神田川生活

Love for all, learning from all.

2004.8.1〜2006.4.7

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悟りとタイミング

 昨日は勤労感謝の日にひさしぶりに電話があった知りあいの誘いに乗って昼から出かけた。自分に対する意味をはかりかね、まったくと言っていいほど期待していなかったが、あとから気づくことや感謝することしきり。

 いったん部屋に戻ったあと買い物へ行く。途中でどうも気になったので寄り道して立ち読みする。その中の本で見過ごせない記述があり、今まで肌身離さず身につけていたダイヤのペンダントをはずしてみる。愁いが飛んで抑えつけられていた力がわき出るようだ。一時期からどうも力を奪われているような気がして、健康診断時などにはずすと肩が軽くなったような気がしたのは気のせいではなかったのか。パワーストーンの本で著者によってはダイアモンドを扱っていないのも宜なるかな。おとしめるつもりは全くないことを念のために断っておく。

 帰り道たまたま神について考えていてヨブ記と四諦って似ているなとふと思い出す。どちらもあまりよく知らないのだが、「ヨブ記」というのは旧約聖書で「ウツの地にヨブという人がいた。無垢な正しい人で、神を畏れ、悪を避けて生きていた」から始まる絶望と希望の物語。ヨブを誇る神に対してサタンが「ヨブが、利益もないのに神を敬うでしょうか」と持ちかけ、彼には手を出さず好きにしてもいいとの許可を得てからヨブの苦難が始まる。ヨブからすれば次から次へと災難が起こって不条理というか迷惑なことこの上ない。

 「四諦」は「この世は苦の連続である」と悟った仏陀の根底を成す教えで、苦諦・集諦・滅諦・道諦から成る。要は日々移り変わるものを永久不変のものと思い、物事に対してあれこれ期待し執着するから思い通りにならないことに腹を立て苦しむのであって、そんなことは受け取り方によってどうにでもなるし執着を捨てれば楽になれるのだと言いたいらしい。あるいは酒や遊びなどに逃避せず、しっかりと「現実」を見すえて「苦」を正面から受け止め、その原因を見つめる態度が大事であると。そうするとよけいつらくなってしまう気がするがそれは執着のなせる業なんだろう。

 ちなみに生、老、病、死の四苦に加えて、愛し合うものが別れてゆく「愛別離苦」、憎み合うものが一緒に生活しなければならない「怨憎会苦」、求めても得られない「求不得苦」、肉体や精神活動すべてが物事にこだわりをつくる人間生存の苦を示す「五陰盛苦」を加えて「八苦」といい、「四苦八苦」はここから来ているそうな。

 古今東西、人生について考えることは皆同じなのかもしれないが、書いているうちに買い物の帰り道に普通にこんなこと考えている自分というのもどうかという気がしてきた。まあいいや。

2005.11.27

しみじみ

 ここ最近自分の関心を大いに集めているウィルコム関係のニュースだが、やっと「ウィルコムでいい」から「ウィルコムがいい」と言えるようになってきた。長年のうっぷんを晴らすかのようだ。職場のマシンはおととい他の人にハードディスクを交換してもらって復活した。今日にでも元の席へ戻れそうだ。

 ちなみに今回の新機種では京セラでもサンヨーでもなく、日本無線ねらいだったりする。まあ実際に機種変するかは実機を見てから。W-ZERO3は最初あまり興味がなくてスルーするつもりだったが、最近かなり期待が高まっている。発売前にあれこれ想像して悦に入るのが一番楽しい、とはよく言われることだが果たして結果はいかに。

2005.11.24

陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ず

 今日は千葉ロッテマリーンズの優勝パレードがあったそうな。野球にはあまり興味がないが今年のロッテは、31年ぶりのパ・リーグ優勝、15年ぶりのリーグ優勝のあと2年ぶりに再度セ・リーグ優勝を飾った阪神を大差で抑えてのあっけない日本一、「KONAMI CUP アジアシリーズ 2005」優勝と破竹の勢いだ。バレンタイン監督はファンに向かって「来年もみなさんと一緒に優勝しましょう」と語ったそうな。

 その勢いを自分にも分けてほしい。ロッテは次年度こそ評価が問われるだろうが自分も来年が勝負。なんかことあるたびに「〜が勝負」と使っているような気がするが今月こそは派遣元に清算を完了してもらって財務体質を大幅に改善し、気休めではない安心を与えてほしいものだ。一方でさっさと常務に引っ張り上げてもらいたいとも思うがそれに関してはいくつかの問題をはらむのでおいておく。自分の中では再編成も進み、勘も冴え渡っている。今の状況は試金石として捉えたいところ。

 昨日探し物で新宿南口のハンズに行ったら帰りに奥さんと一緒に出かけた奥さんを見かけた。あいかわらずの岡っ引きスタイル。思わず肩をたたく。挨拶もそこそこに「下駄を履いている人がいると思ったらその人が肩をたたくから」と驚く奥さんに「彼は大学の寮の後輩で云々」と説明がされる。最後に会ったのは去年だと言われたがそれは記憶違いで実際は今年の6月下旬だ。まあ自分も調べるまで6月とは思っていなかったが。奥さんがここに来た目的を思いだしたと言って高島屋方面に行き、しばし旧交を温める。

 途中「なんか浮いた話はないの?」とか「自分にも結婚できたんだから」と言われるがそんな話はない。結婚できる経済状態にもないし。そう考えるのは古いかもしれないが自分の性向からしても当分先だろう。願いは叶うとしてもその強度によって時期が変わるのかもしれないとふと思う。なにせ「○○読みたいな」「○○に関する情報がほしい」と思っても忘れた頃に願いが叶うのだ。

2005.11.20

昇天

 昨日は今日のうちにつくっておかないとまずいとてもめんどくさい図面があったので遅くまで作業していた。つけっぱなしのテレビの音声に混じって泊まりの人のいびきが聞こえてくる。さぼりたくなる気持ちを抑えつつ、あともう少しというところまで来た。そこで急にアプリケーションが固まりシステムが落ちてしまった。いったん電源を切り、再度起ち上げてみるとハードディスクが認識されなくなっていた。自分の手には負えないのであとで同僚Mに調べてもらうことにして、彼のマシンで続きをやりメモを残しておく。自分のマシンにはなくなると頭を抱えて困るようなデータは保存しておらず、作業もめんどくさいところはすでに終わっていたので助かった。

 今朝「無理。ハードディスクが逝っちゃっているので直せません。月曜からもっさりマシンを使ってください」というメールが届く。やはりそうか。まあ無理もない。ちょうどまだ誰も使っていなかった新品のマシンがあったが、自分がそれを使うとは思ってもみなかった。以前どこかで「秋にパソコントラブルがあるので買い換えを余儀なくされるかもしれません」という占断を読み、ひそかに気にしていたが仕事に出るとは。何はともあれ手間はかかるが困るところは避けてくれてありがたい。

2005.11.19

集中力の切れ目

 昨日は開通工事もなく誰もいなかったので作業がはかどった。やはり雑事に振り回されているのか。いつもこういう環境で仕事できればいいのだが、さすがにそれは無理だろうな。

2005.11.14

最初からそうしろよ

 今日は職場の模様替えの最終段階として電話機の調整と多少の移動で終わるはずだったが、どんどん大がかりになり「どうせやるなら徹底的に」となった。思いつきに多くの人が動き、誰も地図を持っていない。当然、仕事どころではない。ただでさえ大量の図面を抱えているにもかかわらず、昨日電源トラブルに見舞われた同僚Mは話が電源系統におよぶと切れ気味になった。遅れてきた設計チームのチーフは電源が抜かれてパソコンが使えないことを知るなり、「明日来る」と言い残して帰った。確かにこの状況ではそうなるだろう。それを見ていた施工のチーフと先週模様替えが終わった他社の人の話に同意しながら、自分も帰りたいくらいだとこぼす。他社の人の「いやここは手伝うべきでしょ」との言葉にぶちまけモードに入りかけた自分は、「明日来るんだったら帰ってもいいよ」とのチーフの言葉にすぐ荷物をまとめて帰った。大人げないがそこまでつきあいきれない。明日は背水の陣の覚悟で臨むことになるか。

2005.11.12

勘弁して

 今週は「今日は早く帰ろう」と思いつつも、いろいろなことが重なってどんどん帰りが遅くなっていく。この分だとどちらにしても土曜日出ざるを得なさそうだ。さらに体調不良が追い討ちをかけてくる。

 アパートに戻ると母親から郵便が来ていた。なんだろうと思いながら封を切ると、高校の同窓会の案内が転送されていた。1年1組だった。なつかしい顔が浮かぶ。少しやる気が出て想像が膨らんだ。

2005.11.10

どこもかしこも

 先週の土曜日に行われた職場の拡張に伴う模様替えは当初今週の土曜に第2弾となるはずが、所長の鶴の一声で月曜日も引き続き行われ、設計チームにも新しい人が入ってきたりと週明けからばたばたしていた。ひとまずコピー機とFAXが他のところへ移り、席の移動もなく広くなった。今の位置が場所的にやりやすいので助かる。これで土曜日出なくてすむのならさらにいいのだがはたしてどうだろう。急な変更のために場所がわからなくなった人が続出している。

2005.11.09

我が町、八戸

 以前から母親より地元の景気が悪く職がないとは聞かされていたが、他のところで求人倍率が全国最低レベルの県内でも下の方だということを知り衝撃を受ける。第二の都市だというのに。市民所得も年々減少傾向にあり、新幹線が開業したにもかかわらず250万円を大きく下回っているそうな。なんじゃその金額は。青森県が公務員との給与格差が全国一というのもわかるような気がする。先月市長選があり、元総務省財務調査官で自民党の推薦を受けた小林眞という人が現職を破って当選したらしい。先週の母親からの電話では「中央から来た人に何ができる」みたいなことを言ったが、こうなったら何がなんでも立て直していただきたいものだ。

2005.11.06

清算づいている

 昨日は洗濯をしたあと手帳の交換をした。それから髪を切りに行く予定だったのだが、気がついたら本の整理を始めていた。やっていくうちにどんどん大がかりになり、今まで手をつけず聖域化していたところにも手を伸ばす。そうたいした量でもないのに収拾がつかなくなり、途中でいらないと判断した本を売りに行った。歩きながら作戦を考え、戻ってくると以前買ったパンをかじり、食べ終わるともらい物のクラシックをかけて作業を再開した。関連づけが終わり、限られたスペースに状況を見ながらはめ込んでゆく。何度となく出し入れをくり返し途中で立ち止まりながらも、なんとか「これでよし」というところまで行った。何が悲しくてせっかくの休日を整理に費やさなければならないのかと思う一方で、やることはやった、これで準備は整ったという気もする。あとはたまったメールマガジンの処理を残すのみか。

2005.11.06

衝動と感覚の清算

 昨日は布団を干し、電話機の充電をしながらいろいろ考えていた。それが終わると出かけて用事を済ませ、来年の手帳を買ってきた。11月に入ったこともあり、入った店はどこもクリスマスムード一色。なんだか取り残されたような気がした。目の前でどこかの子供が父親に手帳を手に取り「これもクリスマスを意識した配色だと思う?」と聞き、父親が疲れた感じで「それは実用品」と答えていた。その会話に力が抜ける。

 それなりに満たされて部屋に戻ってくると、今度は模様替えを思い立つ。試行錯誤をくり返しながら部屋にあるものを移動してそのうちようやくこれならと思えるものになり、「よし、これでどうだ!」と誰にともなく言い捨てた。

2005.11.04

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