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a moonlight walk

「ずっと一緒にいようね」
あどけない顔でアイツはよくそう言った

甘えるしぐさがいとしくて
包み込むようなまなざしも
よくはしゃぐ声も
小さな冷たい手も

なにもかもが本当に大好きで
他になにもいらなかった

縁日の夜
月明かりがアイツを照らし出すと
どこか遠くへ行ってしまいそうな気がして
不安と一緒にいつまでも抱きしめていた

今はもういない


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