神田川生活

Love for all, learning from all.

2004.8.1〜2006.4.7

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謎のブラシ音

 朝早く近所のヴェローチェに行った。禁煙席からすぐのトイレに行くと個室の方から歯でも磨いているようなブラシ音が聞こえてきた。一瞬耳を疑ったが、音は途切れることなく続いている。まずブラシで何かを磨いている音だとして、靴ではなく歯を磨いていると仮定しよう。なぜ喫茶店で歯を磨いているのかもおいておくとして、気になるのはなぜ洗面台がある方ではなく個室なのかということだ。ズボンを降ろして便器に腰掛けながら磨いているとは考えづらいが、そういう習慣がある人なのかもしれない。広いとはいえないトイレなので洗面台の前だとじゃまになると思ったのかもしれない。心おきなく歯が磨けないのだろう。

 ここまで書いてひとつの疑問が浮かんできた。うがい用の水はどうしたのか。コップでも持参していたのか。磨き粉を使っていないのでいらないのか。席に戻ると、そのうちカーキ色の背広に身を包んだ40代から50代と思われる細身で小柄な男が手ぶらでトイレから出てきた。歯ブラシは背広のポケットにでもしまったのだろうが、あれはなんだったのか。

2005.02.27

びっくらこいた

 朝起きてコインランドリーに行って洗濯したあと、メールをチェックすると大学の寮時代の先輩から近況が届いていた。ジブリ美術館に行ったことから始まり、「奥の奥さん見てきました」という部分に思わず目を疑ってしまった。一瞬、建物の奥に誰かの奥さんがいたのかと思ったがそうではなくて、ふんどし&火消しスタイルで有名な先輩が去年の10月に結婚していたそうな。お相手は年下の看護士さん。お互いの家族だけで式を挙げたところがあの先輩らしい。消防庁の仕事でいそがしいだろうにどこで見つけたんだろうと気になってしまった。ひとまずおめでとうございます。

2005.02.26

巡り来る季節

 今週は帰るのが遅くなってばかりいたので、昨日は早く帰ろうと思っていたらよけい遅くなりほぼ終電で帰った。他の人たちが帰ってから月曜では間に合わない図面が出てきたので、ついでに他の仕事も片づけていた。帰り道やはりチーフが言うとおり、H氏にどんどん図面を渡して鍛え、自分はめんどくさい図面と発注管理に専念するしかないかと改めて思う。

 年末に辞めた同僚Yの代わりに入ってきた彼はその力を遊ばせているようだが、説明の手間を惜しんで自分からはあまり振っていなかった。だが考えてみれば自分にしても同僚Mにしても大量の図面で鍛えられたのだった。緊張と不安からひたすら別の可能性を考えていた1年前が近いようでひどく昔のように思える。

2005.02.26

ひさしぶりの雪

 寒くて二度寝三度寝していた後、窓を開けると雪が多少積もっていた。昨日の雨が雪に変わってそのまま積もったようだ。旧暦の大寒を前にして寒さが厳しい。ストーブをしまうのはもう少し待てばよかったかもしれない。

2005.02.25

それにしても

 今年のインフルエンザ感染力強すぎ。休む人多すぎ。毎日誰かしらいない。

2005.02.23

彼の行く先

 昨日は残業中めずらしく父親から電話があった。なんだろうと思うと弟から電話がなかったかと聞いてきた。ぴんときた。またやらかしてくれたようだ。求人情報誌やアルバイト募集雑誌の裏表紙によく載っている「日研総業」の面接を受けに三重(静岡?)まで行ったそうだが、二次が通らず本人は交通費をもらって帰ったそうな。で、その後行方不明らしい。それでもしかしたらと思ったようだが、彼が自分に電話をかけてくることはあり得ないだろう。またその辺で野宿でもしてそのうち戻ってくるんじゃないだろうか。その後父親の話が自分のことに及び、むだに長くなりそうだったので「まだ仕事中だから」と言って電話を切る。彼は何がしたいのか。

2005.02.22

わかりそうな感じ

 なんというか土曜日はいろいろあれども松永修岳氏の講演会に行くまで時間をつぶしたようなものかもしれず、日曜日は思い出したようにいろいろ整理していた。さすがに方向も絞れてきたのか。そして月曜日を迎えた。

2005.02.21

こんなときこそ

 昨日からどうも何かが欠けたようで落ち着かない。押し寄せる感傷を抑えつつただ無事を祈るばかり。仕事の方は小休止というところ。今のうちに「重要だけど緊急ではないもの」を片づけておきたい。職場では風邪が大流行でマスクをして防寒着を着た人だらけだ。

2005.02.18

寝耳に水

 明け方に地震があったらしい。「らしい」というのはまったく気づかなかったからだ。至るところで話題になっていて、それで目が覚めたという人も多かった。あんまり話題になっているので時間を調べてみると、ちょうど目覚ましが鳴ったあたりの時間だった。震度からして気づかないはずはないのだが、雨や目覚ましの音は覚えていても地震の記憶がない。夢の彼方に忘れ去ったのか。地震の話題が出るたびに気づかなかった自分って一体と思わされる一日だった。

2005.02.16

期待と不安の中で

 ようやく連休中に電源工事が入ったので、不安定すぎる電源のために今まで使われていなかった2台のパソコンが他の人たちの手に渡り、スイッチが入れられていた。これで誰かが大量にコピーしても心配せずにすむはず。それにしてもライブドアはどこまで行くのか。

2005.02.14

彼女たちの苦悩と流される日々

 途中で帰ろうかと思ったが、何かありそうな気がしてずるずる残っていた。まさかあんな展開になるとは。起こるべくして起きたのかもしれないが、それにしてもタイミング良すぎだ。いてくれてよかった。おつかれさま。

2005.02.13

神話と歴史の間

 今から5万年ぐらい前、地球の引力が今より弱くて人類の身長は2〜3mだったらしい。そうするとさまざまな神話で、人類の時代が来る前に巨人の時代があるというのはそのせいなのかと思ってみる。短絡的かもしれないが。

 話は変わって神武天皇の即位により日本が建国されたことになっている紀元前660年。その頃は今のように春夏秋冬で1年ではなく、春と秋で2年とする暦の数え方だったらしい。当時の1年が今の半分だったなら神武天皇の127歳というのは十分ありだと思う。その説を唱えた人によると即位は西暦181年とのことだ。

2005.02.11

建国記念日

 2月も立春を過ぎ、旧正月も過ぎた。20歳のあたりからなぜか毎年2月には後々に関わるようなイベントが起きている。ふと思い出してみれば今の職場に移ってからちょうど1年になる。今の派遣元に関わってからは4年がたった。精神状態も一頃に比べてだいぶ安定してきたが、決めつけて行動に移さずむだに不安がるのをやめたいところ。昼からむだに過ごしたような気がして、むだではないかもしれないがなんだかもったいない。

2005.02.11

対北朝鮮戦

 ひとまず、勝ってよかった。見ない見ないといっていた同僚も結局見たらしい。仕事が一段落して帰ったのがちょうど決勝ゴールが決まった後だった。

2005.02.10

エスメラルデーロの誇り

 昨日はふと思い立って渋谷シネセゾンに「エメラルド・カウボーイ」を見に行った。雑誌のインタビューなどで興味を引かれていたところへ、本人の弟さんと昔から友達で初日に来てほしいと電話がかかってきた人に薦められたのだった。アップリンクからの直前メールに背中を押されたこともある。

 物語はエメラルドラッシュにわくコロンビアに開拓時代のアメリカを重ね合わせた日本人、早田英志が紆余曲折を経てエメラルド王になるまでを描く前半のアクション部分と、業界では国内最大企業となったコロンビア・エメラルド・センターの社長として、様々な問題に立ち向かう姿を追った後半のドキュメンタリー部分の二部構成となっている。

 アメリカの学生の再三のすすめで映画化する気になり、当初はハリウッドから監督と俳優を招いて撮影する予定だったが、舞台がゲリラが出没する危険地帯のため皆しり込みして直前で辞退した。そのため前半は現地の俳優を使い、後半は本人自ら主演し監督も務めることになったらしい。偽物より本物の方が安いという理由から本物の銃を使い、成り上がるほど周囲のねたみから強盗や誘拐に遭いやすくなり、エメラルドを狙ったゲリラが横行する土地柄のためか緊迫感がすさまじく、その辺のハリウッド映画よりよほど見応えがある。度重なるゲリラの襲撃に百戦錬磨の対応を見せ、陰謀には輸出協会員に「最後のサムライ」と言わしめた毅然とした態度で対応する。その姿に胸が熱くなる。アメリカで上映する際にさんざんけなしていた審査員がいざ見始めると釘付けになり、その後全米上映が決まったという話も頷ける。

2005.02.06

爆音の中で

 昨日は昼前に同僚が早退し彼の仕事を一部肩代わりするなどしてあまり自分の仕事に時間が割けなかったが、ひとまず友人のPARAさんが出演するというライブに行くために急いで大久保へ向かった。途中電話の存在をすっかり忘れていたことに気づく。昼からメールをチェックしていないし、途中で電話がないとも限らない。

 ともかく会場のライブハウスに入ると、ちょうど最初のバンドが演奏中だった。魚バンドといって声は違うがどことなくBOOMを思わせるような雰囲気だった。その後がPARAさんが参加するミミー&メアリーで、PARAさんの口琴の連打に感心するとともにさのともさんの音響効果をかけた声が何かを呼びそうな感じがした。さのともさんに助けられた部分は多分にあるにしても本人が言うほどぼろぼろじゃなかったと思う。

 次のバンドの準備の間、ひさしぶりに会ったるなさんに昨年のグループ展の参加費を一部現物で払う。ずっと気にかかっていたところに、自分では使えないドコモのモバイラーズチェックを職場で新年の挨拶としてもらっていたのだった。その後どこかで聞いたようなメロディながら曲構成に凝り、繰り返しを多用した歌詞と爆音に身をまかせて突っ走るウシトラ、名前から思わせぶりだったつやめくオレンジ色のポエトリーリーディングサウンド、蒼き顕示アイランド、遊び心と男気あふれるふたりの鬼、主催の骨肉ビールと続く。

 終了後PARAさんに別れを告げ、物販に興味を引かれながらもそれどころではなく、早々と会場を後にした。とにかく眠かった。大音量の洪水の中で、体は猛烈に眠りを欲していた。

2005.02.04

偶然の贈り物

 昨日はやたら具合が悪かったが、タイミングだけはばっちりだった。あまりのタイミングの良さにこのときばかりは感謝してもしきれないくらいだと思った。本当にありがたい。おかげで救われた。

2005.02.03

オフレコ話

 今週になって件数もだいぶ落ち着いてきた。先週までとはえらい違いなので変に勘ぐってしまう。とはいえ今週が空くことは自分としてはちょうどいい。朝こっそり聞かされたが、部長がチーフの首を切ることを検討しているそうな。ついに最後の聖域(大げさだが)にメスが入るのか。どうなるかわからないがことの成り行きを興味深く見守っていきたいと思う。気がかりな点は多々あるがそれはそれ。

 チーフが朝いないことと同様に、派遣元の社長の言葉がまったく信用できないことは半ば常識となっている。社長に関してはあり得ない話を同僚からいろいろ聞いてしまい、すっかり背筋が寒くなった。まったくお近づきになりたくない人だ。

2005.02.01

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