人いたらおそらく全員が迷わないだろうと思われることで、さんざん悩んできたが状況の変化によりあっさり結論が出た。しかしチーフにまで言われてしまうとは。

2006.11.07

そうきたか

 水面下で動いていたようだが、ついに設計のチーフの異動が決まったらしい。異動先はH氏と同じところで代わりに(?)H氏が戻ってくるという。チーフはしょうがないとして、H氏は戻ってこなくていいよ。せっかく平和だったのに。暇だったりあんまりいい扱いを受けていないとかで、本人は稼ぎたくてしかたないらしいが。聞こえてくる限りでは勤怠状況がよろしくないのは相変わらずだが、洗濯が月一回なんてどういう生活をしているんだと改めて思う。

 まあチーフの移籍に伴って仕事の分担状況が見直され、自分の負担が大幅に軽くなる方向なのは助かる。どうなることやら。

2006.11.06

夜の満月

 日曜日も過ぎてみればあっという間だ。あきらめてコンビニへビールを買いに行った。月が気になって昨日からよく空を見上げている。あれやこれやと願いをかけていたが、コンビニを出てからはより切実さを増して同時にむなしさも感じていた。

 ひとまず出かける前とは位置が変わった満月に向かって、いつもありがとうございますと感謝してみる。心なしか、光がいったん弱まってまた強くなった気がした。見上げるうちに額がしびれてくる。流れる雲が月を覆い隠しそうだったが、不思議と隠さずに流れていく。ぽっかり空いた穴から月が輝いている。そのうち首が痛くなってきて、じゃあと部屋に戻った。

2006.11.05

一歩手前

 ある占いに「酒を飲むな。飲むとやるべきことが明日になる。微炭酸水で喉に刺激で代償するべし。あなたにはやることがたくさんある」とあった。まさに今週はそんな感じだった。たくさんありすぎるよ。明日は日曜なので後は野となれ山となれで日付も変わってしまったがこれから飲んでやる。

2006.11.04

本当は大差ないのかもしれない

 気がついたら11月になっていた。冬の始まり。ひとまず決断をするにしても不安からするのはやめよう。勢いでやってしまってもいいが、たぶんその決断は後々まで尾を引く。いつまでも放置しておくわけにもいかないし、誰かが都合よく決めてくれると楽なんだが納得できなかったらしかたがない。

2006.11.03

禁煙とは言わないから完全分煙化希望

 最近仕事に浸食されているような気がする。体調はよくなったが疲れが固定されている感じで眠い。眠いのを押して遅くまで残業するからあまり効率がよくない。そんな中、同僚Mの言葉にはつい笑ってしまった。

 職場の他の会社に新しく入った女の人が喫煙場所でたばこを吸っていた。それを言ったら「助かったよ。危なく人間扱いするところだった」。なんだよそれ。まあ確かにあまり女の人にはたばこを吸ってほしくないが、そこまで言うか。ある意味彼らしい。

 ともかく職場でたばこを吸う人は持ったまま歩き回らないでほしいものだ。特に自分の周辺で。プライベートではあまり気にならないのだが、仕事の場ではまた別。

2006.11.02

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