b l u e s y - f o g h o r n

2001.4.28〜2003.8.31

diary index
←previous Next→

2003/7/31(Thu)
 ひさしぶりに夏らしい日だった。明日から8月。ここ数年は8月に何か大きなことが起こっている。今年はどうなるのか。ここも9月で4周年ということで、そろそろ日記の模様替えでもしようかとあたりをつけている。
2003/7/30(Wed)
 朝のうちは雨が降っていた。もうすぐ8月とは思えない涼しさで、前の年が記録的な猛暑だっただけに少し拍子抜けの日々が続いている。自分としては蒸し暑くないのでむしろありがたい。職場ではほっておくとクーラーの温度がかなり低めに設定されるので、耐えられなくなったら上げている。風邪をひいたのはそのせいもあるかもしれない。夕方ひとり増えたときのために机移動をおこない、ついでにいらないものを片づけた。ほっておくとごみはたまる一方だ。捨てる人は限られている。
2003/7/29(Tue)
 どうにも具合が悪くて早退した。体の方はそうでもなくなってきたが頭が痛い。頭や目を使いすぎたのだろうと、ひたすら寝ていた。目が覚めると犬がやたらやかましかった。いくらでも眠れそうだったが、トイレに立ち水分補給のついでにこれを書いている。最近の不摂生のつけを払ったのかもしれず、悩みすぎかもしれない。明日にはすっきり恢復していることを願う。
2003/7/28(Mon)
 給料が入った。派遣元はどんどん待遇をうすくしているので、やはり自分の身は自分で守らなければと強く思う。今できることをやるだけではなくて、もう少し考えないと手後れになってしまいそうだ。
2003/7/27(Sun)
 買い出しのあとひたすらたまりまくったメールマガジンを処理していた。一時期いやになって参加していたメーリングリストをほとんど退会し、メルマガも大幅にしぼったが最近ではまた増える一方だ。そんなわけで実は昨日売り切れ続出(?)の最新型PDA SL-C760 をついに手に入れた。PDAを必要としていない自分だが、今度こそは途中で投げ出すことなく力強い手足になってくれると信じている。まだ充電しただけで起動すらしていない。すべてはこれから。
2003/7/26(Sat)
 不注意から鍵を持たずに部屋の鍵をかけてしまった。あわてて大家のところに行ったが不在のようだ。部屋に戻る途中でひらめいて事は解決したが、裏を返せば侵入しようと思えば簡単にできるということだな。端の部屋では午前中から酒盛りをしている。住人は半年以上家賃を払っておらず今朝も大家が来ていた。
 どうも昨日から具合が悪いのだが、せっかくなので中野芸能小劇場に「中野寅之會上映会 壱之巻 〜騙されごっこ」を見に行った。5時開場ということなので時間ぴったりに行くとまだ準備中で、待っているうちに花の湯さんやPARAさんが来た。PARAさんとはひさしぶりに会った。事前に何が上映されるか誰も知らされていなかったが、はずれはなかったと思う。簡単に感想でも書いてみる。

「一休さん1〜3」(鳥島和也監督)
 進行役の人は自主映画、特に最近のバカ映画の原点に思えると言っていた。主にキューピーちゃんを使った人形劇に声を当てていて、その声が耳について癖になりそうだった。それもあって爆笑してしまった。
「REMEMBER 〜my first memory〜」(大西悟監督)
 たとえが悪いかもしれないが、「ゼビウス」のようなSF。CGを駆使しそれなりに重いテーマでなかなか見せるが、どこか物足りない感じがする。
「クランクアップ」(小村孝裕監督)
 先の大西さんが予告編をつくった「大船インディペンデント映画」として上映予定のうちの1本らしい。閉鎖が決まった撮影所での最後の撮影に立ち会いながら、助監督サードの主人公は何度も監督との出会いを思い出す。途中でどんでん返しが起こり、一瞬妄想に突入したのかと思った。
「ナイスすいんぐ」(鈴木洋志監督)
 主人公の女流画家はスランプに陥っていて、松井似の旦那さんの顔をした男がバットを持って襲ってくる幻に悩まされている。コンプレックスで映画を撮っているという監督を反映してか、旦那さんをのぞいて登場人物は何らかのコンプレックスを持っている。奥さんが見事幻に打ち克つまでを描いたものか。
「正義の戦士ジャスティスマン」(岩崎友彦監督)
 レ・ミゼラブル。逆説的でそこまでやるかという感じだった。
「ZENMA」(田中龍雄監督)
 86年制作ということでその時代の空気が残っていてなつかしくなった。昔のあこがれとともに、小学生の頃地元の夏祭りから戻ってきてテレビで「里見八犬伝」を見たことを思いだした。話的には『孔雀王』とかいろいろあったな。丁寧につくっていると思う。
「深作欣二のウルトラセブン」
 番外編。ウルトラマンとセブンが砂にまみれながらくんずほぐれずの大格闘。最後が深作なのか。

 終了後PARAさんは用事があるので帰り、自分も打ち上げに出ると悪化しそうなのでやめておいた。部屋に戻るとあえて銭湯へ行った。
2003/7/24(Thu)
 その後の体制をめぐって所長と若手連中で何度となく話し合いがされている。自分も「その後」をなんとかしないと。
2003/7/23(Wed)
 以前ここに池袋エリアの設計を外注していたところが降り、所長が大崎エリアの設計を外注しているところに強気な見積もりで打診したと書いた。それに関連して元NTTの退職してもやる気満々なじいさんが来月から来るらしい。じいさんについて詳しいことはまだ何もわからない。どうなることやら。
2003/7/21(Mon)
 駅で他の人と別れたあと、かえるで盛り上がっていたひとりのみずきさんという男の人と行動することになった。昔女装バーに勤めていて、青森の大学に一時期行っていたそうだ。青森話などしながら以前行ったことがあるという女装バーに向かった。コーヒーを飲みながら昼までいた。おもしろかったがもういろんな意味でお腹いっぱい。部屋に戻ると幸いにもごみ回収はまだで、すぐにごみを捨ててから少し寝た。予定から大幅にずれたが、ある意味予想通りかもしれない。
2003/7/20(Sun)
 昼前から秋葉原にいた。本当はいったん部屋に戻るつもりだったが、踏ん切りがつかないまま時間切れになった。ぴあフィルムフェスティバルのため直接銀座へ向かう。日比谷・シャンテ シネ2は初めて行くのであやうく道を間違えそうになった。本当は前の回の「美女缶」から観ようと思ったが、前売りを買うときに思いとどまった。
 というわけで上田大樹監督の「NEG.WONDERLAND」。両親が亡くなって空き家になった家で、失踪から戻ってきた姉と植物状態から奇跡的に意識を取り戻した妹が生活を始める。家を売ることを決めたわけありの姉と現実を実感できず反発する妹、ふたりに関わる男たちや家出少女、行方不明の愛犬との関係をテンポよく描きながらコミカルに物語は進んでいく。ラストに物足りなさは残るものの、観ていて気持ちよくなるようなさわやかさだった。エンドロールに拙者ムニエルやナイロビなどの劇団がクレジットされていて、監督も演劇でスタッフとしてずっと活動してきた人らしかった。
 次は小林雄介監督の「Have a Good Journey」。駅で眼鏡をかけた女の子が男にナンパされ、空港に見送りに行くことになったいきさつを聞かせる。死に場所を探していた女の子は、ある日ひきこもりの男と出会い恋に落ちる。ふたりは絆を強めるために人殺しを思いつく。最後に明かされる実際の結末に拍子抜けするが、全体にただようぎごちなさはわざとなんだろうか。どうも自分には消化しきれなかった。監督は先の監督より1歳年上の25歳ということだが、とてもそうは見えなかった。鬚のせいだろうか。

 いったん外に出ようとするとねこまんま帝国さんがいて、話を聞くと次の「恋する幼虫」に並んでいて彼が最初らしい。すでにけっこうな行列ができている。あと1時間あるしと思っていた自分は考えを改め、コンビニで何か買ってすぐ並ぶことにした。伸び続ける行列の途中で開場を待つ間、監督の井口昇さんが通りがかり行列のすごさに自分で驚いていた。実際の公開は来年で今年は今回限りとあってか、直前になると立ち見まで出ていた。出演者やプロデューサーを交えた舞台挨拶のあと、上映は始まった。
 話としては幼少期の性的なトラウマを抱え、かっとなると見境がなくなる漫画家フミオと、彼の担当編集者で顔を傷つけられすべてを失ったユキの恋愛物語。タイトルの「幼虫」はユキの顔の傷が変化した吸血生命体と、登場人物の幼児性をかけたものか。随所に小ネタがちりばめられ井口節全開かつ、B級ホラーなどの恐怖映画への愛情が感じられる。どう終わらせるのか気になっていたが、そうきたかとうなってしまった。一般受けするかどうかはわからないが、観ておいてよかった。来年もたくさん人が入るといい。上映後のトークは予想外の観客を集めたことに対するとまどいと自主映画スピリッツが感じられてかなり好感が持てた。34歳とのことだが、失礼ながらもっと年上だと思っていた。

 ねこまんま帝国さんと別れ、素直に帰ってもよかったがせっかくなのでひさしぶりにゴールデン街に行った。エンドロールにBLUE DRAGONの広崎哲也さんや下のオレンジ王子の石川雄也さんがクレジットされていたので、広崎さんに話を聞いてみようと思ったのだった。広崎さんには申し訳ないがどこに出ていたのかさっぱりわからなかった。
 階段を上ると毎週日曜のムービーナイトの上映終盤で、今回は女の子率が多くほぼ満員だった。2本立てで監督の女の子は高校生のときに全くの未経験でつくったそうだ。他の人たちは内容はともかく、制作の完成度の高さに舌を巻いていた。
 以前広崎さんから聞いていた後輩の中島さや香さんのことが盛んに話題に上っていた。気になっていたものの諸事情で行かずにすませた昨日の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭の「新たなるエロスたち? 〜日本公募短編集〜」というプログラムで、中島さんの「好きな人ができました。」が一人勝ち状態だったらしい。テレビ関係の仕事をしている客の人があれこそ真のドキュメンタリーだと絶賛していた。自らの発言が元で最後に蛇足が付け加えられたことを後悔もしていたが。
 自分はといえば気がついたら早坂さんという人と映画話で盛り上がっていた。途中でイレギュラーでシネストークYOYOに入っていたひらきょんさんが顔を見せ、そのうち移動しようと思いつつずるずる居座っていた。打ち上げ帰りの雄也さんが少しの間来て出ていった。井口さんの打ち上げ残り組は下で続きをやったらしい。そんなこんなでそのうち店を閉めたひらきょんさんが合流し、やがてBLUE DRAGONも閉店し、YOYOから流れた人々がいる「かえる」という店に移動することになった。
 かえるではカラオケが異常なほどの盛り上がりを見せた。自分はひとり歌わず勢いのすさまじさに圧倒されていた。歌もうまい人ばかり。途中さすがに眠気に襲われ、実際寝ている人もいた。ストップがかかってからちょうどいいところで閉店になり、さらに残った人は定食屋に行った。少し遅い朝食だった。
2003/7/19(Sat)
 ある人と待ち合わせ。ひたすら話した。おかげでだいたい整理できたかもしれない。
2003/7/18(Fri)
 本社の人が夕方事務所に来た。最近いろいろあったので説明に来たのか。一番年下の社員が口火を切った。詳しいことはわからないが、結局どう折り合いをつけるかというところに行き着くんだろうな。めずらしく早く帰った。
2003/7/16(Wed)
 夕方外注していた会社の人が引き継ぎに来た。質の良い仕事をするところは引く手あまたで、NTT-MEは怠慢な人が多い。大崎エリアの設計を外注している業者に打診しているそうだが、そこは安くてもミスが多い。職場の誰かが担当になるのは確定だろう。いずれ大崎エリアの設計を引き上げて受け持ちの3エリアすべて職場でまかなうことになるかもしれないという。詳しい話はこれからだが、自分に降りかかることはだいたいわかった。
2003/7/15(Tue)
 めずらしく暇をもてあまし気味だった。そういうときに限って悪い知らせは来るもので、池袋エリアの設計を外注していた業者が降りるらしい。そうなるとおそらく自前で設計することになり、ただでさえ足りない人出に負担が重くのしかかる。自分も今までの2倍以上の仕事をこなすことになるだろう。これをどうとらえるかで明暗が分かれそうな気がする。さてどうなるか。
2003/7/14(Mon)
 暑くなったり寒くなったり今年の天気はどうもはっきりしない。思い出していろいろやってみた。やはり予感にはしたがっておくものだな。ありがたい。
2003/7/12(Sat)
 昨日の夜からいろいろ片づけている。とりあえずやる気になっていたマシンの買い換えをやめ、その分を愛機と自分に投ずることにする。それがいい。
2003/7/10(Thu)
 電話を取ったらFAXだったというのはよくある話だが、今回はしぶとかった。7回か8回まで続いた。普通ならおかしいと思って電話をかけてくるはずだが、躍起になって気がつかなかったのか。こちらでは相手の番号がわからないので教えることもできない。そのうちかかってこなくなった。解決したのだろうか。
 最近どうも内臓が疲弊している。一度本格的に休めた方がいいかもしれない。
2003/7/9(Wed)
 所長が自分以外のいる人たちを集めて何か説明していた。どんな話をされたかはわからないが、噂はがせではなかったらしい。部屋に戻ってくると、国保の新しい納付書が届いていた。今年度になって住民税(特別区民税・都民税)や国民健康保険料が何倍かになり、格差を思い知るこの頃。あまり気にしていなかったが、以前の収入はよっぽど低かったんだな。
2003/7/8(Tue)
 職場ではボーナスの話題で持ちきりだ。なんでも大部分が現物支給(株式)になるかもしれないという噂だ。上場企業ではない会社の未公開株なので、換金するには社長(あるいは社内の誰か)に買い取ってもらうしかない。ついにそこまで来たか。
2003/7/7(Mon)
 雨降りの七夕。職場の人々に「大丈夫か」「よく生きていたな」と声をかけられる。当事者に金曜日の様子を聞かされた。いまだに苦手な日本酒をたらふく飲まされたとはいえ、相当やらかしたらしい。ある時点からきれいさっぱり記憶がない。防衛本能が働いたのか、自制心が飛んだのか。いずれにせよ相当鬱憤がたまっていたんだろうな。そう他人事のように思った。
2003/7/6(Sun)
 国民年金のおばちゃんが来た。とりあえず態度は「支払い拒否」ではなく「保留」にしておく。今は払う余裕がないが、そのうち払うかもしれない。おばちゃんも障害年金のことを持ち出すぐらいしか手だてがないらしい。まあしょうがないか。今の状況では規模縮小しないとやっていけないだろうし、全員に払ってもらおうとすると強制力を持たせる必要がある。
2003/7/5(Sat)
 昨日は職場の暑気払いだった。やられたよ。すっかり油断していた。おかげで土日出るはめになってしまった。最近は拒否していたが今回はしかたがない。いろいろわかったのでよしとしよう。
2003/7/2(Wed)
 帰りの電車を待っていると高齢の女の人ふたりがヨーロッパ旅行の話で盛り上がっていた。それにしてもいろいろなところに行っている。このままだと行くところがなくなってしまうとぜいたくな心配をしていた。定年を迎えた老夫婦が世界一周に出かけるという話は聞いたことがあるが、本当にいるんだな。ちまたで話題になっている老後の心配とは無縁そうなふたりだった。
2003/7/1(Tue)
 アイ・オー・データのUSBメモリ(USB接続フラッシュメモリ EasyDisk 256MB)を買った。USBメモリを取り巻く環境の変化に改めて驚く。コンパクトフラッシュなどのメモリカードも安くなった。買ってからいろいろと自分の中で整理がついたような気がする。

←previous Next→
diary index