an endless road

1999.9.24〜2000.4.30

diary index
←previous Next→

■2000/03/31 (金)去年の今頃は

 初めてワインを買った。とぼしい記憶によると、ドイツの白がよかった
ような気がする。そんなわけで「BEREICH BERNKASTEL QbA」に決定。
 いざ飲もうというときになって、問題発生。ワインオープナーなんていう
こじゃれたものは持っているはずもなく、冒険セットのコルク抜きで開けよ
うとした。しかし、コルクが堅くて開かない。なんとか無理やり瓶やコルク
を傷つけながら開けた。まったく「通」が見たらまゆをひそめたくなるよう
な手際の悪さだ。
 まあそんなことはこの際どうでもいい。早速普通のコップのそそいで飲ん
だ。うまい。酒の味はわからないので飲みやすいかどうかで判断する自分だ
が、これはなかなかいい。気持ちよく酔ったところで、残りは栓をしてし
まった。今夜はよく眠れそうだ。あれから一年か。まだまだ、これからだ。

■2000/03/30 (木)ピリオド

 今日は絶対に早く寝ないと。むだに徹夜続きで体がだるだるだ。
 小さなお子さんを連れてレジに並んでいた人が、中2のとき担任だった先生
に似ていた。ついまじまじと見てしまった。すると向こうから声をかけてき
た。やっぱりそうだったらしい。握手を交わしてしまった。なんか老けた気
がする。まあしょうがないか。あれから10年近くたったわけだし。レジがす
くと近況なんかを話してみる。県内の大学を卒業したことを話すと感心され
てしまった。うーん、やっぱり遠くの私立より、地元の国立なのか。それほ
どたいした大学ではないのだが。まあいいや。ああまだ教師やってるかどう
か聞いとけばよかった。もう退職している年だと思うが。その後は少し気分
が良かった。今度は高校の同級生とかたまたま来てくれないかな。こういう
ささやかな出会いは大歓迎さ。

■2000/03/29 (水)どうでもいいことが気になる

 銭湯の帰りにスーパーによって買い物をした。そこであるものをつい買っ
てしまった。その細長いパッケージを見ると、円の中に「オランダせんべ
い」といかにもせんべいっぽい書体で、風車とともに描かれている。その下
には図案化されて頭のとんがった女の子の姿が。「Holland Senbei」の文字
が奇妙な納得を誘う。中身はどう見てもサラダせんべいだ。「サラダうす焼
き」とどう違うのか。なぜにオランダ。なにやら「第17回全国菓子大博覧会
名誉総裁賞受賞」という枕詞のようなものがくっついていて、意匠登録や商標
登録もしてあることからそれなりに歴史はあるらしい。「厳選された庄内米
100%でつくりました。素材にこだわり、お米のおいしさを追求したオランダ
せんべいを是非ご賞味下さい」とある。食してみた。味はまあまあだ。なぜに
オランダ。
 
「オランダせんべいは、東北地区だけで販売しております。他地区での御用
命には、フリーダイヤル0120-000204を御利用下さい」

■2000/03/28 (火)なんかそればっかり

 Mac版のInternet Explorer5.0が出たので早速使ってみた。確かに見た目か
らして変わっている。新しいボタンがでかい。ボタンを追加・削除しカラー
バリエーションはブルーベリーを選んで、お気に入りのカスタマイズにいそ
しむ。以前は使っていなかった購読機能も使うことにした。
 ページを表示させてみるとこれまたでかかった。初期設定を見るとデフォ
ルトでは解像度が96dpi、フォントサイズは16ポイントに設定されているよう
だ。それぞれ72dpi、12ポイントに変更してもやはり見え方が違う。発色も鮮
やかになった。新しいレンダリングエンジンのせいか? それともこれが本当
なのか? フォントは設定がさらに細分化されていて、フォントファミリーごと
に(セリフ系とか)フォントが選べるようになっていた。スタイルシートなどの
関係でこうなったのかもしれないが、これはうっとうしい。フォントメニュー
の構築が重い。まあいったん設定したらさわらなければいい話だが。
 リンクをクリックしたリ、フォームを選択したりすると、その部分が枠で
囲まれるようになっていた。これは最初は嫌だったがわかりやすくていい。
そのうちスクラップブックなども試してみよう。
 そんなこんなですっかり夜更かしづいてMac環境はグレードアップできたも
のの、他のことがおろそかになってしまっている。そろそろ元に戻さないと
体こわすぞ。睡眠はしっかりとらないと。

■2000/03/27 (月)あきらめが早いぞ

 B'zのファンクラブ会報が届いた。LIVE-GYM 2000のチケット優先予約の案
内が同封されていたので、どうせいけないんだろうなと思いながら流し読み
した。予想通りここから一番近いのは札幌だった。しかし! よく見ると地
方優先の(一般発売のみ)ホールコンサートに青森があった。これはいくしか
ない、絶対チケットとってやると意気込む。が、その後あることに気づき
クールダウン。いいさ、しかたない。もう二度と来ないということはないだ
ろう。
 そのかわりといってはなんだが、SADSの新曲でも買おうか。他にも買う予
定のCDがいくつかあるのできびしいところだが。新曲(タイトルは知らない)
は、清春の声の魅力がいかんなく発揮されている。言いしれぬ不安と焦燥感
がたまらない。

■2000/03/26 (日)昨日の続き

 昨日の日記を書いた時点で、実はOS8.6がダウンロード済みだった。ファイ
ルサイズがかなりでかいのでやめようと思ったが、ここまで来たらいくしかな
いだろうという意味不明な情熱でもって成し遂げた。その間に文法チェッカー
でHTMLのチェックをした。最近寝るのがやたら遅いのでこの辺でもとに戻さな
いと、そろそろやばいかもしれない。インストールしたあとの印象だが、確かに
アップグレードする価値はあるかもしれない。地味だが安定したOS、という
感じだ。8.5.1よりも動作が軽快になり、表示もいくらか早くなったと思う。
結局システムのメモリ使用量は8.1から8〜9MB増え、7.6.1からするとほぼ倍
になるが、これなら許せる範囲だ。まあ自分の機種ではこのくらいですんでいる
というだけかもしれないが。
 残念なのは、昨日も書いたがメニューが白くなるソフトがあることだ。使え
るには使えるが、こうなるとやはり避けたい気がする。Photoshop4.0が対応し
ていないのは痛い。他にサブに使っているソフトはあるが、メインのソフトさ
がしに没頭する。5.0はあるがメモリにきびしそうなので避けたい。お蔵入り
になったソフト(大学時代の「遺産」)を当たってみた。すると対応していない
ものもあり、どうもいまいちだ。ソフト自体はどれもすばらしいのだが、使い
方があわない。よく考えずに買ったからな。今考えればもったいない話だ。

追記:無益な時間を費やした試行錯誤の結果、結局5.0を使うことにした。
使ってみるとなかなかいい感じだ。なるほどね。やっぱり食わず嫌いはいけな
いな。新しいソフトの導入も考えたが、今の状況では金のむだになる可能性が
い。がまんがまん。かなり感覚がずれている気がする。

■2000/03/25 (土)次はMacOS 8.6か?

 もともとSherlockには興味はなく、使っているマシンとのかねあいからOSの
バージョンアップは8.1で打ち止めにするつもりだった。しかしある理由から
何を血迷ったのか8.5.1にしてしまった。移行してみるとなるほどという感じ
だ。今までのOSに比べると確かにメモリは使うが、思ったほどではない。表示
が多少もたつくが、動作はそれほど重くない。新しいナビゲーションサービス
は便利かもしれないがうっとうしい。Sherlockは索引をつくる気はないが、そ
のうち試してみようと思う。いくつか使わない機能もあるが、アプリケーショ
ン切り替えはナイスだ。システムもこの辺になると古いソフトの中には対応し
ていないものもあり、メニューが白くなるのが難点だ。
 せっかく8.5.1にしたので、気になっていたグラフィック統合ソフトCanvas7
の評価版を試してみた。確かにとても強力になっているし、使いやすくもあ
る。これ1本でまにあうかもしれない。逆に自分には機能がありすぎて使いこ
なせないと思った。今はあまりグラフィックを使わないので、そこまでの機能
を必要としていないこともある。これはまたお蔵入りになる可能性大だ。バー
ジョンアップはやめよう。今の布陣でいくしかないか。

■2000/03/24 (金)それでもCDは買わない

 最近aikoがかなり注目度アップだ。つんくの3点カラーセットのあとにかか
ると、心地よい安らぎを覚える。少し前までは自分の中では普通だったが、今
はかなりいい。ちょうど何人かで焼き肉食べにいって死ぬほど詰め込んだ後、
デザートに移行したときのような感じだ。やっと気づいた。めっちゃかわいい
よ。顔は忘れたが。そういえば世間では春休みなんだな。道理で小中学生が
多いわけだ。

■2000/03/23 (木)以下省略

 真夜中に鈴の音のような音が聞こえた。気のせいだろうか。
 毎度毎度同じことを繰り返すようで申し訳ないが、休みの日は油断大敵だ。

■2000/03/22 (水)悪いことではないが

 ふと思い立って、今までほっぽりだしていたあるものの整理に手をつけた。
いったん整理しはじめるとそればかりやっていた。やはりいくら地道にこつこ
つと、とはいっても一気に片づけないと気が済まないのか。計画は破られるた
めにあるのか。まあ今までが今までだからな。ともかく、思いつきでやるのも
よしあしだ。今さらいうことでもないが。

■2000/03/21 (火)とりあえずいつもの決意

 本はそれなりに読むほうだが、ベストセラーとか人気作家などの話題の本は
あまり読んだことがない。読んだのは「動物占い」ファミリーぐらいだ。そん
なわけで、「リング」シリーズも「バトルロイヤル」も「LOVE論」も「五体不
満足」も読んだことがない。あ、「五体不満足」は話題になる前、何も知らず
にちょっとだけ読んだな。問い合わせが多い「だからあなたも生き抜いて」と
いう本も、なんで話題になっているのかよく知らない。山田詠美も桜井亜美も
京極夏彦も読んだことがない。そんなわけで、一昔前にW村上として話題に
なった、村上春樹も当然読んだことがない。まあ読む気がなかったこともある
が。
 しかし「もしも僕らの言葉がウイスキーであったなら」は手に取ってしまっ
た。アイルランドやスコットランドに行ったときの話だからだ。ぱらぱらめ
くって読むとますますアイルランドに行きたくなってしまった。実状はよく知
らないが、住みたい。言葉や金、仕事などの問題や目的などはわきに置いとい
て。いつか必ず行ってやろうと思っている。他にもいろいろやりたいことがあ
るから各個撃破だな。そうはいっても、行動がまったくともなっていないから
まずそこだな。他にめくった本で、自分がまさに「中途半端な人間」であるこ
とが露呈されてしまった。いかん、こんなところで立ち読みしている場合じゃ
ないぞ。いいかげん書きっぱなし、言いっぱなしはやめようよ。

■2000/03/20 (月)春分と卒業

 雪が降っている。今日は道路が凍りそうだ。明日から昼が長くなるというの
にやっかいなことだ。コートでよくわからないが、足下から小学校の卒業式の
帰りだと思われる女の子たちが立ち読みをしていた。そうか、そういう時期な
んだよな。そういえばメールにもそんなことが書いてあった。当時の自分には
卒業式はどうでもいいことで、それよりも他のことが重要だった。式の最中は
いつも眠くて、気がついたらうとうとしていた。卒業した実感がわかないまま
旅立ちを繰り返していた。今思えば「君が代」より、卒業式の練習の方が疑問
だ。ただめんどくさかっただけだが。
 ある学校の卒業式で、「君が代斉唱」の号令のあと「一同起立」などの号令
をかけずにそのまま入ったそうだ。歌い出せない人が続出し、立ち上がって歌
う人やすわったまま歌う人もいたが、歌わない人もたくさんいたらしい。これ
を意図的と見るか、ただの進行ミスと見るかは個人の勝手だが、これでいかに
指示待ち人間が多いかわかるという人もいるだろう。かくいう自分も指示待ち
人間だ。学校は卒業できても無為な生活からは卒業できていない。しかも外で
はどんくさいというおまけ付きだ。甘んじちゃいけないのだが。

■2000/03/19 (日)僕らは行くしかない

 ある役者がホームページをつくらない理由として、せっかくつくるからには
おもしろいものにしたい。でもホームページをつくることが本業じゃないから
と答えたという。他のページを見ると、自分のことばかりたらたら書いてある
し、掲示板の書き込みにしてもどうせみんなに見せるんだったら、もっとおも
ろいこと書け! といいたいらしい。
 確かにその通りではある。しかし自分の場合、ネタさがしに自分と向き合っ
てゆううつになっているだけという気がする。特に最近は。だから毎日を楽し
く暮らしています、という人を見るとうらやましくなってしまう。まあ何事も
気の持ちようだ。何事も楽しむという姿勢が必要だな。別に無理して書かなく
てもいいし、自分のこと書かなくてもいいじゃん。他にネタはいろいろあるん
だしさ。それでも書いてしまうのはそれが癒し(発散、解放、あるいはカタル
シス? )になっているからなのか? こう書くとどうにも気持ち悪くて、全力を
持って否定したくなるのだが。というわけで今日も書いているよ。おもしろい
かどうかは別として。

■2000/03/18 (土)相も変わらず

 小雨が降り続いている。あたりが暗い。なかなか晴れてくれないな。濃厚な
雨のにおいにゆううつになる。雪の方がまだましだとも思う。ちまたでは連休
だというが、自分には関係ない。雨に左右される自分も困りものだが、なぜこ
んなに雨がいやなんだ。誰か雨上がりの虹を教えてほしいよ、まったく。ひそ
かに募集中っていっても、大学の頃とは違って、そっちはどうでもよくなって
いるんだよなあ。悲しいことに。
 なんにせよ、どうすれば自分を効率よく動かせるか考えることが重要だな。
自分の主人は自分なわけだし。そう思ったが、結局ふさぎの虫にとりつかれて
しまった。バイト帰りにコンビニによって、洋酒入りのチョコレートとポテト
チップスを買う。ポテチは次の日食べるはずだったが、つい開けてしまいあと
で後悔した。眠りにつこうとするとまた腹が下ってしまった。進歩がないな。

■2000/03/17 (金)いつもの悩めるお気楽な休日

 何かに気を取られると、他のことが見えなくなってしまう。そしてその何か
とはどうでもいいことだったりする。わかっていてもやってしまうのだからた
ちが悪い。そして今日も昼近くに起きてむだに過ごしてしまい、徹夜するとい
う非常に効率の悪い休みの過ごし方をしてしまった。
 どうも自分のMacには魔法でもかかっているのか、他のことができなくなっ
ている。かなりの部分を浸食されてしまっている。特にネット。だらだらつか
りすぎだ。ただでさえ要領がよくないのだから、このままずるずるいってしま
うとまた同じことを繰り返すだけだ。いくら追いつめられないと本気にならな
いといっても、それでは遅すぎる。無理にでもはじめないと、またかけ声
だけに終わってしまう。そろそろ何かを犠牲にしたり、失敗してからでないと
前に進めないというのはやめにしたい。でもまた繰り返してしまうんだろう
な。難儀なことだ。

■2000/03/16 (木)叙情的に? まとめてみました

 今日はやたら風が強く吹雪いていた。寒さに震えていたが、もはやつめが痛
くなるような寒さではなく、まわりの人々も動じた様子はない。風の音がひど
く、最後のあがきのようにも聞こえて何かを思い出しそうになる。道路は雪で
ぐちゃぐちゃだ。
 夜も11時を過ぎた頃、中年夫婦が子供を連れてやってきた。チャイルド
コーナーへとむかい、「たのしい幼稚園」を持ってくる。こんな時間、こんな
天気にやることだろうか。車だから関係ないのか。それでも女の子は元気だ。
そのあと「週間少年マガジン」を持ってきた少年に、酒のにおいを感じてうら
やましくなる。ああ飲みに行きたいよ。ひとりはごめんだね。
 眠る前に南Q太の「さよならみどりちゃん」を思い出してせつなくなる。夢
の中に、中学の時の同級生たちが出てきた。みんなどうしているかな。会いた
いよ。どこか遠くへ行きたい。誰も知らないところへ行きたい。相変わらず
我慢が足りない。夢の見過ぎだな。

■2000/03/15 (水)早速テスト

 かなり前にWindows版のATOK13を優待販売しますというはがきが来た。どう
でもいいような機能がてんこ盛りで、Mac版のATOK13が出てももういいやと
思っていた。
 だが今使っているのは今日届いたATOK13だ。以前より変換による副作用が
少なく、かしこくなっていると聞いたためだ。新機能の中にそそられるものが
あったせいもある。なんといっても、インプットメソッドは正しく変換してな
んぼのものだ。おまけばかり多くてもしょうがないが。それまで使っていた
ATOK12は、かなり前から学習するたびに馬鹿になっていくような気がして
困っていた。
 早速いらない機能はオフにしてカスタマイズにいそしんだ。インターネット
対応とうたった多くの新機能はいらないが、同音異義語の説明が出たり、口語
体の変換が向上したのはひそかにありがたい。環境設定は改善してほしかった
ところがそれなりに直っているし、変換にも特にストレスはない。今のところ
使い心地はなかなかいい。最もどうでもいい新機能と自分の中で思っていた手
書き入力も、試してみるとおもしろくて遊んでしまいそうだ。
 しかし大きな問題がある。これはどうしようもないことだが、メモリを大幅
に食う。それまでシステムのメモリ使用量は17〜18メガバイトだった。しかし
ATOK13をインストールしたあとは倍の約35メガバイトにまで増えてしまった。
自分のMacには72メガバイトのメモリを積んでいるので、ほぼ半分がシステム
にとられてしまうことになる。やりたくないが、仮想メモリを使うしかないの
か。OS8.1は仮想メモリが格段に進歩しているのでなんとかなるだろう。OS8.5
からは仮想メモリは必須のようだし。
 いいかげん新しいMacがほしくなった。G3やG4なら噂のOS Xも動く。グラ
ファイトのiBook(iBook Special Edition)がほしい。でも当分このPerforma
5420でいくしかないんだな。

追記:メモリ倍増事件はATOKのせいではなかったことが判明した。最近導入し
たあるフリーソフトを起動するとそうなるのだった。うたがってごめんよ。

■2000/03/14 (火)あせりは禁物

 危惧していたとおり、今日がホワイトデーだということと同じくらいのどう
でもいいことで時間をむだにしてしまったような気がする。いろいろと収穫も
あったが、何も変わらないという点では同じことだ。これは徹夜して埋め合わ
せるしかあるまい。それすらもむだなあがきだが、やらないよりはましだ。
 いつもつまみ食いばかりしている自分だが、八百屋でパセリを生のままかじ
りつく女の子には負けても、コンビニのヒーターで髪を乾かすおばさんには負
けないようにしたい。よくわからないが、それでも続いていく日常に負けない
ように、逃げ腰にならないようにしようということだ。
 いつも思うが、やってやるさとか道をつくってやるぜとか思っても、具体的
に何をしたいのかわかっていないところがすてきだ。まあいい。やりたいこと
もやりたくないこともやるだけだ。やはりあいまいな言葉しか出てこないか。
 そんなこんなで、この日記もひそかにカウンターが1200を越えたらしい。あ
りがたいことだ。こんな自分の日記をいつも見てくれているかもしれない人が
いるなんて、それだけで身に余る光栄だ。これからもなんとなく続けていきた
い。

■2000/03/13 (月)そろそろ潮時なのか?

 どうも自分の頭はお気楽にできているのか、ほっておいてもばかなことを考
えるらしい。特に最近の音楽シーンにはちっとも詳しくないため、有線を聞い
ているとくだらないことを考えてしまう。たとえば小柳ゆきの「あなたのキス
を数えましょう」って、実は「LOVEマシーン」以上に流れてないか? とか、
Opus IIなるものが出てるらしいが、それって虎舞竜の「ロード 第2章」のよ
うなものか? とか。ジュディマリの新曲は最近歌詞が聞き取れるようになり、
いかにもジュディマリらしい曲だと思った。ヒスブルの「直感パラダイス」を
初めて聞いたとき一瞬勘違いした自分の不明を恥じるよ。今井美樹の歌い方
が力入りすぎというか大げさな感じがして、「Goodbye Yesterday」はどうも
違和感がある。「time after time」はどこかで聞いたような感じがするが、
けっこう気に入った。こういうリズムの曲すきなのか? でもEARTHって誰? MAX
の新曲って、今さらというかMAXもついにという感じの曲調だと思う。
 しかし帰るときにはそんなことはまさにどうでもよくなっていた。また言わ
れてしまった(8日の日記参照)。はっきりと。やはりさがさないとだめなのか?
何も言えないくやしさでいっぱいだ。おかげで次の日せっかく休みなのにむだ
な行動に走ってしまいそうだ。まだまだ未熟だな。うまくいかないもんだ。こ
れも試練のうちと考えるしかないのか。

■2000/03/12 (日)のんきなやつら?

 子供は苦手だ。おそれを知らず気のおもむくまま行動するパワーに圧倒さ
れてしまう。目の前のものしか見えず、見る必要もない。頭と口が直結してい
る。その視界を一度のぞいてみたい。ここで子供といっているのは幼稚園あ
るいはそれ以前のお子さまたちで、小学生は入れていない。あれはまた別物。
 そのお子さまたちだが、夜遅くつれてこられたり奇声を上げて走り回られた
りすると顔もゆがむが、普段はかわいいものだ。ピカチュウと言えずに、ぴっ
ちゅうと言っている様子を見るとほほえましくなってくる。彼らはよくバイバ
イと言って去っていく。大声でいわれるとはずかしいが、たまに手をふりかえ
したりする。しかしそれも、気持ちに余裕があるときの話。ふさいでいるとき
はただうっとうしいだけ。まったく勝手なもんだ。

■2000/03/11 (土)「便意」、その後

 結局つくりすぎたため次の日(つまり今日)に持ち越した。食い過ぎて具合が
悪い。のどがつまっているような感じがした。背中が痛んでしょうがない。頭
がまったく働かず、早々と寝ることにした。まったく情けない。時間のむだ
だ。読みさしの本の続きを読もうとしたが、表紙をながめるだけで電気を消し
た。いざ眠ろうとしてもどうにもやりきれず眠れない。何も食べなくていい体
だったらいいのになどと無理なことを思う。そうすればもっと有効に使えるか
もしれない。
 アメリカのシンクタンク「ワールドウォッチ研究所」の発表(3月4日)による
と、12億人が飢餓で苦しんでいるそうだ。一方、肥満で苦しんでいる人も世界
で12億人だという。肥満は先進国だけが持ち得るぜいたくなゆがみだ。南の
島々では、豊かさを表すため女性は太っている方がよしとされる。自分の悩み
もぜいたくなものだ。そう思っても眠れないことには変わりなく、電気をつけ
た。向きを変えると本が読めることを発見し、「トーキョーキューティーズ」
の残りを読む。これでなんとか眠れそうだ。あとは早起きして挽回だ。

■2000/03/10 (金)a call of nature

 腹が痛いのでトイレに行った。用を済ませてMacの前に向かうと、またして
も襲いかかってきた。この腹の底から突き上げてくるような痛みは何だ。苦痛
に顔がゆがみ、意識が遠くなる。横になっても何も変わらず、あらぬことを考
えるばかり。あきらめてまたトイレに行くことにした。途端に催す。間一髪ま
にあった。そのまま手を組み、まるでクリスチャンが許しを請うような姿勢で
寒さにふるえながら待った。程なくして痛みは消え去った。Macの前に戻ると
今度は寒さにやられて頭が働かない。ごはんにしよう。
 夕食はなくしたい材料があったのでなべものにした。鍋を火にかけ、コンロ
の火で暖をとっていると幸せな気分になってきた。炊いたままほったらかしに
したごはんをどんぶりに盛り、鍋から器によそう。食べているとあの苦しみが
嘘のようだ。かすかに残る腹の痛みだけが思い出させてくれる。たまにはこん
な夜もいいかもしれない。

■2000/03/09 (木)誰にでもやってくるもの

 郵便受けに市がつくった介護保険のパンフレットが入っていた。介護保険制
度は少し前に問題になっていたような気がするがよく知らない。ともかく40歳
以上の人が納付対象のようだ。あまりお世話になりたくないな。日常的にやっ
ていることができなくなるというのはかなり屈辱的だ。人に体の世話をしても
らってまで、という気がする。まあ誰でも望んでそういう状態になったわけで
はないから何ともいえないが。2015年には4人に1人が65歳以上か。そのとき
には39歳。うーん。まず目の前のことだな。

■2000/03/08 (水)なんとかなる?

 バイト先に少し苦手な人がいるのだが、その人に新しい仕事とか考えてい
る? と聞かれてしまった。その瞬間絶句して固まってしまったことがすべてを
物語っているだろう。別に聞かれたことがショックだったわけではなく、本当
に何も考えてなかったのだ。一応サブでやるような仕事は見つけてあるもの
の、そっちが軌道に乗るのはまだ先のことだ。メインの収入源のことは考えて
いなかった。今のところに当分いるつもりだし。問題はその後なんだよなあ。
 しかし客商売にむいていないとか、早くちゃんと仕事見つけた方がいいよと
言われてもなあ。そんなことは百も承知さ。客商売でも肉体労働でもないバイ
トってあるか? そこでちゃんと会社に就職して働く、という選択肢を思いつか
なかった自分がすてきだ。そんなにいやか? スーツ着てやる仕事が。無邪気な
カップルがうらやましいとか言っている場合じゃないだろ。
 サムエルの「ウソツキ」がいい。どこか吹っ切れた感じがいい。まあただ単
にこういうせつない曲に弱いだけかもしれないが。

■2000/03/07 (火)犬も猫も他も

 昼ごろ猫がさかりがついたような声で鳴いていた。気持ち悪かった。昔から
猫によからぬ噂が立つのもうなずける。自分としては動物を飼う気はない。世
話がめんどくさいからだ。最後まで面倒見られないならペットにするな、が信
条でもある。いくらかわいくても近寄ってなでたりはしない。なんといっても
大学時代、部屋に入ってきた野良猫(自分以外の人々がかわいがっていた)を足
蹴にして追い出そうとしたからな。非難が集中して後々までネタにされたが。
さわりたくなかったんだからしょうがない。

■2000/03/06 (月)抜け道裏道通り道

 方向音痴ではないが、道を覚えるのが苦手だ。複雑な道は覚えられない。通
るのはタクシーが通るような道ではなく、バスの通り道だ。だから人の車に乗
せてもらったりすると感心してしまう。よく知っているし、よく覚えている。
まあ車を運転していれば自然とそうなるのかもしれない。自分も免許は持って
いる。しかし運転する気はないし、持つ気もない。愛車は自転車だ。じゃあ何
のために免許とったの? もったいない、というつっこみは受け付けないことに
している。

■2000/03/05 (日)風が強い啓蟄に

 自分が住んでいる地域周辺には、知っている限りでふたつの書店がある。も
うひとつ小さな本屋があったが、去年のクリスマスあたりに閉店してしまっ
た。ひとつはここに何度も登場している「バイト先」。あるチェーンスーパー
の書籍部門である。もうひとつは某大手レンタルチェーンと提携していて、
去年の11月終わりにリニューアルオープンした。書籍販売の他にもビデオや
CDのレンタルなど幅広くやっている。以前は市内では大手の書店が入っていた
のだが、去年の夏頃撤退してしまった。
 そこで立ち読みしていて思ったが、アニメ系の人っていかにもという感じが
するのはなぜだろう。まあこれはバイト中でも思うことだが。以前後輩が吹奏
楽やっていた人は独特の雰囲気があるのですぐわかると言った。それと通じる
ものがあるのだろうか。
 帰り際プレステ2のデモをのぞいてみたが、さすがにきれいで動きもなめら
かだった。しかしゲームもやらずDVDもいいやと思っている自分にはどうでも
いい代物であることも確かだ。第一テレビがないし、買う気もない。個人的に
はそれよりも早くネット接続環境が整備されて、大都市圏ではない地方でも安
価で高速接続の恩恵が受けられるようになってほしいと思う。

■2000/03/04 (土)考えすぎ

 店長から今日*時から出てくれという電話がかかってきた。こういうことは
たまにある。あまり役に立ってないような気がするので、こういうところで少
しは役に立っておこうかと考えることにした。それも卑屈な気がする。これも
次の日読むとはずかしいんだろうな。
 今まで部屋で酒を飲まないのは、ひとりで飲むとむなしくなるから(あと金
がかかる)だと思っていたが、最近違うような気がしてきた。それで胃をこわ
した先輩とかひとりでつぶれた人々がいたが、自分もやるとはまってしまいそ
うな気がする。そうならないために思いとどまっているのか? 酒好きだとは認
めたくないのだが。

■2000/03/03 (金)春の日差しと桃の節句

 朝早く耳慣れない音に起こされた。ふすまを開けるとPHSが鳴っている。同
じバイトのやつかららしい。用件は想像がついた。今日時間を替わってほしい
という。替わった。向こうがやたら遠慮がちというか含みのありそうな言い方
だったので、それをいうと、含みってなんですか? と聞かれた。おい。
 用件がすんで電話を切るととたんに後悔した。これも金のためと言い聞かせ
る。それもむなしい。いつからそうなったんだ? 眠いのでもう一眠りした。
 あたりは春に向かって着実に動いている。うれしい限りだ。早く陽の光を体
いっぱいに浴びたいものだ。

■2000/03/02 (木)本気か?

 別に世界平和を目指すことは悪くない。ぜひやってもらいたい。だからと
いって救世事業を全面に押し出すのはどうかと思うぞ。「乱れきった世の中を
善で導き、多くの人々を苦しみや不幸から救い出す!」とかいってるし。しか
も会長が大上段から真人間への目覚めを説いていて、社員一同感服しきってい
る様子。そこまでくると宗教がかってないか? そんなげすの勘ぐりをしたくな
るような熱さだ。当人たちがそれでいいのならいいのか。実態よく知らないの
だし。とりあえずいくところまでいってくれ。くれぐれも道を踏み外さないよ
うにしてくれよ。

■2000/03/01 (水)キャッシュレス

 ついにバイト先でも図書カードに続いて、デビットカードやクレジットカー
ドも扱えるようになるらしい。
 それまで名前しか知らなかったが、デビットカードというのは、そういう名
前のカードがあるわけではなく決済の方法のことらしい。銀行のキャッシュ
カードなどを使い、代金は口座から直接引き落とされる。これが普及すればお
金を持ち歩かなくてもすむという代物だ。しかもクレジットカードのように面
倒なことはない。残高には注意が必要だが。
 クレジットカードは自分も持っているが、ネットなどの支払いにしか使って
いない。まわりにも拒否反応を示す人が多い。以前住宅地図をゴールドカード
で買おうとした人がいたが、そんな人はまれだろう。ましてやボーナス併用や
リボ払いにする人などいないだろう。それを願う。そして限度額オーバーや残
高不足のないことも願っている。便利なのはけっこうだが、面倒は避けたい。
それが偽らざる気持ちだ。

←previous Next→
diary index